ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

徳島11日目① 第20番 鶴林寺 特別な太陽

 

 2019年11月15日(金)……晴(徳島 最高16.0℃最低7.7℃) 

 

 鶴風亭さんで朝を迎えております。

 

f:id:nayumimahenro:20191125090056j:plain

 6:30 朝食

f:id:nayumimahenro:20191125090229j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125090344j:plain

 左 お接待のお昼ごはん  右 尺八を吹くご主人に見送られ……

 

 今日は、第20番 鶴林寺を打ちに山を登り下り、

 続けて、第21番 太龍寺へ山を登り下り……

 つまり、山登り×2なので早目に出発したかったのですが、

 朝食TIMEに、ご主人の不思議な話に話し込んでいたりして、

 やや遅めとなりました。(笑)

 

f:id:nayumimahenro:20191125090614j:plain

 7:48 登山口 最寄りバス停は『生名』? たぶん

 

 ここからは、歩き遍路道標示の通りに住宅地の中を登って行くと……

 

f:id:nayumimahenro:20191125091132j:plain

 7:56 これも登山口

f:id:nayumimahenro:20191125091355j:plain

 7:59 勝浦町を一望&お別れ

 

f:id:nayumimahenro:20191125091633j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125091704j:plain

 8:04 茅葺き遍路小屋 WC付き…WCは緊急用というかんじ。。(・。・; ※この時、個人の感想

 

 標示の通りに進めば、さくさく来れました。ずっと登り坂ですけどね。

 

f:id:nayumimahenro:20191125091944j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125092034j:plain

 左 コンクリートロード  右 しまいには階段付き! 小刻みに階段登る方がラクでした^^(笑)

 

 しかし、高度は上がって行くのですが、なかなか土の道に入らない……

 もしかして、物凄く整備されてるかんじの山道なんだろうかと思い始めました。

 そして、それで合ってました。

 

f:id:nayumimahenro:20191125092426j:plain

 8:20 水呑大師 H(標高)180 

 お大師様が杖をついたら水が出た系の名所(?)です。

 

f:id:nayumimahenro:20191125092458j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125092751j:plain

 左 まろやかで山水なのに冷たくないのが印象的でした  右 阿波遍路道の看板

 

 ここで、順打ちの歩き遍路・ご夫婦に出会いました。

 ペースが私の方が早いみたいだったので追い越し、この後、お会いすることはなかったのですが、

 なんと、この日の宿が同じでした。会う人には会うというジンクスがここでも(笑)。

 

 今回の遍路では、歩き遍路さんには殆ど会わなかったので、

 そんな中で出会った人が同宿というのは、結構、すごい偶然かも……と言うか、

 行程やペースが同じだったってことでしょうか^^;。。

 

 それにこの日、私は遅めの出発だったので、

 もっと早くに出発した歩き遍路さんに追いつけなかったのかも……それもあるかと。

 

f:id:nayumimahenro:20191125093139j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125093206j:plain

 とても凛とした雰囲気の林道 (リンとしたリンドウ?!?)

 

f:id:nayumimahenro:20191125093227j:plain

  11月半ばですが山登り中は帽子さえも暑くて、木陰では脱いでました

 

 

 お日様は何処でも同じ。なのに特別に感じるのは、特別な場所から見るから。

 ということは、

 特別なものを見たり体験したいなら、特別な場所に立たないといけない……

 みたいなことを感じました。

 ずっと普通の場所にいても、何か特殊な太陽が昇ってくることはないのだから、

 もし人生を変えたければ、特別な場所に移動したり、そこに立つ必要があるのだ、と。

 個人の感想です。(そりゃそうだ(笑))

 

f:id:nayumimahenro:20191125100149j:plain

 8:54 鶴林寺登り 中腹の眺望地f:id:nayumimahenro:20191125100304j:plain

 

 天気のいい日に、この景色を眺めることが念願だったんです……。

 

f:id:nayumimahenro:20191125100559j:plain

f:id:nayumimahenro:20191125100642j:plain

 右下の旧小学校と、橋は、この後に通ります

 

