2024年3月14日(木)…晴
同行二人+1人遍路 のはじまりです。
経緯やタイトルの意味などは前回記事にて↓
徳島駅から
徳島駅発 7:05の汽車に乗ります。
後ろの扉から乗って整理券を取り、前の扉から下車 因みにこちらは後ろ側
逆走D氏のバックパック
(Colombia25㍑)
私が以前、使っていたパックをお譲りしました。
私の身には重過ぎるのと、
新しいパックを購入したため。(後述します^^)
菅笠【文字入り】は、雨と日除けに必要なのでと買ってもらいました。
【文字入り】をお奨めしたのは、
ただの(無地の)菅笠だと、単にそういう趣味の人みたいで、
なんで被っているのか伝わりにくいと思われたからです。
文字が入っている菅笠なら、
お遍路だということが証明されるので、
何処を歩いていても、犬以外には(笑)怪しまれない……はず。
薄日が差す いい朝でした
板東駅到着。
余談ですが、
前回は、高速バスの降車地から歩いて、
第1番札所に向かったので、
私も、初☆板東駅です。
駅を出て……思ったより結構、歩くんですね。
もっとすぐに、門前通りがあるのだと思っていました。
しばし歩いて、ようやく、
第1番札所 霊山寺(りょうぜんじ)
逆走D氏は、あの名物・マネキン姐さんがいない……と、
気にされていたので、まだ朝早いから出てないんじゃないのか、
何処かにいると諭して、(事実、この時は本堂の横の方にいました)
まず、お参りをしました。
左:本堂 右:大師堂
逆走D氏も、宗派が違うので、
まず、本堂と大師堂の違いから話が始まりました。
本堂には『本堂』という看板があるとか、
大師堂には『弘法』と書かれた扁額が大概あるとか、
そんな説明をして……
参拝が終わったので、お手洗に行きたかったのと、
納経所と売店の説明をしたかったため、そちらに向かっていたら、
お遍路男性に声を掛けられました。
「参拝は終わられたのですか?
そちらは山門ではないですよ」
参拝を終えたら、山門から出るという作法を、
伝授されたかったそうです。
「せっかく、お支度をちゃんとして来ておられるので……
勿体ないなと思いまして」
逆走D氏の人徳や御縁で、ちゃんと指導してくださる方と、
こうして出逢えているんだなと思って、聞いておりました。
以後、逆走D氏は教わった作法通りに山門を出入りされていました。
素直な方です。
この後、売店付近にもいたマネキン姐さんを見て、
自分の好みの姐さんはこっちだとか言っておられました。
……素直な方です。
私のNEWバックパック
(モンベル レラパック25㍑)
背面にワイヤーみたいなのが張ってあって、
風が通り抜けるというのが売りのモンベル製品です。
荷物が背中にベッタリ載りかからないため、
背筋が弱い私には楽なのです。
あまり物が入らないので工夫が必要になりますが、
数日の区切り打ち分には問題はないかと……
さて、そろそろ次の札所へ 三3
第2番札所 極楽寺(ごくらくじ)
本堂
大師堂
長命杉の前にある階段を昇った先に本堂……なのが、
私の記憶と違っていたため、
前の時に自分は間違って、本堂ではないお堂で納経したかも?!と、
焦りましたが……自分のブログを確認したところ大丈夫でした(^0^;)
結構、自分の記憶は当てにならないなーーと、あらためて思った次第です。
3番札所への近道
自他共に認める方向音痴の逆走D氏には、
遍路道の見つけ方をマスターしてもらわなければなりません。
この標示はしかし、間違いではないのですが、
山門から入れなくなる近道なのです。
お寺の敷地内に入って、そのことを察した逆走D氏は……
第3札所 山門
一度出て、山門から入り直しましたとさ。
第3番札所 金泉寺(こんせんじ)
左が本堂、右が大師堂
大師堂は靴のまま入れます
また、お大師様のお姿を近くで拝しました。
今年(2024年)は龍年なので、
龍を見ると近寄ってしまいます🐲
金泉寺名所の寿命がわかる井戸 龍年なので龍の宝来ですね^^
こちらも覗いて見ておきました。……私の残り寿命がどうだったかは、
ご想像にお任せします。
逆走D氏にも勧めましたが、
「目が悪いから、どちみちボヤけてしか見えない」と、
行かれませんでした。
まぁ、それはそうかもですね。
ここで、車・自転車・歩き遍路の男性と、お話しました。
車で移動して、自転車も載せていて、歩きと混合してお遍路だそうです。
そういうのもいいですよね^^
また、追々どこかで……と、
一旦、お別れして、
次の札所への道中……(3番~4番の間)
岡の宮の大クス
ものすごい名所とかではないけれど、
ちょっといいな……と思う景色の中を歩く私、みたいな画像が、
1人遍路だと写せないんですよね。
今回は逆走D氏がいるので撮ってもらえました。
(ムリヤリ撮ってもらったとも言う)
この辺で、そろそろ正午……
ファミマ犬伏店のイートインスペースにて昼食をとることに。
