ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

徳島13日目 由岐~日和佐 へんろ宿 南天

 

 2020年(令和2年)4月1日(水) 雨!!!

 

 これまで、長い1日の記事を①②と分割していたのですが、

 1日表示の方がいっそ読み易い・記事が探し易い?などを考慮して、

 1日単位で編集させて頂くことにします。

 そのぶん一記事が長くなります、すみません。(笑)

 

 

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 6:56 朝ごパン 

 

 徳島13日目です!

 朝食はGHオーナーさんが用意してくださっていたパンをトーストしました。

 しかし、□イヤルブレッドって、こんなに硬いパンでしたか。この硬さがロイヤル?(笑)

 普段、やわやわのパンに飼い慣らされてるんだなぁと思った朝でした。

 

 結局、早朝の小雨のうちに、第23番・薬王寺さんに参拝することに決め、

 参拝道具だけ持って宿を出ました。

 

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 西方向 遠目に薬王寺・瑜祇塔 夜はライトアップされていました(夜景も撮ったけどブレブレで掲載できず^_^;)

 

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  東 橋の欄干……布団だんじりが有名なのかな? そして遠目に日和佐城

 

 小雨の中、第23番札所 薬王寺に着きました。

 

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 7:48 山門

 

 厄除けと薬師如来様と、あと桜の名所として有名らしいです。

 

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 満開とは言えないけれど、じゅうぶん咲いていてキレイです。

 

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 雨の中の桜……それも風情がありますよね。
 

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 男の厄除け坂……女の厄除け坂は何処だったのか?(結局わからず)

 

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 階段を昇ると、華やいだ境内になっていて、思わず写真を撮りました。

 

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 本堂

 

 第23番札所 薬王寺

 厄除薬師如来

 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

 

 今回の2020春遍路、いちばん最初の納経ということで……あの願いを込めて。

 

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 願文が『疫病(新型コ□ナウィルス)消滅』という写経を書いてきました。

 一応、「仏道を成ぜん」として、遍路をしている者でありますゆえ。

 が、私如きが願ったところで……と、いう部分があるのも否定できません。

 

 ですが、いわゆる、世界平和的なことを(そりゃ少しは考えたことあるけど)、

 こんなに本気で祈願したのは初めてでした。

 

 新型コ□ナの収束、罹って苦しんでいる人の平癒、

 それに加えて、医療従事者、その他の苦しんでいる人のことまで……

 心が震えるかんじで祈願していました。

 

 ある僧侶の方が、

 疫病消滅を祈願していたら苦しんでいる人の顔が浮かび、

 涙が止まらなくなった……みたいなことを仰っていて、

 凄く真面目な方なんだなぁ、(それと霊感性が高い)と、

 感心した気持ちになったんですが……

 勿論、その方とは到底及びませんが、

 まったく遠いと感じていたことが、自分の中にもあったことが驚きでした。

 

 

 次に大師堂へと……目を向けると、桜と相まって幻想的でした。

 

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 大師堂

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 自分の好きな干支の年に来て、その宝来を見たら、

 悶絶してひっくり返るんじゃないかと思いました。(本当)

 

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 瑜祇(ゆぎ)塔

 

 薬王寺ではさすがにお遍路を見かけました。けど、おそらく車遍路さんだと思われます。

 歩き遍路を全然見ないなぁ…と、思って宿へ戻っていたら、

 先出の橋のところで歩き遍路さんと、すれ違いました。

 この時間にここを歩いているということは……

 ゆうべは由岐とかで泊まって、朝早くに出て来たのかなぁ、とか想像したり。

 

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  8:53 日和佐駅……海亀の形らしい 日和佐の海岸には海亀が産卵にくるそうで

 

 9:02の汽車で、由岐駅に戻ります。

 由岐から日和佐への道中、お宿の前を通るので、大荷物は預かってもらってきました。

 

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 09:15 由岐駅

 

 昨日の打ち終わり地・由岐駅に着きました。

 どうでもいいけど、こういうカラーリングのウェアの人っているよね。何処にでも。(笑)

 

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 由岐駅構内にて……巨大エビ推しの町だったんですね?? 

