ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

原付遍路2日目 別格⑬番~⑭番~⑯番~民宿岡田

 

 2022年 5月16日(月)……曇ときどき晴れ

 

 愛媛県新居浜のホテルで朝を迎えております^^

  

 宿泊者にはパン&ドリンク朝食付き ↗は お茶ではなくてオニオンスープ

 

 競合が多い地域で、充実おかずの朝食があるホテルと、

 どちらにするか迷ったけど、

 焼き立てパン&ドリンク 朝食付きならいいか……と、

 このホテルを選んだのですが、

 パンは6~7種類のみで、想像以下のミニサイズ。(笑) 

 

 普通に美味しかったのでいいんですけどね^^

 

 朝ごパン後、原付で出発です 三3

 

 

 新居浜の市街地を抜けると 思った以上の山合の峠道だった

 善根宿(ぜんこんやど)

 

 『善根宿』の文字が飛び込んできました。遍路者として見逃せないかんじです。

 まだ新しいらしく、

 私の持ってる黄色い遍路地図(2016年11版)には載ってません。

 

 いまこの辺り 走行中 三3 歩きだと一泊二日~かかる区間……いつか歩いて遍路する予定です!

 

 11号線、相変わらず大型トラックが絶え間なく走ってます 三三3

 

 運送トラックはプロですから、追い越すのも巧いので、いいのですが。

 何とは言い(え)ませんが、運転が横暴な業種と車種の経験則があります……よ😁

 

 ところで、この道だからなのか、わかりませんでしたが、 

 四国は原付バイクの数が少ない様な……交通量のワリに走ってないんですよね。

 大型バイク(ツーリング系)は、見るんですが……。

 

 左:7の緑茶が好きですが、四国は店舗数が激少な 右:また手書きの行程表を頼りに

 

 ちょっとお手洗休憩です。だいたい一時間置きかな。

 原付は風を受けるので寒いからか、そのぐらいになるんですよ(^_^;)。

 

 

 また、伊予三島とか四国中央市街地から、

 都会の道になって、車線変更とかが厄介です。でした。

 

 何とかクリアして進み、(でも実は間違えたのでムリヤリ軌道修正しました、白線だったし💧)

 

 今日最初の目的地、別格13番 仙龍寺への道を登って行きます、

 原付が。

 

 道はきれいな山中の細道

 

 昨日のお寺で、「明日は13番へ行く」と、言ったら、

 「あの山道は危ないよ……まぁ、気をつけて(*´∀`*)」 と、言われたので、

 ちょっと、いえ、かなりビビっています。

 本当に雨の日じゃなくてよかった!!

 

 第65番 三角寺からも歩く道はあるけど 危険だからダメ絶対って他のお遍路さんに注意された時のメモ

 

 仙龍寺さんへの分岐等で、画像を撮りたかったのですが……

 走行中、特に右折シーンでは無理でした。

 

 堀切トンネルを出て、はいっ、すぐ!に、右折なので、

 その危なさを喚起する為に撮りたかったのですが……

 端に停車させることは可能でしたが、カメラで撮ってたりしたら、

 居合わせた車の注意を引いて、逆に危険かな…………自分が、と、

 判断したので止めました。

 人は自分の為なら、危険を冒さずにいられるものです。(笑)

 

 こんなところにバス停が! 本当に運行しているの?

 一日二便 平日のみですが、上等ですね!

 

 ところが、こんな僻地の山中(失礼)でも、

 比較的若い人が住んでいそうな家が、あったりするんですね。

 全然、四国中央市への通勤圏内なんでしょうか。さすがに車通勤だと思いますが……。

 

 更に進んだ先……『別格本山 奥の院 仙龍寺』の青看板が見えて、到着しました!

 

 仙龍寺入口 麓の道沿いに砂地の駐車場あり ブルーシートにドキッとしますが 工事中?

 

 原付なので、(車みたいに擦れ違いが難しくないので)

 上の境内まで登って行こうと思っていたけれど……

 

 実際に急坂(目視45度)を目の当たりにして、止めました。

 スーパーカブですが、50ccなので、そぉんなに馬力がないんですよ。

 

 低速(1速)で登ることは可能かもしれませんが、

 低速なぶんバランスを崩しやすく、ここで転倒したら、

 シャレにならない大ケガをしそう…………原付が、と、

 判断したので止めました。

 私は原付の為なら、危険を冒さずにいられるものです。(笑)

 

 こんなところで、今さら何ですが、

 原付の名前は『ライオンズゲート号』、

 通称「ゲートちゃん」です。

 

 買った当日、宇宙のライオンズゲートとやらが開いていたそうで、

 それに因んで名付けたので、

 仮面ライダーとは関係ないんですよ。

 (そもそも、どう関係するのか私わからないんです(^_^;))

 

 仙龍寺 境内

 

 結構、車で登って来られてますね……大きい車なのに凄いなぁ。

 

 

 別格13番 仙龍寺

 本尊 弘法大師

 真言 なむ だいし へんじょう こんごう

 

goo.gl

 

 お寺の公式サイト↓

www.okunoin-senryuji.com

 

 手水が滝の水? そもそも滝の流れの上に造られている!!