左:逆走D氏のチョイスお弁当 右:私が選んだもの+サラダのお裾分け
逆走D氏は明太子ご飯にハマっている様子でした。(本人無自覚)
私は……お腹いっぱいに食べると歩きに支障が出るので、
腹六分目ぐらいにと思ってのチョイス。
憐れに思ってか、D氏がサラダとちくわ天半分を分けてくださりました。
昼食後、歩きます 三3
第4番への遍路道
天気がいいので、逆走D氏も順調に、
歩き遍路道を見つけておられます 三3
四国のみち と へんろ道 は『似て非なるもの』
こんな風にして、一緒になっていることが多いため、
四国のみち = へんろ道 と、
勘違いしそうになりますが、
別々の道なのです。重複している部分が多いだけで。
なので、
必ずしも=(イコール)ではないことを認識しておいてくださいね、と、
お伝えしました。
途端に、『四国のみち』とあるところは違う道だと思い始める逆走D氏。
へんろ道だと標示されているところは、遍路道で合ってますよ(^▽^)v
因みに私、前回は雨天のため、
舗装路の方を通ったので、
ここを通るのは初めてでした。
この道の先にあるはずの……
愛染院さんに寄り道
……に、ちょっと立ち寄らせてもらいました。
すると、
先ほど第3番でお会いした車・自転車・歩き遍路さんと再会、
お接待があるよ~と勧められたので、参拝後に頂きました。
お接待ありがとうございました^^
逆走D氏にも、こういうのがあるよ、頂いても大丈夫だと言うのですが、
何か悪いなと思われるのか、あまり積極的に頂こうとされない様子。
私はと申しますと、自分だったら、
せっかく用意したのに減らない(使ってもらえない)のは哀しい……と、
思うので、頂けるのなら頂きたい所存です。(^▽^)
そうして飴など頂いていると、硝子戸が開いて、
住職様らしき御方が出て来られました。
前に、越久田屋さんという宿でお世話になったので、
ご挨拶させて頂けました。
偶然、お会い出来てよかったです^^
その時(2019年春)の記事↓
その後も、道なりに第4札所を目指して進みますと……
岩田ツヤ子の碑
道端に『岩田ツヤ子の碑』なるものが。
この方は確か……藍の栽培を絶やさない為に尽力した女性の方では?
戦時中、食糧にならないものの栽培を禁じられたのですが、
藍は一年草の為、一年でも植えなかったら種がなくなってしまうのです。
そこで、憲兵に見つからない様にと、
コッソリ栽培していたというのが、この方なのです。
それが、この場所なのか……?
わかりませんでしたが、先を進みます 三3
第4番への遍路道
藍染庵 だそう
こちらにも『岩田ツヤ子の碑』がありました。
どっちがどうなんだろう……?(わかりませんでした)
ぬかるんだ道を往く
このまま第4番さんまで、山道が続くものと思いきや、
途中からトラックでも通れるほどの舗装道路に出て……
山門を潜った先
第4番札所 大日寺(だいにちじ)
本堂……向かって右横からのびる廊下を通って 大師堂へ向かうことが出来ます 三3
本堂から大師堂へ繋がる回廊には、こちらの方々が……
華奢で煌びやかな観音様の✨お像が…
大師堂も参拝後、
こちらをお見かけしました。
今年の元日発生した能登半島地震へ募金
稚児大師ピンバッヂ
お大師様の生誕1250年記念品ですね。
いろいろやってたけど、私は何一つ持ってなかったので、と、
思って選びました。
全額寄付なんて何気に凄いし、させて頂けて有り難いことです。
それから次の札所へ 三3
第5番札所 地蔵寺
本堂
絶賛工事中で、敷地内をガーガーと工事車両が動いておられました。
お地蔵様と梅
梅と大師堂
白衣(袖なし)
話は変わって、
ようやく私も、白衣(びゃくえ)を入手しました。
懊悩の末、袖なしにしました。
決め手は……洗濯した時の乾き易さ。袖ありだと布の面積があるぶん乾きにくいので。
背中の文字が色文字(紫)なのが良くて、
でも、このシリーズ?だと、いちばん最小がMサイズで大きかったのですが……
やっぱり、画像で引いて見るとブカついている様な……。
逆走D氏には、
別メーカー?の、速乾、軽い素材が売りの白衣をお奨めし、
氏は袖ありを買われました。
工事中でしたが きれいな札所でした✨
この5番札所を出たのが14:55。
だいぶ疲れが溜まってきている時間帯です。
そして、次の目的地まで5.3㎞……1時間半ぐらい。
歩き抜く為に、あえてコンビニに寄って、
お茶と栄養ドリンク補給
逆走D氏にも、何か買われては?と言いましたが、
結局、買われませんでした。
栄養は食べ物から摂取したい派だそうです。
まぁ、健康の為には、その方がいいのでしょうけれど。
西へ
西日に向かって進むのは、しんどい。けれど、どうにか……
16:23 到着 山門
第6番札所 安楽寺
本堂 この奥には 実は……あんな空間が広がっていたなんて
大師堂
今日は、ここで打ち止めとなりました!