 由岐の集落を散策がてら歩くのも考えていたけれど……

 大雨になる前に日和佐に着きたいので、車道を行くことにしました、すみません。

 

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  でーんでんむしむしカタツムリー♪ 人とか車に潰されるんじゃねぇぞ~(願)

 

 しばらく、雨の中を粛々と歩きます。

 あと、防水デジカメで撮影しているので画像が若干粗いです、サーセン

 

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 09:30 田井ノ浜

 

 田井ノ浜(たいのはま)というところに出て来ました。

 整備された海水浴場というかんじ。晴れていれば、いい浜辺で、夏は賑わうんでしょうが……

 

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 田井ノ浜は、夏のみ臨時停車の駅なので、ご注意ください、だそうです。

 

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 由岐から日和佐の間は、海沿いをただ歩くだけなので、菅笠は置いてきました。

 こうして傘をさしていて、よくわかったんですが、(傘は)体が楽。

 普段は菅笠にビニール被せて歩くんですが、雨をダイレクトに頭や首に受けるので、

 結構、疲れるみたいです。

 傘は、ずっと持っていると腕が疲れると思って敬遠していたんですが……

 でも、どっちもどっちで一長一短なんだと思います。

 

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 田井ノ浜を過ぎたところにも休憩所とお手洗いが。 

 

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 休憩所とお手洗い 

 

 ここ↑でお弁当を広げて休憩すると良さそうですが……

 この近辺、肝心の弁当を調達できる店がないんですよね。(笑)

 あと、お手洗い全体に屋根を付けて欲しい。何故、わざわざ屋根を否定する構造にしたのかw。

 

 ゆるゆると坂を登って、トンネルを抜けたりして、

 隣の木岐(きき)という集落に入りました。

 

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 木岐(きき) 

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 オテアライリスト(お手洗い推進派を指す造語)として、

 WC確認したかったのですが……どういうわけか表示のWCは見つかりませんでした。 

 木岐駅にもWC表示はあるけど、JR牟岐線の小さな駅は軒並み閉鎖されていたので、

 どうも信用できません。(失礼)

 

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 木岐駅手前の橋にて 左折←

 

  駅まで行かずとも、700㍍先にトイレという表示……これを信じたい。

 

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 この画像手前に小さな食料品店があって、

 そこの店員さんが、わざわざ外に出て、手押し車のお客さんを家まで送っている……

 場面に見られたので、何かいいなと思って撮りました。

 

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 そんな木岐集落を後にして。。

 

 ひっそりとした集落に見えて、誰もいないと思った小屋に人がいて、

 網を繕うみたいな作業をされていました。

 このおばあちゃんが、若い頃からずっと、こういう仕事をやってきたんだろうなぁ…。

 それが現役稼働しているのを横目に歩きました。

 

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 10:17 2階建て休憩所 WC完備!!

 歩き遍路業界で有名な2階建て休憩所です。お手洗いもありますが……

 果たして、この建物の中は?!

 

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 めちゃくちゃキレイです!! ありがとうございます!!

 ここを整備&管理されている方のモチベーションの為にも感謝の意を書いてきました!

 WCの中で何書いてるんだってかんじでしたが、書かなきゃ伝わんないから。(笑)

 

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 せっかくなので、10分ほど休憩しようと思います。

 伸ばした足がお見苦しくて申し訳ないので、皆様は向こうにある景色の方を眺めてください。

 

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 ……引くほどの雨雲。やっぱり、四国南部・太平洋側の雨量は半端ないなぁ。 

 

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 さて、行かねばなるまい…。靴を締め直し、傘を差して……左のへんろ道へ!

 

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 これからの行程はこんなかんじ↑で(向かって右上)、海辺の山を越えます。

 

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 山道への入口

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 すぐ傍にあった廃車……最終的に車って、こんな風に分解されるんだ?