 自分は原付で来て、歩いて登って来たけれど、

 この取り囲んでいる山中を通って来るルートも、あるんですよね……。

 ※ 現在、通行可能かは不明です

 

 まぁ、危険な山はいくらでもあるんでしょうけど、

 何というか、こちらの山の雰囲気は特殊なかんじがして、

 ここを通れる(と思って歩ける人がいる)ことに驚きです。

 

 靴を脱いで上がる 以上

 

 境内には、必要最低限のことしか表示されておらず、

 このご時世(コ□ナ禍中)、消毒薬など一切、置かれていないのが潔い。

 

 納経の前に……お手洗に向かうことにしますが、

 こちらもバリアフリーなど、まるで存在しない時代の建物感が凄いです。

 

 左:当然? 男女共用。しかし意外にも(?)水洗でした 右:洗面台……これ、水道じゃない!!

 

 WCは想定内でしたが、

 手を洗う処が水道じゃない(蛇口、水道管がない↑)のには、

 さすがに驚きました!(*゚ロ゚)

 

 以前は宿坊をされていたそうですが、

 現在は(コ□ナ禍になる前から)やっていないのは、

 人手不足とか採算の所為かと考えていましたが、

 ここに泊まれるガッツのある現代人がいないからではないか……と、

 思ってしまいました。個人の感想です(笑)

 

 何かもう 外の空間に 自然に 剥き出し過ぎる!!

 

 手摺りに干された雑巾が、何度も朽ちるまで洗っていた頃を彷彿とさせ、

 小学校の低学年までは、こんなの使ってたなー…と、思い出しました。

 

 中学年ぐらいになると、あんまりボロ過ぎる雑巾だと、皆、嫌がって、

 掃除をしなくなったので、

 先生自ら、「もう、捨てていいよ」とか言っていた様な……

 

 本堂こちら←

 

 この角を曲がると、売店(授与所)になっており、

 その前を通って、奥にある御本尊の前に着きました。

 ……また、本職に納経を聞かれるタイプの本堂なんですね😓

 

 左:剥き出しの岩の合間に御本尊 右:お唱えが済んだら『念珠玉』購入

 

 お大師様、42歳の時に ここの岩窟で修行されたそうです

 

 他の、お大師様が修行された伝説の地でも、

 剥き出しの岩の合間に仏像が安置……と言うか、

 修行された岩場に、後から建物を造っただけ、という場所はあるので、

 

 とにかく、お大師様は何歳になられても、

 こういう岩場(で修行)がお好きなんだなぁという感想を、

 ここでも持ちました。

 

 画像だと伝わりにくいでしょうが、左側の暗渠には滝が流れています

 ※ 階段はあるけど立入禁止になってました 昔は滝へ降りて行けたのかな?

 

 滝の流れる岩場に、寺を建てて、くっつけた……そう建てようと思ったのが凄いし、

 結構、昔の時代(昭和中期?)に、建てられたのが凄い。

 

 自然空間の凄さ、そこに人工物をぶっつけた人間の凄さ、

 こんな辺境で平日なのに、子供の笑い声が奥で響いていて(何かの行事かな?)、

 僧侶の方も、現代人とはちょっと異なっているかんじ……

 

 とにかく、何もかもが規格外で、何とも不思議な場所でした。

 

 

 私 「……言うなれば『仙境』?」

 

 仙境、という言葉は、こういう場所で使う為にあったのだな、と、思いながら、

 この地を後にしたのでした。

 

 左:無事に来れて感謝です 右:登りは何とかなっても こんな急坂を原付で下るのが怖いんですよ!!

