ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

高知10日目 塚地峠~第36番~民宿なずな

 

 2024年(令和6年)4月11日(木)通算㉔日目 晴

 

 高知遍路の続きを始めます!

 

 前回は、……新型コ□ナ禍初年度の春🌸

 

 その時の記事↓

nayumimahenro.hatenablog.com 

 

 奇しくも、前回最終日の、

 2020年4月11日 から、

 

 丁度4年目(!)の、

 2024年4月11日 再開です 三3

 

 

 ただ、実は、2022年5月に、

 原付遍路第36番別格5番は、

 打ちに来ておりまして……

 

 その時の記事↓

nayumimahenro.hatenablog.com

nayumimahenro.hatenablog.com 

 

 

 須崎までは到達しているので、

 道の駅すさき土佐新荘辺りから、

 再開……という行程も考えていたのですが、

 

 やっぱり、

 『歩き』で、つなげたいなぁという気持ちがあって、

 『歩き』での最後の地である、

 

 土佐市中心辺りから始めることにしました。

 

 高知駅からバスに乗り、土佐市まで、

 『中島』バス停で下車。

 

 

 セブン11土佐高岡店で装備を調えて……今回の飴はメロンぷっちょ! キミに決めた😄

 ここから遍路道に合流しようと……しばらく行きますと、

 

 古い遍路標示 

 新しい遍路標示

 

 ここから遍路道です☆ また、しばらく道なりに行きますと……

 

 9:45 塚地峠休憩所 WCあり

 左:この度の装備 レラパック25㍑ 右:当面はスニーカーで歩きます 三3



 ここから山道に入るので、

 自称『お大師様の杖』こと、トレッキングポールを出しました。

 普段は、舗装路では使ってません。地面が硬くて逆に歩きづらいから。

 

 10:00 出発~

 

 実は、ここに至る迄の道で男性一人に追い越されました。

 先ほどの休憩所で少し話しましたが、軽身(荷物が小さい)だったので、

 ガチの歩き遍路さんかどうかは微妙?……

 

 今年は『うるう年』で、新型コ□ナ完全解禁後なので、

 歩き遍路は多いはずでは……と思うのですが、

 この時は、

 「……いま、この辺を歩いているお遍路さん、いるのかな?」

 というかんじでした。

 

 地図↑方向 海の方へ向かってゆきます 三3

 左:まぁまぁの高度になるのかな 右:杖は借りれるんですね(この峠限定)

 二輪車での乗り入れはお控えください……とも、看板にあるのだけれど、

 こんな峠の山道を二輪車で走れるものかな??

 

 

 

 とても整備されている、里山の道というかんじです。

 健康促進のために歩いているかんじのご婦人とすれ違いました。

 

 左:遍路俳句?『人生は来世への旅路』 右:タケノコの季節ですね☆

 

 木に『人生は来世への旅路』と書かれた札が下がっていて、

 この時の私の胸を打ちました。

 

 実は……昨夕、高知行きの高速バス車内で、

 伯母の容態がよろしくない、と、連絡を受けていました。

 急いで帰って死に待ち……という状況でもなかったので、

 お遍路は続けるけれど、

 いつ打ち止めになるかの覚悟はしておかないといけません。

 

 ということで……どうしても伯母のこと、伯母の人生などについて、

 思いを馳せてしまっていました。

 

 高齢の伯母の『家族』と呼べる人は、私の父(弟)を除いて、

 みな他界してしまっております。

 しかも、80~50年前級の昔に……です。

 もう転生していても、おかしくないワケなので……(と、聞いています)

 

 今生、あの世、来世、などについて、夢想してしまうのでした。

 

 ⚠ まむし注意

 

 まむし注意⚠……恐怖のフレーズ。

 思わず「マムーシ」と、小声で叫んでしまいます。(癖)

 

 頂上? 赤つつじがキレイでした

 

 頂上……? と、思いきや、どうやらただの分岐みたいです。

 

 左:へんろ道は下り 右:道案内板
 

 頂上と呼ばれる場所に行きたければ、まだ登ってく様ですが、

 へんろ道は下っていくみたいです。

 眺望を楽しみたかった……けど、そんなに時間が余っているワケでもないので、

 

 

 

 残念ですが先を急いで、ふつうにへんろ道の方へ下ります。

 

 すると……

 

 10:50 へんろ道沿いの展望……棚?(竹製)

 眺望が開けて、こんな展望棚?が設置されている場所がありました。

 

 