 登り始めはガチ滑り易いタイプの石道でドロドロだったので、画像がないです。

 (正確には、撮ったけどブレ過ぎて掲載できるものではなかった)

 

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 やっと、比較的まともな山道……って、

 水溜まりや川になってる箇所を避けたくて、道脇の方を歩いていたら、

 ズサーッと靴が取られたりしました。ここ、地盤が脆いんだ。

 危ないと思って、あまり脇を歩かない様にしました。常識と言えば常識でしょうが。 

 

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 山桜はだいぶ散っていました。でも、咲いていたことを教えてくれる。……春ですね。

 

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 左 民間信仰の何かかな?  右 おへんろ君……昨日からちょいちょい見かけたもの

 

 この峠は俳句の道になっていて、夥しい数の句が書かれた木が立てられていました。

 

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 だいぶ高いところを歩いているんだなとわかった地点 

 

 しかしまぁ、雨の中……だけど、

 気の毒とか運が悪いと思わないで欲しい……と、考えながら歩いていました。

 一応、雨も覚悟しての修行だから。

 この日以降はずーっと晴れ予報になっていたので、

 初日が雨なのは、禊みたいなものかなぁと思って。

 それと、出発日を3月31日 0R 4月1日にするかで悩んだのですが、前者にして良かった。

 今日(4月1日)出発にしていたら、昨日の行程を雨の中歩くのは嫌だったなぁと思って。

 

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 休憩所の左から下る 薬王寺まで5.2㎞

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  逆打ち遍路さんは大変そうだと思う下り道

 

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 11:26 山道が終わりました

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 ひっそりとした施設がありました……もしかして閉鎖されてるのかな?(と思った)

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  薬王寺まで4㎞……言うても、まだ1時間歩く。。

 

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 えびすキャンプ村WC  実は扉が閉まらなかった…。

 

 キャンプ場のWCにしては……少し貧相な作りでした。

 が、雨足がひどくなってきたので、ここでしばし雨宿りしました。

 椅子ぐらい、あっても良さそうなのに、なくって。

 

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 この時11時台、7㎜の雨量だった様です。(けど、体感ではもっと激しかった気が…)

 

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 恵比寿洞という景勝地らしい どれが恵比寿洞? あの穴?

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 ザザーン、ザザーン

 

 黒い浜辺に打ち寄せる白波が本当にきれいだ……地球が押し寄せる音が響いていた。

 

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 恋人岬 そして波切り不動様の座する聖地

 

 この荒波押し寄せる場所に、ずっと建っていらっしゃることに敬意を表して、

 真言をお唱えしました。

 しかし、こんな場所に来る恋人同士って…。

 

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 左 近道と聞いて……ホントに近道なんですよね?  右 海亀の来る海岸だったんですね 

 

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 12:21 日和佐うみがめ博物館 右はWC…海亀を模した建物だったらしいけど、この時、顔しか認識してなかった。(>_<;)

 

 近道を通った結果……大浜海岸うみがめ博物館に行く人にとっての近道でした。

 別にまぁ、いいんですけど。

 

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 徳島バージョンの自動販売機 

 

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  次の秋まつりは10月10.11日だそうです

 

 朝、橋の欄干で見た絵は、やはり、こういうこと↑だったんですね。

 

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 その近くにあった立派な御神木のある神社 

 

 神社の周囲に数基の倉庫が……これって多分、中に神輿が収納されてるんですよね?

 地域の名前みたいなのが書かれていました。

 

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 近道を通らなくても、結局、同じ場所に出る様です 

 

 日和佐の町に入りました。

 12:35 お宿 日和佐に着きました。計画通り(^_-)

 少し休ませて頂いて、再出発しました 三3

 

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 13:20 日和佐の町中

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 お洒落な店構えの飲食店が並んでます オシャレ中華そば店と古民家カフェ^^

  

 日和佐でランチも考えていたんですが……

 ここから6㎞先にある阿波尾鳥レストランに電話して聞いてみたところ、

 15時前に着いても食事は出来るということだったので、そちらに向かうことにしました。

 

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 第23番札所 薬王寺……2020年春は工事中でした

 

 最後に、薬王寺さんに一礼。

 

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  道の駅とJRの駅

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  左 足湯があるのは道の駅の中  右 でも私が入るのはトイレ

 

 これから6㎞先まで、お手洗いがありません。

 私は1時間ぐらいは何とかなるんですが、1時間半超えは不安しかない…。

 

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 次の札所、第24番 最御崎寺(ほつみさきじ)まで76㎞……萎え~(>_<;)

 

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 国道55号線をG0G0!