 

 

 それから、山道を下り、人里の中の192号線へ。

 昼食を調達する為に、伊予三島方面にあるファミマまで戻りました 三3

 

 此処はファミマ四国中央金田町店……だそうです。ファミチキ&HOTコーヒーランチ

 

 一遍路一ファミチキ(一日一善みたいに)。

 食後、次の目的地を目指します 三3 

 ファミマから4㎞弱ぐらいのところなので……原付だと、すぐ。

 

 第14番 椿堂

 左:駐車場は道路を挟んだ向かいに たまに通る他の車や歩行者に注意

  右:運転中のマスクはウレタン 曇りにくく寒さ対策にもなります

 

 大阪からの車遍路さんと、駐車場にて、しばし交流。

 歩き遍路の時は、駐車場にいるお遍路さんとは接触がないので、新鮮です。

 余談ですが、今回、大阪から四国に来ている車が多かったです。

 大阪、和泉、なにわ……なんでやねん? 知らんけど。

 

 

 

 別格14番 椿堂

 本尊 延命地蔵菩薩

 真言 おん かかかび さんまえい そわか 

 

goo.gl

 

 お寺のサイト↓

www.tubakidou.com

 

 左:朱塗りの鐘楼……山門 右:大師堂はその前

 

 入口の朱塗りの山門(鐘楼付き)が印象的、その御前が大師堂でした。

 参拝する順番に悩みますが……

 お遍路なので、一般的な順序として、本堂が先とします。

 

 

 これまた印象的な、朱色のお不動様像の奥にあるのが……

 

 

 本堂 ご本尊 延命地蔵菩薩

 

 本堂

 

 私は延命に興味が無いので、家族と友人知人の長い幸せを願います。

 これまた、福運に良さそうな恵比寿……いや、布袋さん像がいらっしゃいました^^

 

 

 火伏不動尊

 

 こちらは、しっかりと『火事になりません様に』の願文を。

 現在、個人事業主としてお店を借りたりしているので、大事なのです。

 

 大師堂 納経が済んだら念珠玉を入手

 

 おさわり大師

 

 右手でお大師様、左手で自分の患部を触って、お願いをするそうです。

 結構、念入りに『さす(る)さす(る)』してしまいました。

 しかし、人目があるところだと撫でにくい箇所があるジレンマが……(^0^;)

 

 この後、近くにあった消毒液で手をしっかり消毒しました。

 

 いま現在、不特定多数が触る物(鈴や銅鑼に下がっている紐や、柄杓)は、

 撤去されているのが散見されますが、

 触ると有り難い系の物は置いてくださっているところもあります。

 

 しかし、どんなに有り難いものに触った後でも、

 コ□ナ禍の所為で、消毒してしまいます……。

 

 

 ……さて、今日も、順調に来れたので、

 早めに宿に着きそうです。

 

 宿でゆっくり休むのもいいけれど……

 今日は歩き遍路さんを多く見かけます。(ました)

 

 早く着くと、彼らと重なって、お風呂や洗濯機待ちが面倒かな……

 歩き遍路は大変なので、勿論、優先して差し上げたいのですが。

 そんな思いもあって、

 時間をズラして遅め到着組に私はなる、ことにしました。

 

 一度、宿の傍を素通りして、ガソリン給油して……

 

 

 また、宿の近くまで戻り、

 ここから山を越えた向こうにある札所まで、走ります、原付が 三3

 

 

 愛媛→ 徳島→ 讃岐(香川)……と、ちゃんと雰囲気が変わるのが凄いです。

 画像では伝わらないかもしれませんが、土地の空気感がまったく異なるんですよね。

 人の気質(県民性)も、結構、違いますもんね。

 

 金陵とか川鶴とか……酒に詳しい方が見れば何処の地かわかる? 雰囲気のある町並み~

 別格霊場は(四国88ヶ所ほど)、

 看板がない、目立たないことが多いけど、

 別格16番 萩原寺さんへの道標は、ほぼ見当たらない……

 

 正規というか、ポピュラーな行き方じゃないからでしょうか、と、

 思っていると……

 

 あ、あった

 

 そして、別格第16番 萩原寺に到着した……のですが、

 

 

 

 別格16番 萩原寺

 本尊 伽羅陀山火伏地蔵菩薩

 真言 おん かかかび さんまえい そわか 

 

goo.gl

 

 お寺のサイト↓

www.hagiwaraji.or.jp

 

  駐車場はあちらです 進入禁止

 

 車はダメだろうけど、原付バイク・自転車等は入れそうなかんじ……?

 ですが、ウェルカムなかんじもしないので、看板に従います。ました。

 

 登り坂の少し先に駐車場&WC 広いけど、そのぶん、寺やWCが遠いのが地味にツライ

 

 『水不足です 節水にご協力ください』

 

 讃岐(香川県)のWC、っていうのを実感します。

 いつの時代もいつまで経っても、水不足の地域のイメージが……

 香川県のサイトを念の為に見たら、節水のお願いが出てました。現在も進行形なのですね(^_^;))

 

 話は変わりますが、性別プレートがかわいい。

 

 左:女の子……何か他人とは思えない、親近感(*^▽^*) 右:男の子はこんな↑ これは他人

 

 なかなか広い境内みたいですね

 

 境内にWCは……見当たらなかったなぁ。

 最初と最後ともに駐車場のをお借りしました。

 

 別格二十ヶ寺 お守り念珠とは こういうことです!!

