2019年11月15日(金)……晴
徳島11日目①の続きです。
10:57 水井橋
厳密には、私が渡るのは川ではなくて、水井橋。。
左下 歩き遍路あらわる
上流方面
この川沿い、(車なら)ちょっと行った先が今晩泊まる宿なので、
奇妙な気持ちになりながら……
山へと入って行きます 三3
また川にかかる橋を渡ってる
鶴林寺道に引き続き、太龍寺道でも、しばらくはコンクリート道でした。
この辺、かも道とかいわや道とか数種類の道があるので、把握しておくと楽だと思います。
地図を見たり、話を聞いたりする時に……
「あれ、自分が歩くのは何道だっけ?」に、なるよりは。(笑)
ここは太龍寺道です 三3
11:25 太龍寺への道 休憩所付近
木曽のトロッコ列車(赤沢森林鉄道)が走っている林を彷彿とさせます。させました。
だからじゃないでしょうけど、この辺の風景を撮っている方は多いですね。私もでした^^
ここを歩いている時に考えていたことは……いまを楽しむ。
焦り気味で余裕がなくなっていたので、せっかく遍路に来れているのに意味がない、と。
お遍路よりも、日常を生きる方がつらい。(私には)
お遍路を出来ることは、幸せなことだ。
そのことを心から感謝し、楽しみながら歩かないと、と。
本当によく整備された道でした
この後、ようやく、山ガールズと、逆打ち遍路さんに出会いました。
挨拶だけで会話しなかったので、何処から出発で何処まで行くのかはわかりませんでしたが……
逆打ち遍路さんは、これから鶴林寺でしょうが、あの下りを登って行くのは……
大変だろうなぁと思いました。(^o^;)
そう言えば、鶴林寺の下り始めすぐの場所でも逆打ち遍路さんに遇いました。
10月に第88番から出発して、11月半ばに第1番で結願、
雪が降る前の高野山に滑り込む 三3 という行程だとしたら、
秋は逆打ちの方がいい&多いのかも……??
画像じゃ伝わりませんが……この辺からヘンなんです(ヘンだからヘン??)
太龍寺山門手前の坂なんですが、急坂と言うか……『反ってる』かんじ?
第21番太龍寺(たいりゅうじ)到着です!
……なのですが、
周囲に人はおろか何もない。あるのはやたらバケツとドラム缶のみ。(笑)
これが『西の高野山』と呼ばれる、西日本最長ロープウェイで来る様なお寺なのか??
ロープウェイで来れるからこそ、それとは反対側の入口は閑散としているのでしょうか。
12:13 山門
が、ここに一刻も早く到着したかったのです! (お手洗いの為じゃなく)
南の舎身ヶ嶽という場所で、出来るだけ長く滞在したかったんですよね。
その話はまた後で……
こちらは北の舎身ヶ嶽という場所への分岐☞
実は、このブログに既出のある人物に、こっちがお勧めだと言われました。
私に、何を思って勧められたのかわからないのですが、
ガチの修行者は、なかなか厳しい目に遭わされる行場みたいです。
なら、なんで私に話したのか? ……単にそういう話がしたかっただけなのかなぁ?(笑)
しかし、時間にまったく余裕なかったので、北はスルーしました、すみません。
龍の絵天井
有名な龍の絵天井です。私でも知ってるぐらいなので、有名です。
ですが、なのに、見落として帰る人も多いそう……何故だか、わかります。
ロープウェイで来たら、奥の方の死角な場所にあるんですね~
鐘楼門 & お手洗い お手洗いはロープウェイ駅舎側にも(近接してないけど)あります
左 鐘楼門なので鐘がある 右 階段を登ると、お大師様と多宝塔が
鐘楼門から上がった場合、お大師様像の向かって左手奥に本堂がありました。
本堂
あらためまして、第21番太龍寺(たいりゅうじ)
ご本尊 虚空蔵菩薩
「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」
覚えるのはおろか、スムーズに読めたことがありません。がんばって読むけれど。
心願成就の願文を書いた写経を納めた
知恵の仏様ですので、何とかしっかりお願いしたいと……
人間が生きていくのには、『知恵』が一番ってくらい大事だと思います。
本堂から大師堂へ移動しますが、ちょっと離れています。
ところで、『西の高野山』と呼ばれるほど、和歌山の高野山に似てると聞いて来たのですが、
私は何度か高野山に行っているのですが、
『何処が? 似てるかなぁ?』……と、思っていたのですが、
引きで画像として見ると、ここが似てるのかなぁ? と、いま思いました。遅いよ。(笑)
大師堂
ここはもう……画像では伝わらないでしょうが、とても空気が冷たくってですね、
お賽銭の硬貨を財布から出すのに、手がかじかんで掴めなかったのでした!