 山登り×2の行程なので、軽い荷物&天気のいい日というのが私の必須条件でした。

 週間天気予報を見てイチかバチかぐらいの判断になるのですが……

 今年の11月、中四国地方は晴天の日が続いていたので、たぶん大丈夫と思って決めました。

 その後も15日の快晴予報だけは動かなかったので、正に『お天気に恵まれ』ました。

  そんな私ですが……ここに来る前、こんなアドバイスをもらいました。

 

 「なんでも予定を決めるのは良くない、何も考えずにやった方がいい」

 

 私の何をどう思って、何処まで考えて頂いての言葉かはわからないのですが、

 こうして言われるからには何か意味があるんだろうか……と、思いはします。

 でも、そう言われても申し訳ないですが、

 ここだけは晴れの日がいいという場所に行く時は、晴れ予報の日に予定を決めたいし、

 今後もそうすると思います。(笑)

 その代わり、それ以外の日はあきらめますから。(^○^)

 

 

 鶴林寺は終ぞ、よく整備された山道でした。

 

f:id:nayumimahenro:20191125101611j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125101645j:plain

 9:10 左 山門前WC  右 タクシーがいる! ここまで来てくれるんだとビックリ Σ(゜o゜)

 

 鶴林寺境内にはWCがないから駐車場で済ませておいた方がいい、と、

 どなたかのブログに書いてあったので、それに従いました。

 結論から言うと、ここで済ませて、第20番を打ち、

 下山先の旧小学校WCまで1時間半、この時の私は何とか『もち』ました。

 

 さて、麓の宿を出て約1時間半、

 第20番札所 鶴林寺(かくりんじ)に到着しました 三3

 

f:id:nayumimahenro:20191125103735j:plain

  9:17 山門前

  

 ふつうに通過しようとしたら、鶴の仁王像(?)になってるのに気づき、撮影。

 

f:id:nayumimahenro:20191125104055j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125104118j:plain

f:id:nayumimahenro:20191125104234j:plain

 

 でも、「鶴になっててかわいい!」と言うよりは……厳しい雰囲気の木像でしたね。

 

f:id:nayumimahenro:20191125104304j:plain

 

 ですが、最初にお会いした掃き掃除をされている方が女性だったせいか、

 とても優しい雰囲気できれいなお寺さん、という印象を持ちました。

 

f:id:nayumimahenro:20191125110043j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125110006j:plain

  左 ご本尊は地蔵菩薩様  右 本堂とお塔 

 

 鶴林寺はお地蔵様のお寺……だと思って登って来たので、

 「お地蔵様だ~」と、撮影。

 子供を守る仏様だから微笑ましくていいなぁ、私も子供の頃はお世話になったんだろうと思って。

 

f:id:nayumimahenro:20191125110114j:plain

 本堂

 ご本尊 地蔵菩薩 「おん かかかび さんまえい そわか」

 

 ご覧の通り、珍しいジャングルジム構造の建物……ではなく工事中でした。(笑)

 

f:id:nayumimahenro:20191125112202j:plain

 写経① 除災招福

 

 お地蔵様の御利益は……延命長寿ぐらいかと思っていたのですが、

 災いから守ってくださる = 福を招くことも叶えてくださると知って、

 そういう願文で書いてきました。

 

f:id:nayumimahenro:20191125112230j:plain

 

 何故、写経箱に、こうも夥しく貼ってあるのか謎ですが、鶴シールがかわいかったです。

 でも、交通安全なのに何故ここに? 車とかじゃないの?(笑) 

 

f:id:nayumimahenro:20191125111212j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125111139j:plain

 左 本堂向かって左の木が菩提樹降臨の杉(この木で合ってる?)  右 お地蔵様と三重塔 

 

 お大師様が修行をしていると、

 雌雄二羽の白鶴が黄金地蔵菩薩を守護しながら舞い降りた、という伝説があるから、

 その杉と鶴で有名なのだそうです。

 

f:id:nayumimahenro:20191125112116j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125112053j:plain

 

 

 私はアメーバブログで別タイトルのブログを書いているので、

 そちらのリンクから飛んで読んでくださっている、

 お遍路には余り詳しくないという方もいらっしゃるので、

 私なぞの説明が肝心となってくるのに、こんな粗い説明しか書けなくて、すみません。。

 だけど、何処ぞの難しいコピペ文を載せただけなら、それは私のブログではない。

 (と、思って自分変換した文章にしているという話。ちゃんと説明せいよ。(笑))

