2019年11月15日(金)……晴(徳島 最高16.0℃最低7.7℃)
鶴風亭さんで朝を迎えております。
6:30 朝食
左 お接待のお昼ごはん 右 尺八を吹くご主人に見送られ……
今日は、第20番 鶴林寺を打ちに山を登り下り、
続けて、第21番 太龍寺へ山を登り下り……
つまり、山登り×2なので早目に出発したかったのですが、
朝食TIMEに、ご主人の不思議な話に話し込んでいたりして、
やや遅めとなりました。(笑)
7:48 登山口 最寄りバス停は『生名』? たぶん
ここからは、歩き遍路道標示の通りに住宅地の中を登って行くと……
7:56 これも登山口
7:59 勝浦町を一望&お別れ
8:04 茅葺き遍路小屋 WC付き…WCは緊急用というかんじ。。(・。・; ※この時、個人の感想
標示の通りに進めば、さくさく来れました。ずっと登り坂ですけどね。
左 コンクリートロード 右 しまいには階段付き! 小刻みに階段登る方がラクでした^^(笑)
しかし、高度は上がって行くのですが、なかなか土の道に入らない……
もしかして、物凄く整備されてるかんじの山道なんだろうかと思い始めました。
そして、それで合ってました。
8:20 水呑大師 H(標高)180
お大師様が杖をついたら水が出た系の名所(?)です。
左 まろやかで山水なのに冷たくないのが印象的でした 右 阿波遍路道の看板
ここで、順打ちの歩き遍路・ご夫婦に出会いました。
ペースが私の方が早いみたいだったので追い越し、この後、お会いすることはなかったのですが、
なんと、この日の宿が同じでした。会う人には会うというジンクスがここでも(笑)。
今回の遍路では、歩き遍路さんには殆ど会わなかったので、
そんな中で出会った人が同宿というのは、結構、すごい偶然かも……と言うか、
行程やペースが同じだったってことでしょうか^^;。。
それにこの日、私は遅めの出発だったので、
もっと早くに出発した歩き遍路さんに追いつけなかったのかも……それもあるかと。
とても凛とした雰囲気の林道 (リンとしたリンドウ?!?)
11月半ばですが山登り中は帽子さえも暑くて、木陰では脱いでました
お日様は何処でも同じ。なのに特別に感じるのは、特別な場所から見るから。
ということは、
特別なものを見たり体験したいなら、特別な場所に立たないといけない……
みたいなことを感じました。
ずっと普通の場所にいても、何か特殊な太陽が昇ってくることはないのだから、
もし人生を変えたければ、特別な場所に移動したり、そこに立つ必要があるのだ、と。
個人の感想です。(そりゃそうだ(笑))
8:54 鶴林寺登り 中腹の眺望地
天気のいい日に、この景色を眺めることが念願だったんです……。
右下の旧小学校と、橋は、この後に通ります
山登り×2の行程なので、軽い荷物&天気のいい日というのが私の必須条件でした。
週間天気予報を見てイチかバチかぐらいの判断になるのですが……
今年の11月、中四国地方は晴天の日が続いていたので、たぶん大丈夫と思って決めました。
その後も15日の快晴予報だけは動かなかったので、正に『お天気に恵まれ』ました。
そんな私ですが……ここに来る前、こんなアドバイスをもらいました。
「なんでも予定を決めるのは良くない、何も考えずにやった方がいい」
私の何をどう思って、何処まで考えて頂いての言葉かはわからないのですが、
こうして言われるからには何か意味があるんだろうか……と、思いはします。
でも、そう言われても申し訳ないですが、
ここだけは晴れの日がいいという場所に行く時は、晴れ予報の日に予定を決めたいし、
今後もそうすると思います。(笑)
その代わり、それ以外の日はあきらめますから。(^○^)
鶴林寺道は終ぞ、よく整備された山道でした。
9:10 左 山門前WC 右 タクシーがいる! ここまで来てくれるんだとビックリ Σ(゜o゜)
鶴林寺境内にはWCがないから駐車場で済ませておいた方がいい、と、
どなたかのブログに書いてあったので、それに従いました。
結論から言うと、ここで済ませて、第20番を打ち、
下山先の旧小学校WCまで1時間半、この時の私は何とか『もち』ました。
さて、麓の宿を出て約1時間半、
第20番札所 鶴林寺(かくりんじ)に到着しました 三3
9:17 山門前
ふつうに通過しようとしたら、鶴の仁王像(?)になってるのに気づき、撮影。
でも、「鶴になっててかわいい!」と言うよりは……厳しい雰囲気の木像でしたね。
ですが、最初にお会いした掃き掃除をされている方が女性だったせいか、
とても優しい雰囲気できれいなお寺さん、という印象を持ちました。
左 ご本尊は地蔵菩薩様 右 本堂とお塔
