2018年11月17日(土)…晴
『道後湯けむり遍路道ツーデーウォーク』イベントに参加して、
区切り打ちお遍路をして参りました!
今回、巡る札所は以下の通り。

第45番札所 岩屋寺 → 第44番 → ……第51番札所 石手寺まで、
二日に分けて、巡っていきます。

第7回 道後湯けむり遍路道ツーデーウォーク ※この年の参加景品


道後公園で受付、出発式後、バスに乗って三3
まずは、イベントの出発地・道後公園から大会チャーターのバスで、
第45番 岩屋寺近くの駐車場まで。
45番札所 岩屋寺
山の中に岩が見えていますが……あそこまで登ってゆきます。
結構な坂
イベント参加者だけではなく、
ふつうのお遍路さんも多くお見かけしました。
この時は、車遍路さんが多かったのですが、
こんなに歩かされたら車で来た意味がないんじゃ……
と、こちらが勝手に気の毒に思うくらい、結構な距離と傾斜もある道でした。
ところで私は、このイベントの一週間ほど前に、
左膝がいきなりグキッとなって、立ち上がるとか階段の昇降が困難になり、
参加できるか危ぶまれたのですが、何とか痛みはなくなりました。
その時の記事↓
nayumimahenro.hatenablog.com
ですが、先は長いので膝を痛めないよう、
下りはトレッキングポール……私の申すところの(笑)、金剛杖を使いました。
弥山の金剛杖の話↓
ようやく 岩の麓へ

45番札所 岩屋寺(いわやじ) 本堂
今回はイベント参加中なのです。
お寺に立ち寄ることはできますが、時間内に、
迷惑をかけぬ様に歩くことが最優先なわけです。
そんな焦りを感じながら、読経している度胸……
いえ、時間がありません。
写経を納めることにしました。
写経で納経
写経を書いた時の記事↓
真言が……めちゃ難しい! 何度、読んでも覚えられません。
「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや うんたらたかんまん」
更に私個人的には、不動明王は勢いが強過ぎておっかない……という、
イメージを持っていたのですが、
今年の春から、身を浄めるよりも、もう、災厄を焼き払って頂きたい……
という気持ちが強くなって、不動明王に関心を持ちました。
それから何度か足を運びましたが、
真言を得る(覚える)という機会がないので、
災厄は焼き払ってもらっているけど、
守りは別の神様仏様が担ってらっしゃるのかな……なんていう気がしております。
(気のせいだとしても(笑))
岩に梯子があって 登れるけど…
残念、登っている時間がありません。
この岩にも伝説がありますが、説明している余裕もないのでスルーします。
お大師堂へ移動します三3
大師堂
そそくさと、
南無大師遍照×3 唱えていたら……
たいへん熱心に読経をされているご夫婦が、(皆さんも熱心なのですが)
お堂の下の脇の方にいらっしゃったので、
もっと近い場所でしたらいいのに…と、思っていたところ、
住職さん(多分)が、
「お堂の近くでどうぞ、せっかくですから」
と、優しく促していらっしゃいました。
お遍路を始めて、まだ5寺目ですが、
住職さんが出てこられて、そんな風に声をかけているのは初めて見ました。
真面目に謙虚に行っていたから、
お大師様がこうなる様にしてくださったのではないかと、思ってしまいました。
どんどん、お大師様が好きになっていきます。
偉い御方なのに、こんなかんじでいいのか??
あーあ 最後の方になっちゃった
次の44番札所まで約12㎞。。
も、あるので、
お手洗いなど済ませていたら、そうなっておりました。
私は御朱印を集めていないのですが、
御朱印集めをされている方も遅くなった様で、
駆け足で追いかけて行かれました三3
私の目的は、
自分のペースでお遍路をやって、
自分がゴールすることなので、
他人と順位を競うわけではないと心に決めているけれど……
……前の人がいないと、
道がわからなくなるんですよね。(笑)
内心、ちょっと焦りはします。
それに、
何かバタバタと出てきてしまったので、
ちゃんと仏様に通じたのだろうか…と、
不安に思って、歩いていたら……
お遍路に来れてよかった?…
ここに来れて、帰る場所も私にはある…
そこに大事な人がいる、その人たちが喜ぶことを、
これからやる(やりなさい)
……みたいな言葉が、
さっきの岩山から流れてきた様な気がしました。
私みたいな人間にも、それができるでしょうか…(泣)
久万高原 古岩屋
舗装路をしばらく歩いた後、
古岩屋荘WC脇より
ぬかるんだ落葉の道
こんな山道を抜けてゆくと、そこには……


ピザ屋さんの出張お接待があった!!(笑)
このイベント用のお接待です。甘めのケチャップ味で美味しかったです!
他に缶コーヒーも頂けたのですが、お手洗いが近くなるので自重しました。(泣)
この後、集落の中を歩きます。


民家と川の間ギリギリ……
本当に、ここを通っていいのか? と、普段なら思う様なところも通って、
河合という集落へ。
河合の休憩所 WCあり
ふつうに(主要道路を)歩いていたら、
きっと通りがからない集落の中ほどにありました。
往時は遍路宿が15軒も立ち並んでいたそうです。
45番と44番の間にあって、当時は便利だし需要があったんでしょうね。
いまは昔のことなのであります。
そんな河合を抜けると……


さすが、古くから栄えた遍路道だと、
感じさせてくれる道になりました。

この竹林!
椎名林檎の『いろはにほへと』という楽曲のPVに、
自分も紛れ込んだ気分になれそうだと、思ったのですが…

あらー、ここで階段を昇るそうです。


高所恐怖症には、ちよっとツライ道でしょうか?
私は高いところから景色を見たかったのと、
左側を歩いた方が車に正面からはねられないかと思い、左側を歩きました。

早朝はこの谷に白い霧が……雲海みたいになっていました。
峠御堂トンネル
向かって左から山道へ入ります。
引くくらいの杉林

杉の山を登り切ると、あとは下ってゆくばかりでした。
その途中で正午の時報が聞こえてきました。
つまり、それくらい町は近いということで、
第44番札所の大寶寺にも、もうすぐでした。
結局、3時間10分程かかりました三3
②へつづきます。