 この峠を下ったら、海沿いに出て、向かいに見えている山へ行くのです 三3

 

 

 そういう思いで景色を眺める……風な写真を撮る私。

 

 ここをキャンプ地としたら!いい雰囲気…だけど

 

 いい休憩地ですが、めっちゃ風が強かったです。

 たまたまなのか、此処がいつもこうなのか、わかりませんけど。

 風にも負けず休憩していたら、

 ガチ歩きスタイルの男性が通りすがり、眺望を確認して、早々に去って行かれました。

 歩き遍路さん……いますね。いました。

 

 追って、私も下り始めましたが……とても男性の歩幅には追いつけません。

 

 峠の下り道


 さっきのガチスタイルの方とは別の、

 歩き遍路男性に遭遇、此処で追い抜いて頂きました。

 この方はこの後3日間、同宿になったりする男性です。でした。

 

 

 下り道は野趣溢れるかんじですが、それでも整備はされています。ました。

 

 出口(こちら側の入口)

 

 杖の返却口(こちら側だと貸し出し口)があるので、

 ここが下山口(こちら側だと登山口)なのだろうと思われます。

 

 安政地震の碑

 安政地震(1707年)の時に津波があり、その時の教訓を活かしたので、

 後の南海地震(1946年)の時の死者は一名だった、と書かれていました。

 

 ……さて、この日が2024年4月11日、

 約一週間後の17日深夜、豊後水道震源地震が発生し、

 高知県宿毛市愛媛県愛南町付近で震度6弱を記録しました。

 

 先出の歩き遍路さん(通しで順打ち)も、

 その時、揺れが激しかったエリアにいた筈ですし、

 これから行く方面が被害が大きかった地域になるので……

 いま、いろいろ不安で歩かれているだろうと思われます。

 

 勿論、逆打ちの方もそうでしょうし、遍路以外の方々の安否も思いますし、

 早い復旧を願います。

 

 

 話は戻って、へんろ矢印を追って、宅地の中を進んでいくと……

 

 

 堤防の様な壁にぶち当たり、そこから階段を登ると、

 

 23号線道路に出ます。出ました。

 

 あの橋を渡っていきます

 

 この道路も、あの橋(宇佐大橋)も、

 2年前に原付で通過しているので、懐かしいけど何も変わってないな……

 あれから自分の状況は変わってしまったけど、などと、

 感傷に浸りながら歩きます 三3

 

 11:45 ファミマ宇佐店

 

 平日だけどバイク乗りさんが多い、平日だから仕事途中の人の立ち寄りも多い、

 地元の人も通う、そんな町のHOTステーション、ファミマ。ん?

 私も休憩&この時はジャスミン茶を調達して、(後でまた立ち寄ります)

 第36番札所を目指します三3

 

 左:第36番札所へは左折 右:ここから47号線になるんですね

 

 左:残念ながら桜は終わりかけ 右:宇佐大橋の歩道

 

 冬季は強風で大変らしい宇佐大橋ですが、

 この時は特に強風でもなく、ふつうに歩き易かったです。

 

 

 ここも2年前に原付で走り抜けましたが……

 ご覧の通り、停車する場所が全くないため、

 写真とか撮れなかったんですよね。

 (因みに車載カメラもないので動画とかもナシ)

 

 今回は、橋からの景色を堪能しました😊

 

 この橋の往復で、数名の歩き遍路さんとすれ違いました。

 この日の宿が同じだったり、翌日にまた会ったり、翌々日に同じ宿になったり。

 

 下り始め~ 

 

 いよいよ太平洋へ❣

 

 

 山中に旧遍路道があるみたいでしたが……

 私は、海沿いの舗装路を行きます 三3 

 

 

 海水浴場があったり、この先はスカイラインだったりするので、

 それなりに交通量も多く、観光地らしく整備されている道です。

 

 👉青龍寺さんへ

 

 この先の車用看板のところからでも入れます。原付の時はそこから入りました。

 今回は歩きで来たので、歩きならではの↑からINすることに 三3

 

 山門……?

 

 行き着く先の道は、同じです。

 

 六地蔵さん?

 

 あー、そうそう、いらっしゃいましたね、こちらの六地蔵さま!