 萎えていても、一歩づつ進んで行かなければ、いつまでも辿り着けない。

 あの標識を見て、GOGO!だって、自分を鼓舞しました。

 これ撮ってる時間があったら、少しでも進んだ方が効率いいわけですけども。(笑)

 

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 「あはっ、こんなところに遍路シールが」(でも、いいのかな…?(笑))

 

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 えっちらおっちら……ずっと登り坂です。

 ここのトンネルは明るいし、歩道があって柵まであるから、救いでした。

 日和佐トンネル内で、吐く息が白くてビックリしました。高度が上がって寒いんだ?
 

 

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 トンネルを抜けると、下りだった……でも、目的地はまだ。

 日和佐休憩所が見えていますがWCがないので、私は休めないタイプの休憩所。

 あと、歩道がない側に何故、作ったのか…。(笑)

 

 しばし歩いて……やっと、山河内駅近くのレストランが見えてきました。

 

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 14:44 odori ステーキってビーフじゃなくて阿波尾鳥

 

 odori
 徳島県海部町美波町山河内2-1

 11:00~17:00 月~水・金

 11:00~20:00 土日

 木曜日 定休

 お店のサイト↓

odori.kitchen

 

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 外の雨が他人事の様…。まるで別世界。 

 

 阿波尾鳥と地元野菜が食べられるレストラン。

 ランチTIMEは設けてないので、営業時間内は食事できる…とのことでした。※訪問時

 

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  ステーキ丼 単品900円 + コーヒー200円

 

 ステーキ丼というのを注文しました。むね肉ともも肉が味わえるそうです。

 

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 彩りキレイ。花まで私は食べますよ。(^_^) 

 

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 どれが胸肉でどれがもも肉なのか、正直わかりませんでした(笑)が、

 丁寧に焼かれた肉は、ガワが香ばしくて、不自然ではない身のやわらかさ。

 こんなちゃんとしたものを食べられて、阿波尾鳥に関して悔いは無し! になりました。^^

 

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 通販・テイクアウトも出来るそうです

 

 野菜にかかっているドレッシングが美味しかったです。

 サラダは付けなかったんですが、多分同じものがかかっていたのではと思います。

 

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 まだ後、6㎞歩かないといけない

 

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  雨はまだ……一向に止む気配なく

 

 午後3時を過ぎる頃には雨上がり……という展開を期待したのですが、まったくそうならず。

 現実(雨の歩き遍路)に戻らないといけません。CAFEにいる時は天国だったのにー(笑)

 

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 15:48 山河内駅入口

 

 実は、出発日を昨日にした決め手のひとつに、

 odoriさんが開いてる曜日っていうのがありました。

 山河内駅のWCが使えるか微妙だなぁと思ったもので。

 民家の戸を叩いて、お手洗いを借りれる域まで達すれば、無双への扉が開くんでしょうが…。

 

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 16:29 牟岐町IN

 

 やたら遍路ブロガーの皆さん、この↑廃屋を撮ってらっしゃるのは何だろうと思ってたけど、

 牟岐(むぎ)町に入ったから、だったんですね。いま理解しました。(笑)

 

 牟岐町にINしたからと言っても、まだまだ山の中の下り坂です。

 それから急に、強風に煽られる様になってきました。ひぇえ、レインポンチョが翻る!

 疲れも出てきてるし……何か、心が空虚に。

 何故か、歌い出す私。しかも、竹内まりやの『駅』♪ 

 レインポンチョ……見覚えのあるレインコート。そういうこと?!

 

 

   
Mariya Takeuchi - 駅

 

 

 この曲は、昨年の春遍路の出発時の出来事に関係があって……

 実は、似た様なシチュエーションがあったんですよ。

 駅で、レインコートを着るタイプの知人と、すれ違った気がして…。

 でも、私は遍路荷物を気にして歩いていて、よく見てなかった。

 向こうは「久しぶりだけど……何、そんな大荷物なの?」って声を掛けたかったのかもしれない。

 ……だったら、ちゃんと、声を掛けてくれたらよかったのに。

 

 歌詞の中に、『私だけ 愛してたことも』という箇所があって、

 自分の方だけが愛していた、なのか、

 私だけを愛してくれていた、なのか? で、

 解釈が分かれてるってことを、近年、知りました。

 私がこの曲を初めて聴いたのは、愛どころか恋も微妙な10代の頃だったけど、

 自分の方だけが愛していた(=恋愛の敗北者側)…という歌だと思っていました。

 

