2020年(令和2年)4月3日(金)徳島からの通算⑮日目 晴
いよいよ本日、高知県、【修行の道場】に突入です!
実は高知……初上陸なんです。
広島県在住ですから遠くはない筈なのに、
高知は近くて遠かった。(笑)
まずは、旅館えびすさんで朝食。
6:54 朝食
↑の時間に画像を撮っているということは、
朝食は7時からだったのかな?
席に着いた時に、宿のお母さんから、
「室戸岬の方へ行かれるんだったら、
あっちは店が何もないので、よかったら、
朝ご飯の残りでおむすび作って行って」
と、
塩とかラップ類を渡して頂きました。
これは、ありがたい!
クレラップなのが何気に嬉しい……
●ランラップより頑丈なんですよね。(笑)
7:35に宿を出発しました 三3
出発して1分も経たぬうちに、高知・徳島県境です。
(厳密には違ってたんですが)
7:37 水床トンネル
徳島県側
さよなら、徳島。
結願したら、徳島の大麻比古神社(と第1番札所)に、
お礼参りするつもりなので、
また来る予定です。
高知県側
よろしく、高知。
ところで、このトンネルは、
真ん中とか高知と徳島に分かれてなくて、
一部高知、再び徳島という、
飛び地になっているみたいなんです。
ふと、トンネル内で事故があったら……
緊急電話は高知に繋がったんだけど、
高知 「そこは徳島になるんで、徳島に電話してください」
徳島 「いえ、そこだと高知ですね。高知に…」
とか、なったりしないか、心配に。
だって、いかにもありそうじゃ……(苦笑)
トンネルを抜けると、そこは……
高知県境
ここから高知県、東洋町!
しかし、この辺、
海陽だの海南だの海部だの東洋とかの地名で、
何処がどの地名の町だったか……
わけがわからなくなってしまいました。(笑)
『ようこそ 高知県へ!』
こちらこそ、しばらくの間、お世話になると思います^^。
穏やかだけど輝かしい高知初の朝日
朝日に、一日の無事などを祈願する様になっていました。
これは、今回のお遍路に出る少し前からの習慣で……
徳島の第1番札所から、
歩き遍路を始めたのは一年前でしたが、
その頃と、私の意識というか人生観は、
結構、変化してきておりまして…。
昨年までは、いい人生を送りたい ↗
願望が強かったのですが、
いまはもう、人の役に少しでも立って消えていきたい気持ち。
右斜め上(↗)から、
フラット(→)、スーッと消えるかんじです。
そんな風になってから、
今日はじまる一日は、
自分だけの一日じゃないなぁと考える様になって。
こうして歩き遍路をさせてもらえて、
このまま結願まで行けるのなら、
それで消えていけるなら、
お大師様、私は本望です。(心からの本心)
7:58 三谷建設工業って会社の休憩所&トイレ
こんな早朝から、しかも今日は土曜日、
それでも開いてるのかな…?
オテアライリストとして突入してきました……
はい、WC開いてました!
しかも、いいことが表示されていました。↓
右上 キレイなトイレは無料でプレゼントできる……って、
それも、まぁ、いいんですが、
左下
汚れたトイレでは
泣きたいときに泣けない。
……男達は、泣いた。。
この三谷さんの休憩所&トイレには、今後もお世話になります。<(_ _)>
東洋町
東洋町の町中に入りました。
でも、駅名は『甲浦(かんのうら)』。
甲浦という地名と思いきや、東洋町らしいので、
何処だ其処みたいになります。ました。
8:13 道の駅 東洋町
真っ白なリゾートホテルが建つ(写ってませんが)、
道の駅 東洋町。
道の駅という場所は、車でブーンと来て、
何か面白くて良さそうものを買える時はいいけど、
歩き途中の人が重いもの買えるわけでもなし……
でも、どのみち朝なので、
店は開いてなかったんですけどね。(笑´∀`)
さらば 白浜ビーチリゾート
こんなビーチを過ぎると……フツ~ウの峠道を歩くことになりました。
こんな閑散とした山合には誰もいないと思いきや、
突然、道端の草むらに人がいたりして、びっくりします。
どうやら、春の野草を摘んでいらっしゃる様です。
結構、必死になって採っていらっしゃるので、
挨拶は勿論のこと、目もくれないし方がいいのか、少し悩んだのでした。
結論……野草摘み系の人に声を掛ける余地なし。
8:53 生見(いくみ)海岸
ここもまたサーファーの町、
生見(いくみ)という地域に差し掛かりました。
町と呼べるものは最後なので、
しつこいですが、お手洗いはしっかり済ませておきたいです。
私が知る限り、2ヶ所の公衆トイレがあるはずなんですが……
ずいぶんボロッとした看板……不安ですが
生見の入口、
セレモニー会館(いわゆる葬儀屋さん)の手前に、
あやしげな看板を発見しました……
だけど存外、キレイでした!