 

 

 突如として始まる、阿波国(徳島)二十三ヶ所のはじまり~

 

 こういうことです

 前回は、原付とは言え、易々と停車できなかったので、(道幅も広くはないですし)

 いい雰囲気だな~と思いながらも、あんまり撮影できなかったので、

 今回は、惹かれたところだけ撮らせて頂きながら、行くことにします。

 

 第11番 藤井寺 いい笑顔~の薬師如来さま

 

 5月に来た時は紫陽花がキレイに咲き始めていましたが……

 4月だと、まだ、こんなに枯れているのですね💧

 

 左:第19番 立江寺 地蔵菩薩さま 右:第21番 太龍寺 虚空蔵菩薩さま

 

 第15番 国分寺さん そしてシャガの花


 第36番 駐車場付近

 

 私は歩きで来たからいいけど、車の方は此処で戸惑う様です。

 駐車場どこ?

 原付の時は、お寺に近い場所に停めれるなら停めたい一心で、進みましたが、

 車だったら、迂闊に奥へ入っていけないので……

 でも、だいたい皆さん、的確な場所へ駐車されますね^^

 

 因みに前回訪問記事↓

nayumimahenro.hatenablog.com



 13:04 到着

 

 第36番札所 青龍寺(しょうりゅうじ)

 

 

 4月なのですが秋みたいです。

 

 前回(2年前)撮ったのと殆ど同じ構図💦

 こちらが前回(2022年5月)

 

 人の感性など2年じゃ殆ど変わらない……ってことでしょうか。

 

 

 本堂

 

 御本尊 波切不動明王 

 御真言 「のうまく さーまんだ ばさらだん せんだ まかろしゃだ そわたや 

 うんたらた かんまん」

 

 こうなったら意地でも、

 前回とは違う構図を載せたい……のですが、

 はたまた2年前と酷似した画像を撮ってしまってました💦

 もう怖い……自分が。自分の相変わらずさと、変わらなさが。

 

 

 変わったのは、白衣を手に入れたこと!

 長袖か半袖かで懊悩の末、洗濯した時の乾きやすさから半袖を選択……。(駄洒落?)

 

 大師堂

 

 納経後、再訪したら、是非とも成し遂げたかった事柄を……

 

 本堂に置かれてます割符守

 

 この割符守を頂きたかったんですよね!

 


 授かりたいものを選び、半分に割って、ひとつはお納めし、

 根付けの付いた方を自分が持つそうです。

 

 『厄除』と『心願成就』で!
 

 波切不動明王様なので、何と言っても『厄除』、

 そして、結願まで道中安全で行ける様に……『心願成就』を祈願しました。

 

 そうこうしていると、40分ぐらい~過ごしていました。

 

 こちらの札所、断続的に参拝者さんが上がって来られますが、

 皆さん、さっさと用事を済ませて去って行かれるという印象です。

 

 では、私も、そろそろ下りようかと……

 

 

 何やら名残惜しく、ふり返ってしまいます……

 

 

 ようやく念願叶って、歩いて来れて……よかった。

 

 よかった……のですが、

 いま編集していて、割符守の金額が五百円とあることに、

 気づきました。Σ(°0°;)……(;゚艸゚)!!

 

 いや、現地で凄く探したんですよ! 

 値段が書いてないなー…と、思って。

 どうしても見当たらないので、お心付けということなのだろうか、

 護摩木が三百円とあったので、ではこれぐらいかな……という金額を、

 賽銭箱に納めたのですが、

 …………

 足りてなかったです。(滝汗)

 

 ここで書かなくてもいいことかもしれないけれど、

 この事実を隠してアップすることなど出来ません💦

 

 ちょっと、いますぐにお持ちすることは難しいですが、

 後にきっと必ず、お納め致します~~ m(。>(エ)<。)m 

 

 (この後、青龍寺様にご連絡して、現金書留でお納めすることになりました💧)

 

 

 波切不動明王様~💦 本当にゴメンなさい~💦💦

 

 

 さて、通って来た道を戻って(いわゆる打ち戻り)、

 本日の宿まで2時間弱ほど歩く為、

 お手洗&軽食の為に、コンビニへ 三3

 

 15:03 二度目のファミマ宇佐店

 一遍路、一ファミチキ。(一日一善みたいに)

 正午前に来た時に食べておけばよかったのですが……お遍路あるあるで、

 そんなに空腹でもないなら、先に進んでおきたいと思うんですよね💦

 

 またまた来た道を戻り、23号線を須崎市方面へと向かいます 三3

 

 遍路小屋?
 