 私も『自分の方だけが愛していた』の側の人間で、

 結ばれないのにどうして出会ってしまったんだろう、と、考えることもあったけど、

 『今になってわかる』ことは、

 私は人に恋する気持ちは持って生まれたけど、

 恋愛を優先する生き方はしないつもりで、生まれてきたんだなということ。

 

 そして、私が好きになった人が求める相手は、私みたいな人間ではなかったから、

 どれだけ早く出会っていたとしても、どれだけ長く一緒にいても、

 人生を共にして、他人の為に自分の時間を消費し……ということには、

 ならなかっただろう、ということ。

 そういう人生も、出来ることなら素晴らしいと思う。でも、自分には出来なかった。

 

 私は、自分の行きたいところに行き、したいことする自由がいちばん大切だった。

 私がいま、ひとりで歩き遍路をしている理由のひとつは、それだ。

 

 だから、ちゃんと声を掛けてくれていたとしても、

 私の人生には、まったく関係の無いこと。

 

 

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 続けて、森高千里の『雨』なんか歌っていました。年代がバレる??(笑)

 ……さよなら、私の恋。

 

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 しかし、それに励まされる私の脳。(笑) 歌はいいねぇ。

 

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 17:17 辺川駅近く…なのか? 駅舎の影ひとつ見えない

 

 辺川の集落は山林の向こう側に多分あって、汽車が通る音も響いてくるのだけど、

 何~も、見えないんですよね。 どういうこと?(どうもしない、見えないだけ(笑))

 

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 辺川の食料品店 その隣にWCありの休憩所が! 

 

 ここ、知りませんでした。ただ、私が持ってる黄色いへんろ地図本は2016年版。

 最新版のには載っているのかも? 次の遍路までに(最新版)買わないと…。

 とか何とか、歩いていたら……

 

 

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 今日、泊まる宿の看板を発見!

 

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 17:33 宿に到着~

 

 へんろ宿 南天 牟岐町大字河内189 

 (宿HP情報 23番より徒歩4時間、辺川駅から徒歩15分)

 一泊素泊まり 2000円 

 浴衣・部屋にTVなし タオルは浴室に用意してくださっていました^^

 洗濯機は家庭用のをお借りし、浴室内乾燥機で乾かさせて頂きました。

 

 公式サイト↓

yadonanten.com

 

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 窓からのビュー (突風もビュー…地理的なものではなく、この日たまたま強風なんだそうでした)

 

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 2階のお部屋

 

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  夕食 宿主さんの晩ご飯のお裾分けを頂きました(*^o^*)

 

 素泊まりみたいなので、何か買って行った方がいいか聞きましたところ、

 「何でもいいなら用意しましょうか」と言って頂いたので、お言葉に甘えさせて頂きまして…♡

 お世辞抜きで、凄く美味しかったです! ごはんもおでん風煮物もお味噌汁も!!

 

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 左 カンボジアの空港で買われたという篭  右 アップルケーキまで頂きました♡

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 TVはキッチンにあり

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 バカ殿様。。私は全員集合派だったけど…志村さんの代表作ですよね

 

 2020年4月、急逝した志村けんさんの追悼番組をやってました。

 こんな風に、早く亡くなる人だとは思わなかったし、

 新型コ□ナに感染しなければ、いまでも生きていらしたんでしょうね。

 そして、そういう方が他にも沢山いらっしゃるということ…。

 いろんなことを慎重に考えながら、歩き遍路を続けていかないと、と、思いました。

 

 疫病消滅を祈願して歩いているつもりが、

 疫病をまき散らしていた……ってことに、ならない様に…。

 

 

    
米津玄師 MV「Lemon」

 

 今でもあなたは わたしの光…

 

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  【2020年4月1日(水)】 

 日和佐の気温 最高16.1℃平均14.0℃ 降水量 最大一時間13㎜ 計44㎜

 歩いた距離 約25キロ

 

 09:02 日和佐駅 出発~

 09:15 由岐駅 到着

 12:35 お宿 日和佐 帰着

 13:25 日和佐 出発

 14:44 odori 到着

 15:45 odori 出発

 17:35 宿 到着

 

  徳島14日目に続きます!