サーファーっぽい人が庭の様に闊歩していました。
町役場近く 道路沿いにもトイレ
これは↑ ノーマークでした。
というか、役場とか郵便局が道路から離れて建っていることに、
どうも慣れません。
密航は許さないのはいいんですが……
土佐犬の化け物が海から出る?……みたいな絵かと思った。
柑橘系SHOPが点在
ぽんかんとかの柑橘専門店。
道の駅と同じく、買ったら荷物になるので、
歩き遍路には、あんまり縁の無い場所。。
かわいい店構え(^o^)
たんかん、ぽんかーん…♪ と、
ベートーヴェンの『運命』みたいに、
口ずさむ歩き遍路……が、いたら、
それは紛れもなく私かもしれません。
知らんけど。
9:18 左 今日お世話になる宿の看板発見! 右 町外れの弁当屋さん
町外れに、お弁当屋さん発見!
でも、営業しているのか微妙?……と、
近づいて店内をそっと見てみたら、
棚にお弁当が並べられていました。
当てにして行った時に開いていて、
お弁当があると幸運ですね。(^o^)
9:20 その先の東屋にて 10分ほど休憩します!
ゆうべの、人生で見たことのないデカい肉刺(まめ)が衝撃で、
まだ歩き始め序盤なのに、靴を脱いで休憩したんだと思われます。
しかし、休憩、多いね。(笑)
小まめにした方がいいと言うけど、
長く早く歩きたい時は逆効果と見聞きしています。
でも、こんなにお手洗い&休憩ばっかしている人でも、
歩き遍路してるんだってことで、
誰かの安堵につながりたい、私。
因みに今回、大きな肉刺が出来た敗因の一つは、
いつもの高い馬油(バーユ)じゃなくて、
百均の馬油クリームを使ってしまったこと。
高級馬油は優秀だけど、
匂いと取り扱いがちょっとキツくて……
馬油クリームなら、まだ携行が簡単だったので、
それを持って来たんです。
2~3時間の歩行なら問題なかったんですが、
ほぼ1日歩行には無理っぽかったです。
こんなことも、誰かの参考になれればと思います。(^_^)
9:50 野根という集落 入口
ここで、こちらのお寺さんに寄りたいと思います!
これは詳しい&有り難い 野根の案内図
撮ってる時は気づかなかったけど、
円広志の出身地だったんですね。
円広志って誰だっけ?
……探偵ナイトスクープの主題歌を歌ってる方だそうです。
いや、他に大HIT曲があるでしょうに。(夢想花だとか)
御本尊 お大師様 「なむ だいし へんじょう こんごう」
ちゃんと、お唱えさせて頂きました。
御本尊がお大師様のところは、
納経が一回で済むので……ムニャムニャ。(笑)
お接待……お大師様のステッカー(?)と、清め塩
え~っ、清め潮が頂けるんですか?
これは嬉しい! ずっと探していたので。
お寺さんで『塩』って、なかなか売ってないんですよね。
ありがたく、頂きました。
でも……100円のお賽銭じゃ貰い過ぎかなと思って。
護摩木 500円
こちらを奉納させて頂くことにしました。
丁度、いま最大の祈願を。
すみません、願いは一つだけと言われたら、
(一つだけ、と明記されてたもので)
自分のことを願ってしまいました。
けれど、歩き遍路として、
新型コ□ナで斃れるわけにはいかんのです。
『四国お遍路、新型コ□ナに感染 まき散らしていた』 などと、
報道されることになったら、
全・お遍路の名折れとなってしまいます。
単純に、人として申し訳ないですし……。
そこまで自覚し、わかっていて、
お遍路を続ける(た)のは、何故か?