 何だろう、お遍路専用の休憩所?……と、覗き込んだら、

 お遍路さんが仰向けに寝ておられ、びっくりして、思わず後退してしまい、

 入れませんでした💦

 

 

 ここから須崎市

 

 もう、ここから須崎市になる様です。

 

 

 埋立 市営巡航船のりば

 

 市営巡航船の『埋立』という乗り場が、この建物の奥にあるということです。

 わかりづらいので、見落として通過する人も多いそう。

 (実際、この翌日、外国人の方が通過してしまい……この話はまた後で)

 

 私も明日、巡航船に乗りますが、まだ先にある宿に泊まるので、

 ここではない乗り場から、乗船することになりました。

 そちらはもっと見落とし易いとのことだったので……この話も、また後の記事で!

 

 浦ノ内湾

 

 ……結構、歩いているのですが、ぜんぜん宿の姿形が見えません。

 いや、もしかしたら見えているのかも……と、Gグルマップで検索。

 


 多分、あれかなーーというのが見えていました。

 

 

 車や原付なら、まぁ、すぐの距離ですが……歩きだと遠いよね 三3

 歩いている時に、「車なら一瞬」とか考えちゃ、アカンですけど。

 

 久しぶりに急に長距離を歩いたため、足が痛くなってきたので、

 途中でトレッキングポール(お大師様の杖)を出して、歩きました。

 滅多に舗装路では突かないのに、まぁまぁ、しんどかったんです💧

 

 お宿の手前 

 宿の直前に来て、これ何の養殖だろう?……と、気になってしまいました。

 フナ臭いのですが、魚影などは見当たりません。

 後で聞きましたところ、宿の方がやってるのではなくて、

 他所の方が魚の餌を作っておられるそうでした。
 

 

 16:25 民宿なずな到着

 左:屋根あり駐輪場 右:猫の出迎えあり ※この時



 民宿なずな 高知県須崎市浦ノ内灰方1116

 2食付き 7,900円 ※この時 繁忙期など変動ありだそうです

 

 お宿のサイト↓

nazuna-inn.jimdofree.com

 

 玄関 チェックインは15:00~20:00

 ダイニング まずはここでチェックイン(撮影は翌朝)

 

 私、一番乗りでした。今日の宿泊客は少なく、私入れて3名だと。

 昨日は外国人さんで大賑やかだったそうです。

 (この時は、前日は宿が満室パターンだったみたい…一日ズレると大変です😓)

 

 入浴は16:00~21:00だそうで、

 こちらでは21時までに音が出る作業は終了ルールみたいです^^

 

 2階のお部屋 強風地域らしく なんと二重硝子窓!!

 左:窓からのビュー 右:大事な大事なテレビあり お部屋にあると嬉しい大型鏡もあり^^

 

 入浴後、少しゴソゴソしていたら、18時~ 夕食に呼ばれました。

 

 民宿なずなさんの夕食 18:00~

 

 左から、真アジ、サーモン、タコ、エビ、大女将自慢のシメサバ

 

 刺身の奥には、分厚くて食べ易い鰹がズラリ並んでおられました!

 

 民宿なずなさんに来るなら、

 観光客向け飲食店に行ったり寄らなくても、鰹は食べれますよ✨

 (鰹以外の高知名物が食べたくて、私は行ったり寄るのですが(笑)) 

 

 左:春の草などの天ぷら 右:イタドリ入り煮物、鯛の煮付け

 

 お遍路するなら春だなーと、つくづく思います。

 春の草とか筍とか好物ですし、高知のトマトはやっぱり美味しかった❣

 

 食後のダイニング

 

 この時、ご一緒したのは、

 塚地峠で遭遇した菅笠の歩き遍路男性、

 同郷の車遍路女性……に、ビールをご馳走になりました。

 翌日がしんどくなるかもしれないので、

 お酒は飲まない様に…としていたのですが、

 たまに飲むビールは、やっぱり美味しいですね😋(笑)

 

 お茶、紅茶はフリー ドリンク150円 これとは別に夕食時のアルコールあり

 

 美味しくて、楽しい夜でした!

 

 【2024年4月11日(木)】

 高知県須崎市の気温 最高19.7℃ 平均15.1℃ 

 

 07:45頃 高知駅前 路線バスG6Y4乗車~

 08:40 中島バス停 下車 

 09:00 コンビニ7 出発 

 09:45~10:00 塚地峠休憩所

 10:50 塚地峠 展望棚(竹製)

 11:45~12:05 ファミマ休憩(1回目)

 13:04~14:10 第36番札所 青龍寺

 15:03~15:25 ファミマ休憩(2回目)

 16:25 民宿なずな 到着