 

 あらためて、境内へ……萩原寺らしく、『萩』があって、

 なんと花がついていたので驚きました!

 

 萩……ですよね

 

 旬(?)は初秋だけど、6月ぐらいには咲き始めるのだとか……?

 てっきり、秋の花だと思っていたので、意外でした。

 

 通称 ハギ寺 

 左:仁王像つき仁王門 但し、風雨などで傷んで修復中とのことで、空でした 右:石段を登ると……

 本堂だった

 

 四国88ヶ所の某お寺とよく似ていたので、急にワープしたのかと思った……

 まぁ、そんなワケはないし、そんなことはよくて、

 

 本堂 本尊 伽羅陀山火伏地蔵菩薩

 

 火伏せのお地蔵様なので、ここでも『火災に遭いません様に』の願文を。

 自分が出さないこと、自分が遭わないこと、どちらも大事です!

 

 大師堂

 

 先出の石段を下り、仁王門をくぐって、戻って来ました。

 

 泰平大黒天様 大師堂の向かって左手におられました

 

 全ての摂社・末社にお参り出来ないので、気になったところだけ……ご挨拶^^

 

 参拝後はお念珠の玉 購入 右の花は……これは萩ではないですよね??

 

 この萩原寺は、第66番 雲辺寺の後で寄られたという方いわく、

 ロープウェイ駅からの行き方がわかりづらく、迷われたそうです。

 私は今回、来れたので、次回予定の歩き遍路の時は寄らずに済む……迷わずにも済みそうで、

 よかったです。(^▽^)

 

 それから、明るい讃岐(香川)から、山中の徳島へと戻ります 三3 

 

 本日、泊まりますのは……

 

 

 民宿岡田

 徳島県三好市池田町佐野牛頭586

 

 個室 トイレ・バス共同

 一泊2食 + おにぎり弁当つき 6500円

 

 浴衣(!)、急須で淹れるお茶(!)、ティッシュ&ゴミ箱・TVあり 

 ……個人の遍路宿で、これだけ揃っているのは珍しい&有り難いかと。

 大きな宿坊でも、どれかが1~2つ欠けているので。(ま、何とかするのでいいんですけどねw)

 

 共同浴場・眺望無し ※ 浴室にフェイスタオルあり

 洗濯機あり 乾燥機200円

 

 

 駐輪場所は……当初、道路沿いに停めてましたが、

 (大丈夫だとは思うけど……ちょっと心配で、尋ねましたら)

 後で、奥の車庫近くに置かせてくださりました(*^o^*)

 

 1階の部屋(内鍵付き) 窓からのビュー 川がほぼ目の前!みたいな

 

 とても有名で、レジェンド宿とも称される老舗。

 立地も相まって、競争率がめちゃ高いのです。

 現在、新型コ□ナ対策で室数を制限しているそうでした。それもあったのね……😥

 

 一度、早く、泊まってみたい宿だったので、来れてよかった~!!

 

 夕食

 

 レジェンドのご主人(93歳)が同席され、

 私以外は歩き遍路、70代の男性4名の夕食でした。

 

 まったくの初心者、先達手前、セミプロ……歴戦数は様々でしたが、

 88箇所中、65札所はクリアして、

 結願が見えてきている所為か、充実と余裕の仕上がり感が見えました。

 

 ナイス煮付け アワード 現在1位 

 

 お料理も美味しかったです^^ 息子さんのお嫁さんが作られているみたいです。

 5月だったので、筍料理が出されており……

 我が家では沢山は食べ(られ)ないので、嬉しかったです。

 筍狙いという理由で、この時季にお遍路しようかな、と、思ったほど。(笑)

 

 レジェンド(ご主人)は、ご自分の知識や経歴をひけらかすことはなく、

 あくまで場の話をじっと聞かれており、その人に必要な情報を、

 空いた時のタイミングに出してくださる、というかんじでした。

 

 私も、いろいろ教わりましたが……その話は、また明日の記事で!

 

 最終形態だ…Z! 布団は自分で敷きます 

 

 

  【2022年 5月16日(月)】 

 本日の走行距離 107キロ

 

 08:40頃 新居浜のホテル 出発~

 11:00 別格13番 仙龍寺 到着

 12:40 ファミマで昼休憩

 13:14 別格14番 椿堂 到着

 14:30 佐馬地エネオスで給油

 15:15 別格16番 萩原寺 到着

 16:40 民宿岡田 到着

 

 時速10キロぐらい、ぶるぶるペースで更新して参ります!

 震えて待たなくてもいいですよ。

 (冗談です)