……厳しい声があるかもしれないなと、ずっと考えていました。
怒るのは、その人の自由・考えだから、
いいも悪いも無くて別にいいのだけれど。
私自身は遊びに来たつもりはなく、
私にとって人生をかけた、いまでないと出来ない修行だった。
だから、すぐに帰ろうという選択はしなかった。
もし、批判的なコメントとか頂いてしまって、
それから言い訳がましく書くよりは、
本文に書いてしまっておいた方がいいだろう、と、
この時・当時の判断を載せておくことにします。
鮮やかなのが印象的だった絵馬たち
休憩場所もカラフルで……何というか、ファンシーでした。
通夜堂は当面中止
これも新型コ□ナ対策で……
通夜堂を当てにしていた人は大変だろうと思います。
この時点で、全ての通夜堂が閉鎖されていたわけではなかったですが。
10:20 明徳寺出発
ここで初めて、
追いついてきた系の歩き遍路さんに会いました。
まぁ、「歩き遍路を見ないよね~」という様な話になります。
……なりますよね。
墓とお遍路……何となく親和性が(笑)
聞きますと、今夜の宿が同じでした。
また、追いつき抜かれつつになるでしょうが、と言って、
お別れしました。
私は集落内を散策、写真とか撮れるなら撮りたいので、
自己ペース必守です。(笑)
高知新聞……高知に入ったんだな~~ を、実感
野根の野根まんぢう
買わなかったし、立ち寄るつもりもなかったけど……
私でも知ってる有名な饅頭。
結局、今回の旅のお土産に買いました。
その話は、また数日後…。
アンパンマン(防犯ステッカー)……これまた高知らしいと思った風物詩(??)
野根という集落は、
私が思っていたより人の気配もあり、
なかなか、何かある町だったのかもしれません。
でも、そろそろ国道に戻ろうと思います。
国道55号線 野根バス停
だいぶ遠くに、先出のお遍路さんがいらっしゃいました。
早々に国道側へ出られたので、もう見えないだろうと思ってたので、
少しほっとしました。
でも、私は海を見たり写真を撮ったり、靴を直したりするので、
全然、追いつきません。
でも、こちらの休憩所で追いつきました。
11:11 ゴロゴロ休憩所(WCなしタイプ)
最後に撮ったので無人ですが、
先出のお遍路さんと軽トラのおじさんが先客でいました。
この、ゴロゴロ休憩所の先に、簡易WCが設置されたはずなので、
軽トラのおじさんに尋ねると、
「ずっと通ってきたけど、そんなもん見なかった。あったかもしれんけど」
ということだったので、
あっ、これは無くなってるんだろうな、と、察しました。
(そして、やはり無かったです)
近くにWCがない場所で食事するのは苦手なのですが、
(落ち着いて飲食できない)
先出のお遍路さんが昼休憩されていたので、
ご一緒させて頂くことにしました。
11:11 民宿えびすさんの御厚意で自作させて頂いた、こんぶおにぎり
自分の好きな塩加減、こんぶと海苔の配合だったので、
我ながら、とても美味しい、おにぎりでした!(笑)
先出のお遍路さん……
20リットルバックパックだったので、
20リットルさんと仮名を付けさせて頂きます。
20リットルさんを先に送り出して、
私も歩き再開しました。
それから宿まで、
20リットルさんに追いつくことはありませんでした。
こんなの撮ってみる(自分の視認性を確認する)
天気予報は晴れだけど、というより曇り。少し肌寒い。
けど、これがもう、この時の私には本当に丁度良くて。
これ以上、暑かったり、日が照っていたら、
荷物が重く感じられて辛かったはず。
昨日、気づいたんですが、
同じ重量のリュックを背負っているのに、
雨の日(低温)は全く重く感じないのに、
晴れの日(高温)だと負担になるんです。
暑いとバテるってことなんですね。
だから、この気温で『それはおまえに丁度良い』……
私の為だけに、自然をどうこうはないでしょうが、
お大師様に大感謝していました。
11:50 室戸岬への長い国道
ずっとずーっと憧れていたけど、自分に歩けるんだろうか?
歩ける時がくるんだろうか。
晴れていたらいいけど、雨だったら(>_<)……と、
期待と不安を持っていた道。
そこを、私に、丁度良い天候の中で歩けている…。
お遍路に出るまで、辛いこととかあったけど、
私は歩けてる、歩けているよ…!