格子越しに映っているのが街のイルミネーションより綺麗だと思って撮らせて頂きました
おみくじ、欲しぃぃい……けど、急だと、どれを引いたらいいのかわからない
私は、おみくじを引く時は予め決めておいて、
『私が引くおみくじがわかる様に見えるか、番号を教えてください』 と、
お願いしながら行くことが多いので、
急だと、「……どれですか?」と、なってしまうのです。
それで、私がショックを受けない内容のものをお願いしました。(笑)
ここでは手がかじかんで袋から出せないので、宿に着いてから開けて見ると……
結果発表~~ 中吉!!
お大師様 「何も運に任せ、思い煩うな」……バシッと、流石かっこいい。。
ところで、大師堂に『☚ 御廟』と書かれた木板が掲げてありました。
「御廟?」 その☚通りに進んでいくと……
左『御廟』 右 裏にも(ひっそりとこんな)御守りが!
大師堂からは行けない、離れたところに、御廟という建物がありました。
それを眺められる手前に御守りが置かれ……売られてました。
もう、魔除けの龍(入りおみくじ)を買ってしまったので、さんざん散財するわけにはいきません。
今回は魔除けの龍のターンだったとして、あきらめました。すみません。(汗)
12:55 太龍寺ロープウェイ
普段なら絶対に選ばない様な日当たりのいい場所(何故?)で、
鶴風亭さんで用意して頂いた、お接待おにぎり昼食を。
名物・きのこ茶
ロープウェイ駅で試飲できる『きのこ茶』が美味しいと聞いていたので、食後に寄りました。
なるほど、これは……お茶と言うより、お出汁。
3種類のきのこがブレンドされているそうで、椎茸好きなら、たまらん味です。
この時、荷物がパンパンで買えなかったので、試飲させて頂いたお礼に宣伝しておきます。
きのこ茶は650円、約35~40杯分戴けます!(※2019年11月当時)
それから、時間が押しているので、南の舎身ヶ嶽へ急ぎます 三3
13:15 左 南の舎身ヶ嶽への下り口 右 ロープウェイ側WC
南の舎身ヶ嶽に行くのと、いわや道から山を降りる場合、
ロープウェイ駅の前にある下り道を行くと、↑のお手洗いがあります。
そこから八十八ヶ所石仏が並んでいる砂利道を十五分ぐらい登って行くと……
お大師様……!!(後ろ姿)
13:26 南の舎身ヶ嶽
南の舎身ヶ嶽(しゃしんがだけ)に到着しました!
この鎖を伝って岩登り
この岩登りをしなくては、お大師様に辿り着けないと聞いていた為、そうしますが……
後述しますが、歩道から近づくルートもありました。
私は鎖を伝って行きましたが、両手を使うので、お杖を持っては行けません。
金剛杖ではなくトレッキングポールを使っていますが、これでも大事なものなので、
出来るだけ近くまで持って行こうと、欲を張ったところ……
がびーん(は、古い)!……
先端を岩にぶつけて、石突きが割れてしまいました。きれいに半円、ぱっくりと。
お大師様 「だから、置いて来いと言ったのに(笑)」
……じゃないけど、(じゃないんかい)そんな声が聞こえた気はしたんですよね。
「おまえは急いでいるから、落ち着かないと、ここから先は危ないぞ」
とも言われている様な気がしたので、落ち着くことにしました。
石突きが壊れたのは残念ですが、
山歩きの先達に「あれは消耗品(笑)」と聞いた気もするので、あきらめます。
あと、岩に無礼があったのなら、すみませんでしたと後で謝りました。
お大師様、お大師様……
近づいていってもいいでしょうか? 後ろから失礼します……
お顔を、拝見しますよ。。
お大師様の御尊顔
そんな、お大師様が見ている景色が……こちら。
左下 きのこ茶を売ってたロープウェイ駅が見える
右手に見えてるのは石油タンク?
お大師様は東の方角を向いていて、
見えているのは阿南の見能林~阿波橘という辺り、
タンクみたいに見えているのは四国電力の阿南発電所では?と、思うのですが……。
③に続きます!!