 

f:id:nayumimahenro:20191125112332j:plain

 

 この空の上辺りで、そんな奇跡な光景があったのかなぁ……と見上げて、本堂を後にしました。

 

f:id:nayumimahenro:20191125112357j:plain

 大師堂 『道中安全』を祈願した写経②を納めました

 

 ぶっちゃけ、本堂と逆ではと思ったぐらい、大師堂の方が立派な建物でした。

 

 ここは、実際に訪れてみて「思っていたのと違うな」と思ったお寺、暫定一位です。

 もっと男性っぽい札所だというイメージを持っていました。

 が、ここでお会いした関係者の方は女性ばかりで、

 帰り道を尋ねた時など、とても親切に接して頂きました。^^

 

 

f:id:nayumimahenro:20191125112451j:plain

 9:42 歩き遍路の下山口……※ ここのWCは閉鎖中

 

 遅くとも9時40分には出発しなくてはならない……こんなの撮ってる場合でもないのに、

 下り口が謎だった為、撮っておきます。

 10中9.5が、車で登ってくる山寺では、歩きの下山場所が謎なことがある……

 第12番 焼山寺と同じパターンがここでも。(笑)

 

f:id:nayumimahenro:20191125112754j:plain

 歩き遍路の下山口……聞かないとわからなかった

 

 前はここ↑ もう少しわかる案内があったみたいなんですが……逆に、

 駐車場に戻るだけの人が歩き遍路道に入り……でも、したのかな?

 ここから先は確かに、うっかり下った人には大変過ぎる山道でした。

  

 基本、山下りではカメラを出さない様にしているので、画像がないのですが、

 鶴林寺の東南側の斜面は急勾配になっていて、下るのにエライ苦労……

 すぐ下に山里がある筈なのに、下り続けても何故か降りれていない恐怖も感じました。

 

f:id:nayumimahenro:20191125125315j:plain

 10:31 いま(まだ)ここ

 

 やっと人里の外れらしいところに出ました。ホントに下りがえらく長かった。。

 感覚的な話じゃわからないから、数字的に説明せよと言われたら、

 標高500の鶴林寺から標高40までを真下に降りた大変さ……となりましょうか。

 

 お遍路が始まって、すぐの試練・へんろころがしの第12番 と、

 鶴さん・龍さんと称される第20番、第21番 は、比較されることが多いですが……

 前者よりは、慣れたせいか後者の方がマシという意見が優勢な気もしますが、

 私個人的には、

 第12番のへんろころがしは、逆打ちならもう一回やってもいいけど、

 第20番、第21番の山越えは逆打ちするのもイヤだと思います。

 (第21番の方は次来る時があれば、太龍寺ロープウェイで登り降りしたいです。(笑))

 

f:id:nayumimahenro:20191125125358j:plain

f:id:nayumimahenro:20191125125433j:plain トイレ ← トイレ ← トイレ 

 

 旧小学校へと突入します 三3

 

f:id:nayumimahenro:20191125125539j:plain

f:id:nayumimahenro:20191125125612j:plain

f:id:nayumimahenro:20191125125641j:plain

 10:43 旧大井小学校WC

 

 建て付けがよくなくて木戸が開かなくて、一瞬、『鍵、かかってる?!』と、

 ヒヤッとしました。(笑)

 輪袈裟掛けまであって、予想に反して水洗式と、とても設備の整ったお手洗いでした。

 管理されている方々、ありがとうございます!

 

f:id:nayumimahenro:20191125130245j:plain
f:id:nayumimahenro:20191125130309j:plain

 10:45 旧小学校の先の休憩所

 

 結構、時間が押しているのですが、「ここで10分休憩する」と、決めて休みます。

 他の人が休みなしで行こうとも、自分は。幸い、一人しかいないんだし。

 (本当、今日は歩き遍路の人に会わない……)

 

 お見苦しくて恐縮ですが、靴下の画像。。自分には何よりの備忘録になるんです。

 結論、

 『歩く前に足指に馬油を塗る + 五本指靴下×夏用メッシュの薄手靴下二枚重ね』……が、

 肉刺(まめ)対策には一番いいです。私には。

 あと、休憩時に靴を脱ぐのと。(笑)

 

 長くなりましたので皆様も、どうぞご休憩を(笑)^^

 ②に続きます!