そんな気持ちで、歩きました。
でも、お大師様が歩いた時代(平安後期)、
ここにこんな道路はないから、
山の上の方とか歩いたんだろうなぁ~とか、
道路がなかった時代のお遍路さんのこととか想像してみたりして。
雨の日は辛かっただろう。
海に出て、浜辺の方を歩いたりしたんだろうか。
右上に謎の台座
修行(?)出来そうな場所が誂えた様にありました。
(お大師様がそこに座ったとは思ってませんよ(笑))
12:13 法海上人堂(WCあり)
法海上人(ほうかいしょうにん)堂です。
黄色いお遍路地図本掲載されている、
公式お手洗い(?)です。
千載一遇のチャンス。
あれがトイレか…。
この辺は本当になーーーにもないので、
女性には有り難いWCなので、
あんまりガタガタ言えませんが……
ちょっとだけ厳しかったです。
雨の日は相当、使い辛いかと…。
でも、ティッシュとか除菌グッズもあったりして、
お気遣いを感じました。
世話をされている方に感謝です。<(_ _)>
お手洗いをお借りした恩義があるので、
法海上人のお堂に、ご挨拶に伺おうと……
鬱蒼とした山際にあって、
少し引きましたが、せっかくなので行くことにしました。
荷物を下に置きっ放しだけど、
こんな場所で盗ってく人もいないだろう。
あっ、カメラも置いてきちゃったけど……
と、
そう思ったところで、
『いや、ここは写真に撮る様な場所ではない』
と、察しました。
別に、霊感があるわけでもないけど、そんな感覚がしたのです。
法海上人という方は、
過去にこの辺で泊まっていた時、
飯泥棒の疑いを掛けられ、
それを晴らす為だか僧侶の誇りだかで、
即身仏になったという人物です。
ですから、ここは神仏域というよりは、お墓……?
※ 個人の感想です
ともかく、水気といろんな気を吸った様な、
古い木造のお堂が建っていました。
中には何が……と、覗かせてもらうと、
五輪塔…? みたいな、
石塔が入っておられました。
まるで、即身仏の代わりに鎮座されていらっしゃるみたい……
神仏とも思えず、
南無阿弥陀仏というのも何か違う、
なんとお唱えしたらいいのか……何も思い浮かばず、
手を合わせて一礼だけして帰ってきました。
眺めもいいですよ
ここはゴロゴロ休憩所以降、
休憩できる唯一ぐらいの場所ですが、
私はゴロゴロでお昼を食べててよかったなぁと思いました。
別に脅かすつもりはなくて、
ただ、そんな不思議な感覚がした場所でした。
(だったんですが、どう感じます?…という話でもあります(^_^;))
うわ、ナユミマ、遂に旅立ったか?!
安心してください、この世にいますよ^^
12:50 手当てをした空き地
足指がヒリヒリ痛んでいたので、
手当て出来る場所を探していたら、
良さげな空き地を見つけました。
処置中の画像もありますが……自主規制しますね。(^o^)
しばらくお待ちください
ひとりだと、
こんな風に好きな時に好きな場所で休むことが出来ます。
他人と一緒だったら気を遣って、
足の痛みを我慢して……みたいな。
でも、そんな風に我慢できる人は立派だと思いますよ。
私は忍耐力がない。
でも、弱音を吐けるから、ここでこんな風景が眺められるんだ。
先を急いでばかりいたら、きっと見られなかった。
という様なことを考えているので、
ひとりでこんな場所にいても、
そぉんなに気にならないんですよ、という話でした^^。
13分ぐらい歩いた先 淀ヶ磯休憩所(wcなし)
さっきの空き地から15分ぐらい歩いたら、
屋根付きの休憩所がありました。
あると知ってたら、ちゃんとこういう場所↑で、
手当てしたんですが……(笑)
晴れていたら 浜辺で休憩もいいですね…?