何故なら、こちらの宿坊に泊まるからです。
講堂シングル【バス・WC付き】 2食付き 8,300円 ※この時
講堂のお部屋
新館もあって、そちらはバス・WCはないそうです。
講堂シングルのお部屋
お布団がふっかふか❣
バスタオル付き(写ってませんが)
これだけ揃ってるのはお見事……なのですが、
ティッシュがなくて💧
疲れ過ぎると鼻血が出るタイプの人は困るかも……それは私。σ(^◇^;)
現にお遍路中、毎朝、鼻血が垂れて目が覚めていました。
こちらがデフォルトのお茶&菓子
堅焼き煎餅みたいな、ちょっと苦手なお菓子だったので……
鬼滅のバニラウェハース おまけシール付き(悲鳴嶼さんかぁ……)
勝手に、自前のお菓子にチェンジ☆しました。
出発前に逆走D氏がくださったものです。ここで頂きましたよ^^
窓からのビュー
これからの予定です☆
お風呂に入ると、夕勤行に出るのが億劫になるので、
夕食 → 夕勤行 → 洗濯 → 入浴 の予定で、動くことに。
夕食のアナウンスが鳴ったので、食堂へ 三3
18:00 夕食
美味しい精進料理。白眉は、こちら……
左:酢味噌和えの蒟蒻など 右:徳島名物そば米汁
好きなんですよね💕
部屋毎に振り分けられたテーブル席で、
私達は、大阪から車遍路の母娘さんと同席になりました。
昨日、お母さまは4度目の結願をされたそうで、
確か4回結願すると先達になれると何処かに書いてあったという様な話を……
食後、19時からの夕勤行へ 三3
(撮影禁止のため画像はありません)
ちゃんと白衣(袖なし)を着て臨みました。
白衣ありとなし半々ぐらいでしたが、浴衣じゃなければOKだそうです。
第6番さんの夕勤行は、内容が盛り沢山🗻
先ず、
本堂の薬師如来様(故・細木数子先生+片桐はいりさん似)の御前で勤行、
それから奥に進んで、
授けられたロウソクに点火、水に流して先祖供養、
祈願など書いた護摩木を自分で火にくべる🔥という、
貴重な体験が出来ました。
しかし、
「お護摩のところに大きなお不動様がおられるので、見てくださいね~」
と、言われていたのですが、
私は、燃え盛る火ばかりを見て祈願していたので、
お不動様を見ることが出来ませんでした(^0^;)。
この後で、女性風呂でご一緒した方も、
同じ事を仰っていました……。
あ、こちらの大風呂は温泉です♨
温度を保つためだったかで加湯はされてるそうですが、
いいお湯でした❣
入浴後の一杯 ここでも栄養ドリンク系をチョイス 謎の白い薬は……VCです☆
宿坊だけど自販機あり。値段もアホほど高くないのでよかったです。
洗濯機(粉洗剤あり)は200円、乾燥機30分100円
30分では乾かなかったため更に課金……100円加金して、
厚手の靴下が乾かず、部屋の暖房前に掛けて乾かしきりましたとさ。
【この時の実際かかった時間】
第1番 7:37~8:45 → 第2番 9:00~9:45 → 第3番 10:25~11:05
ファミマ犬伏店(昼食)11:40~12:10 → 愛染院(参拝・お接待)
第4番 → 第5番 14:19~14:55 → 7神宅店 15:30 → 第6番 16:23到着