鶴林寺はお地蔵様のお寺……だと思って登って来たので、
「お地蔵様だ~」と、撮影。
子供を守る仏様だから微笑ましくていいなぁ、私も子供の頃はお世話になったんだろうと思って。
本堂
ご本尊 地蔵菩薩 「おん かかかび さんまえい そわか」
ご覧の通り、珍しいジャングルジム構造の建物……ではなく工事中でした。(笑)
写経① 除災招福
お地蔵様の御利益は……延命長寿ぐらいかと思っていたのですが、
災いから守ってくださる = 福を招くことも叶えてくださると知って、
そういう願文で書いてきました。
何故、写経箱に、こうも夥しく貼ってあるのか謎ですが、鶴シールがかわいかったです。
でも、交通安全なのに何故ここに? 車とかじゃないの?(笑)
左 本堂向かって左の木が菩提樹降臨の杉(この木で合ってる?) 右 お地蔵様と三重塔
お大師様が修行をしていると、
雌雄二羽の白鶴が黄金地蔵菩薩を守護しながら舞い降りた、という伝説があるから、
その杉と鶴で有名なのだそうです。
私はアメーバブログで別タイトルのブログを書いているので、
そちらのリンクから飛んで読んでくださっている、
お遍路には余り詳しくないという方もいらっしゃるので、
私なぞの説明が肝心となってくるのに、こんな粗い説明しか書けなくて、すみません。。
だけど、何処ぞの難しいコピペ文を載せただけなら、それは私のブログではない。
(と、思って自分変換した文章にしているという話。ちゃんと説明せいよ。(笑))
この空の上辺りで、そんな奇跡な光景があったのかなぁ……と見上げて、本堂を後にしました。
大師堂 『道中安全』を祈願した写経②を納めました
ぶっちゃけ、本堂と逆ではと思ったぐらい、大師堂の方が立派な建物でした。
ここは、実際に訪れてみて「思っていたのと違うな」と思ったお寺、暫定一位です。
もっと男性っぽい札所だというイメージを持っていました。
が、ここでお会いした関係者の方は女性ばかりで、
帰り道を尋ねた時など、とても親切に接して頂きました。^^
9:42 歩き遍路の下山口……※ ここのWCは閉鎖中
遅くとも9時40分には出発しなくてはならない……こんなの撮ってる場合でもないのに、
下り口が謎だった為、撮っておきます。
10中9.5が、車で登ってくる山寺では、歩きの下山場所が謎なことがある……
第12番 焼山寺と同じパターンがここでも。(笑)
歩き遍路の下山口……聞かないとわからなかった
前はここ↑ もう少しわかる案内があったみたいなんですが……逆に、
駐車場に戻るだけの人が歩き遍路道に入り……でも、したのかな?
ここから先は確かに、うっかり下った人には大変過ぎる山道でした。
基本、山下りではカメラを出さない様にしているので、画像がないのですが、
鶴林寺の東南側の斜面は急勾配になっていて、下るのにエライ苦労……
すぐ下に山里がある筈なのに、下り続けても何故か降りれていない恐怖も感じました。
10:31 いま(まだ)ここ
やっと人里の外れらしいところに出ました。ホントに下りがえらく長かった。。
感覚的な話じゃわからないから、数字的に説明せよと言われたら、
標高500の鶴林寺から標高40までを真下に降りた大変さ……となりましょうか。
お遍路が始まって、すぐの試練・へんろころがしの第12番 と、
鶴さん・龍さんと称される第20番、第21番 は、比較されることが多いですが……
前者よりは、慣れたせいか後者の方がマシという意見が優勢な気もしますが、
私個人的には、
第12番のへんろころがしは、逆打ちならもう一回やってもいいけど、
第20番、第21番の山越えは逆打ちするのもイヤだと思います。
(第21番の方は次来る時があれば、太龍寺ロープウェイで登り降りしたいです。(笑))
トイレ ← トイレ ← トイレ
旧小学校へと突入します 三3
10:43 旧大井小学校WC
建て付けがよくなくて木戸が開かなくて、一瞬、『鍵、かかってる?!』と、
ヒヤッとしました。(笑)
輪袈裟掛けまであって、予想に反して水洗式と、とても設備の整ったお手洗いでした。
管理されている方々、ありがとうございます!
10:45 旧小学校の先の休憩所
結構、時間が押しているのですが、「ここで10分休憩する」と、決めて休みます。
他の人が休みなしで行こうとも、自分は。幸い、一人しかいないんだし。
(本当、今日は歩き遍路の人に会わない……)
お見苦しくて恐縮ですが、靴下の画像。。自分には何よりの備忘録になるんです。
結論、
『歩く前に足指に馬油を塗る + 五本指靴下×夏用メッシュの薄手靴下二枚重ね』……が、
肉刺(まめ)対策には一番いいです。私には。
あと、休憩時に靴を脱ぐのと。(笑)
長くなりましたので皆様も、どうぞご休憩を(笑)^^
②に続きます!