ところで、この55号線上には数ヶ所のバス停があります。
黄色い遍路地図本に載せてあるのは、
省略しているのではなくて、
ホントに、あの程度の数しか設置されてないみたいです。
しかも、
『フリー区間ではありません、停留所から乗ってください』と、
バス停に表示されていましたから、
「これ以上、歩けません」「間に合わないので、ここで乗せて!」
というのは、
どうやら通用しないっぽいです。
(やってませんから憶測ですけど)
左 淀ヶ磯橋って…橋ってコレなんだ(^^;) 右 『必ずバス停の前で乗降』とあります
これも憶測ですけど、
結構、車がビュンビュン飛ばして行くので、
バス停じゃない場所で停車するのは、
危険で難しいんじゃないかなぁ…。
歩いていて感じたのは、
自分がここを通しで歩くのは最初で最後だな、ということ。
足腰的に元気だったとしても、内臓的に無理。
もしかしたら、交通機関を使って通るぐらいはあるかもしれないけど、
一期一会の『歩き旅』になるだろうと思いました。
13:45 仏海庵のある 入木という集落かな?
ここから海辺を少し離れて、山合の集落の方を歩きます。
僻地(失礼)だけど限界集落…って雰囲気は全くなく、
街から手伝いに戻ってきているだけなのかもしれませんが、
結構、若い人がいて、
農作業を手伝っていらっしゃいました。
13:54 仏海庵(WCあり)
ここも、お手洗いありPOINTです!
先出の20リットルさんは最新の遍路地図本をお持ちで、
そこには載っていました。
わぁ、私も最新版のを買わないと…と、
本気で思った瞬間でした。
で、気になるクオリティは……あのですね(汗)、
和式トイレに洋式便座を据え付けたタイプだったのですが、
激・狭過ぎて、
座ると鼻の頭が壁に付くぐらいだったのでした…。
※ 別に私の鼻はクレオパトラほど高くはありません(笑)
ご高齢の方も多いわけでしょうし、
通りすがりの人間が口を出すことでは全くありませんが……
和式トイレは、和式のままの方がよろしいかと…(>_<、)
泣きたい時に泣けるスペースがない…(笑)
最新黄色い遍路地図本には掲載 仏海庵のWC
などと、失礼なことを申しましたが、
本当に感謝しております。
お手洗いは時々、大変なこともありますが、
いつも感謝です!
14:37 佐喜浜の集落入口(というか分岐)
ここで……ありそうなのに何故かなかった、
へんろ道シール表示。
えっ、なんで? どっちを通っても同じところに合流するから?
本当の遍路道おしえてよ 壊れかけのへんろ道看板↑
左の小道(国道に比べれば)を少し行くと、
へんろ道看板・発見。
こんな、こっそりあるのはヘンだから、
ここはもうどっちでもいい地点ってことかと判断、
集落の中を通るっぽい方を行くことにしました。
あ、車両は通行禁止となってました。
この先に通り抜けできない箇所があるそうで…。
14:50~ 佐喜浜集落内
この道を歩いていたら、
「今日は何処、泊まるの? 徳増?(宿の名前) じゃあ、いいペースだね!」
と、
地元の方に声を掛けられました。
『そんなにいいペースなんだ。あんなすぐに宿名が出るってことは、近いんだ♪』
と、
ちょっと嬉しくなったのですが……
まだまだ一時間は先でした。
車両は通行禁止の橋
ここがこうなっているから、
(集落入口で)車両禁止になってたのですね。
歩行者・自転車はいいけど車はNG……って、
それだけ老朽化してる橋ってこと??
本当に歩行者も渡って大丈夫なんだろうか…。(笑)
15:08 国道と合流 海上保安庁の灯台が(ひっそりと)ありました
↑高知100㎞ の道路標示
高知まで100㎞、(キリがいい)
第24番札所 最御崎寺まで18㎞……
いよいよ徒歩圏内に達したと思いました。
とか思っても、いまから着くのは厳しいですけど。
都呂 津波シェルター
津波シェルターなんて、初めて(実物)見ました。。
「ここはどう詰めても一人、いえ、あと二人までです!」
「肩車でもすれば、三人は入れるやんw」
「波が! すぐそこまで……もう閉めないと……あっ!」
ギィイイ……ガシャン!(扉が閉まる音)
みたいな場面を想像してみたりして。
元ネタは、『北斗の●』でトキが自ら犠牲になる核シェルターの……
北海道みたいだ(個人の感想です)
もし、お遍路が四国ではなく、
本州だったら……熊が怖いので、私には無理。
北海道だけは一人旅しないのも、
私の場合、熊が出るからです。(>_<)
15:45 何とか16時には宿に入れそうだ
というか、こんな画像を撮ったりしてなければ、
とっくに入ってたと思います。
16:00 民宿徳増
カツオ人間の木像がっw
一泊二食付き 6900円
浴衣・TVあり タオルは浴室入口
次の宿まで荷物運送サービス300円(奈半利など遠くだと500円)
翌日のおにぎり(朝食でも昼食でも一律) 2コ200円~
16時台……こんな早い時間に宿に入るのは、
今回の遍路旅で初めてです。
あんまり早く宿入りしてもすることない…と、思ってたけど、
早く宿入りした方が、かなり楽でありますね!
