ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

2回目の区切り打ち① 第45番 岩屋寺 湯けむり遍路道ウォーク

 

 2018年11月17日(土)…晴

 

 愛媛県松山市で開催される、

 『道後湯けむり遍路道ツーデーウォーク』イベントに参加して、

 区切り打ちお遍路をして参りました!

 

 今回、巡る札所は以下の通り。

  

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 第45番札所 岩屋寺 → 第44番 → ……第51番札所 石手寺まで、

 二日に分けて、巡っていきます。

 

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 第7回 道後湯けむり遍路道ツーデーウォーク ※この年の参加景品

 

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   道後公園で受付、出発式後、バスに乗って三3

 

 まずは、イベントの出発地・道後公園から大会チャーターのバスで、

 第45番 岩屋寺近くの駐車場まで。

 

 

 

 

 45番札所 岩屋寺

 

 山の中に岩が見えていますが……あそこまで登ってゆきます。

 

 

結構な坂

 

 イベント参加者だけではなく、

 ふつうのお遍路さんも多くお見かけしました。

 

 この時は、車遍路さんが多かったのですが、

 こんなに歩かされたら車で来た意味がないんじゃ……

 と、こちらが勝手に気の毒に思うくらい、結構な距離と傾斜もある道でした。

 

 ところで私は、このイベントの一週間ほど前に、

 左膝がいきなりグキッとなって、立ち上がるとか階段の昇降が困難になり、

 参加できるか危ぶまれたのですが、何とか痛みはなくなりました。

 

 その時の記事↓
nayumimahenro.hatenablog.com

 

 ですが、先は長いので膝を痛めないよう、

 下りはトレッキングポール……私の申すところの(笑)、金剛杖を使いました。

 

 弥山の金剛杖の話↓

nayumimahenro.hatenablog.com

  

 

 

ようやく 岩の麓へ

 

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 45番札所 岩屋寺(いわやじ) 本堂

 

 今回はイベント参加中なのです。

 お寺に立ち寄ることはできますが、時間内に、

 迷惑をかけぬ様に歩くことが最優先なわけです。

 

 そんな焦りを感じながら、読経している度胸……

 いえ、時間がありません。

 

 写経を納めることにしました。

 

写経で納経

 

 写経を書いた時の記事↓

nayumimahenro.hatenablog.com

 

 

 岩屋寺のご本尊は不動明王

 真言が……めちゃ難しい! 何度、読んでも覚えられません。

 

 「のうまくさんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや うんたらたかんまん」

 

 更に私個人的には、不動明王は勢いが強過ぎておっかない……という、

 イメージを持っていたのですが、

 今年の春から、身を浄めるよりも、もう、災厄を焼き払って頂きたい……

 という気持ちが強くなって、不動明王に関心を持ちました。

 

 それから何度か足を運びましたが、

 真言を得る(覚える)という機会がないので、

 災厄は焼き払ってもらっているけど、

 守りは別の神様仏様が担ってらっしゃるのかな……なんていう気がしております。

 (気のせいだとしても(笑))

 

 

岩に梯子があって 登れるけど…

 

  残念、登っている時間がありません。

 この岩にも伝説がありますが、説明している余裕もないのでスルーします。

 

 お大師堂へ移動します三3

 

 

 

大師堂

 

 そそくさと、

 南無大師遍照×3 唱えていたら……

 

 たいへん熱心に読経をされているご夫婦が、(皆さんも熱心なのですが)

 お堂の下の脇の方にいらっしゃったので、

 もっと近い場所でしたらいいのに…と、思っていたところ、

 住職さん(多分)が、

 「お堂の近くでどうぞ、せっかくですから」

 と、優しく促していらっしゃいました。

 

 お遍路を始めて、まだ5寺目ですが、

 住職さんが出てこられて、そんな風に声をかけているのは初めて見ました。

 真面目に謙虚に行っていたから、

 お大師様がこうなる様にしてくださったのではないかと、思ってしまいました。

 

 どんどん、お大師様が好きになっていきます。

 偉い御方なのに、こんなかんじでいいのか??

 

  

 

あーあ 最後の方になっちゃった

 

 次の44番札所まで約12㎞。。

 も、あるので、

 お手洗いなど済ませていたら、そうなっておりました。

 

 私は御朱印を集めていないのですが、

 御朱印集めをされている方も遅くなった様で、

 駆け足で追いかけて行かれました三3

 

 私の目的は、

 自分のペースでお遍路をやって、

 自分がゴールすることなので、

 他人と順位を競うわけではないと心に決めているけれど……

 

 ……前の人がいないと、

 道がわからなくなるんですよね。(笑)

 内心、ちょっと焦りはします。

 

 それに、

 何かバタバタと出てきてしまったので、

 ちゃんと仏様に通じたのだろうか…と、

 不安に思って、歩いていたら……

 

 お遍路に来れてよかった?…

 ここに来れて、帰る場所も私にはある…

 そこに大事な人がいる、その人たちが喜ぶことを、

 これからやる(やりなさい)

 ……みたいな言葉が、

 さっきの岩山から流れてきた様な気がしました。

 

 私みたいな人間にも、それができるでしょうか…(泣)

 

 

久万高原 古岩屋

 

 舗装路をしばらく歩いた後、

 国民宿舎古岩屋荘のお手洗いの脇から、遍路道に入ります。

 

 

古岩屋荘WC脇より

 

 

ぬかるんだ落葉の道

 

 こんな山道を抜けてゆくと、そこには……

 

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 ピザ屋さんの出張お接待があった!!(笑)

 このイベント用のお接待です。甘めのケチャップ味で美味しかったです!

 他に缶コーヒーも頂けたのですが、お手洗いが近くなるので自重しました。(泣)

 

 この後、集落の中を歩きます。

 

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 民家と川の間ギリギリ……

 本当に、ここを通っていいのか? と、普段なら思う様なところも通って、

 河合という集落へ。

 

 

 

河合の休憩所 WCあり

 

 ふつうに(主要道路を)歩いていたら、

 きっと通りがからない集落の中ほどにありました。

 往時は遍路宿が15軒も立ち並んでいたそうです。

 

 45番と44番の間にあって、当時は便利だし需要があったんでしょうね。

 いまは昔のことなのであります。

 

 そんな河合を抜けると……

 

 

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 さすが、古くから栄えた遍路道だと、

 感じさせてくれる道になりました。

  

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 この竹林!

 椎名林檎の『いろはにほへと』という楽曲のPVに、

 自分も紛れ込んだ気分になれそうだと、思ったのですが…

 

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 あらー、ここで階段を昇るそうです。

 

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 高所恐怖症には、ちよっとツライ道でしょうか?

 私は高いところから景色を見たかったのと、

 左側を歩いた方が車に正面からはねられないかと思い、左側を歩きました。

 

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 早朝はこの谷に白い霧が……雲海みたいになっていました。 

  

峠御堂トンネル

 

 向かって左から山道へ入ります。

 

引くくらいの杉林

 

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 杉の山を登り切ると、あとは下ってゆくばかりでした。

 

 その途中で正午の時報が聞こえてきました。

 つまり、それくらい町は近いということで、

 第44番札所の大寶寺にも、もうすぐでした。

 

 結局、3時間10分程かかりました三3

 

 ②へつづきます。

nayumimahenro.hatenablog.com