左 2階でコーヒーセルフサービスあり! 右 お菓子は自前(笑)
風呂上がり、ゆっくりさせてもらいました。
夕食時に知ったことなんですが、
私が入浴中に着いたお遍路さんがいて、
「早よ、上がれや」と、思われていたそうです。
ハハッ、遠慮ねーな。
というか、それはお互い様ですよね~(^_^;)(-""-;)・・・
(思っても言うことないじゃんね(笑))
左 こんなお部屋でした 右 最終形態z
窓からのビュー 海側のお部屋でした
夕方のニュース・高知の地方番組を初めて観ました。
で、高知県の新型コ□ナ事情を報道していました。
高知のキャスター 「皆さん! ご存知、さんみつですが……」
え? 知らない。さんみつなんて、初めて聞いたぞ!
何それ、高知弁…??(おきゃく、みたいな方言?)
と、思ったんですが、
三密(さんみつ)という、
コ□ナ対策用語で共通語だったのですね。
高知だけで使ってる単語と思っていました。(本当)
18:40ぐらい 夕食
遍路宿での夕食は18時ぐらいと認識してますが、
今回の2020春遍路では、18時半~19時前が平均でした。
刺身は、ブリ、さわら、あじ 煮付けは金目鯛(室戸岬の名物!)
まめ、イタドリの煮物
イカと春の野草の天麩羅……揚げ立てを供されました^^
マンボウとネギの酢和え
鶏肉かな? と思いきや、海のマンボウだったそうで。マンボウ、旨っ!!
イトヨリのつみれ団子入り汁物
宿の若旦那さんが詳しく食材の説明をしてくださいました。
この日、宿に集った歩き遍路は計4名。(プラス工事関係の人3名)
先出の20リットルさん、
早く上がれやの人遠慮無きONさん(仮名)、
2月から逆打ち遍路、埼玉から来た色白黄色さん(仮名)です。
……今回、やたら埼玉から来た人に会ったんですが、
『翔んで埼玉』いじりをしていいか、
一瞬、悩むんですが、全部止めておきました。
こっちは広島からだと言うと、
『仁義なき戦い』いじりをされるんですけどね。ハハッ。
しかし、春で、うるう年なのに、
2月末から四国をまわっていて、
宿で集ったお遍路のMAXが3人って……
タイミングもあるでしょうけど、
信じられないぐらい少な過ぎる…。
ですが、やーーーっと歩き遍路さんにお会いできて、
遍路情報を交換したり、
遍路話が出来たので、嬉しかった&楽しかったです。
20リットルさんには、
「荷物が30リットルもあるのは重過ぎる。煩悩の塊」
遠慮無きONさんには、(私の履いてる靴を見て)
「こんな靴、要らない」 ホントに遠慮ねぇなw
色白黄色さんには、
主に装備の為になるお話などを、たくさん拝聴しました。
でも、20リットルさん以外は、
結構な酒量を飲まれてたみたいなので、
何を話したか覚えていないかもね……(笑σ(^◇^;))
【2020年4月3日(金)】
室戸岬の気温 最高16.2℃ 平均12.6℃
歩いた距離 25.8キロ(Gグルマップ計測)
07:35 宿 出発~
09:00 生見WC
09:20~30 生見峠休憩所
09:50~10:20 明徳寺(WC)
10:50~11:20 ゴロゴロ休憩所
12:10~12:20 法海上人堂(WC)
12:50~13:10 空き地で手当て
13:50?~14:05 仏海庵(WC)
16:00 お宿 到着
高知2日目に続きます!