2019年3月7日(木)…
念願の徳島・第一番札所から始まり、四泊五日の旅、2日目です。
一泊目のお宿、おんやど森本屋さんで朝食を。。
この時の朝食は6時から始められるとのこと。
私以外のお二人は6:00、私は6:30にしました。
今日はまず、宿から約30分のところにある、
第4番 大日寺(だいにちじ)へ向かいます。
お宿のチェックアウトは9時とのことで、
それまでに戻ってこれない為、お部屋は出て、荷物だけ置かせてもらうことに。
お唱えグッズだけの小荷物になって、出発しました!
34号線の車道から山方向へ
遍路道ではない車道です。
しかし、今日はどういうわけか……旧来の遍路道から外れた道をゆくことが続きます。
まぁ、その話はまた後ほど^^
8:04 いまここ
別格①番の大山寺(たいさんじ)の看板が……
今日、こちらの別格にも参拝する予定だったのですが、
昨晩、女性ひとりが歩く様な道ではないと指摘され、考えた末、
今回はスルーするーことに決めました。
自分は区切り打ちなので、次にまた機会を作ることはできるだろう…と。
自分のこういうところは、長所なのか短所なのか、
なかなか判断つきかねる部分ではあるのですが……
つるかめの植木
別格①番をスルーするーことにした為、
あえて遅めの出発をしたのですが……
こんなん撮ってる余裕も実はそんなにないのですが、面白いと思ったので、
せっかくなので撮らせていただきました。(笑)
今朝は晴れましたが、何故か小雨がパラついて強風だったりして、
ちょっと気持ち的に寒かったです。
これは私のクセみたいです。朝は何かキリキリと心が凍てます。。
8:24 4番大日寺山門
山門の真下から鐘が撞ける!
ところで皆さん、お寺に来た時、鐘は撞いてますか?
……返事がないにょ。
皆さん、お寺に…以下同文 ?
……
…
えっ? 私ですか? 安心してください!
基本、撞いてません。
いままでの人生で、撞けないお寺の方が多かったし、
子供の頃から「撞いてはだめ!」と、よく言われていたので、
除夜の鐘とか何かの行事でもない限り、撞くことはありませんでした。
まぁ、それで、滅多に撞かない鐘なんですが、
通過する山門の真下から紐を引っ張れば撞けるとあれば、
これは撞きますよね。撞きました。^^
因みに、戻り鐘(参拝後に撞くこと)もしておりませんから、
今度こそ、安心してください。撞いてませんよ。
本堂
第4番 大日寺(だいにちじ)
同じ徳島というエリアに『大日寺』は2つあって……
こちらは第4番の方です。
ご本尊は、大日如来。「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」
ここへも写経を書いてきました。願文は『自分供養』!
大日如来様は生者にも死者にもご利益があるそうなので、
生者の私から死んだ私までのお願いをすることに……
昨晩、泊まった宿の夕食でもお話していたのですが、
私や私の弟妹には子供がいないので、
私たちの代で家が絶えます。 (もう断言しちゃうんだ、と、笑われましたが(ははは))
お遍路では、自分の供養をすることもできると聞き、
そういった意味合いでも、行うことにしたのです。
もし「お遍路をする理由は?」と、尋ねられたら、
私 「先祖供養と自分の生前供養」
と、答えることになるかと思います。
お遍路をする理由は尋ねてはいけないという、
暗黙のルールがあるそうなので、
(他人には言えない事情を持った方もいらっしゃるから)
聞かれることはないかと思いますが…
まぁ、聞かれたら、こう答えますねっていうお話でした^^
回廊になってる……屋根伝いに行けるのは便利
次の大師堂では…先の団体さんがいらっしゃるので、じわじわ進みつつ、待ちます。
この方々は、業者のマイクロバスで来られており、
さっき、歩いている時に追い越されたバスでした。
観光バスだとそうは思わないんですけど、マイクロバスで巡っているのは、
何かうらやましい気がしました。
気心のわりと知れた集団なら、楽しいかなぁ。でも、団体行動は好きじゃないしなぁ。
まったくしたくない人よりは、できると思うけど…(笑)
4番大日寺 大師堂
順当に納経を済ませ……いま一度、本堂に戻りました。
本堂にて 目の前に我が地元の地名が…!
四国・徳島のお寺で、
広島県呉市の地名を目の当たりにする機会があると思わなかったので、
思わず、撮影させて頂きました。(同郷のよしみでお許しくださいませ)
そんなこんな4番大日寺を後にして……
4番大日寺近くの休憩所 ここのベンチでストレッチをさせてもらいました^^
早咲きの桜なのか桃なのか、まさか梅??…
桃か梅なのか、よくわからない樹花はありますよね。(笑)
桜か桃なのかわかりませんでしたが、きれいな花でした。
3月上旬のお遍路…少し早い春の出発になりますが、
花は咲き始めていて……なかなかいいですよ^^
9:14 五百羅漢~地蔵寺 ここには梅がチラホラ
お次は第5番 地蔵寺です。
第4番から戻って、五百羅漢を通過させてもらいました。
本堂
「おん かかかび さんまえい そわか」
こちらの前には……
水琴窟の先祖供養装置が!
下に水琴が入っているので、水をかけると音が鳴るのだそうです。
早速、かけてみようと見ると……他人の経木が置かれています。
これに水をかけることはできませんから、自分の(家の)経木を買うことにしました。
これも先祖供養ですからね♪ すると…
財布に500円玉がなかった…(ガックリ) 無人なので、お釣りを頂くことができません。
残念ですが、断念いたしました。
本当に立派な銀杏の木
大師堂
装飾が艶やか
左 修行大師様と仰るそうです
右 しれっと見切れる私 大事なことは紙ではなく石に刻めと言いますね……いろいろ書かれてました
そんな第5番 地蔵寺でした。
門前通りにある宿に戻り、荷物をピックアップ。
おんやど森本屋さん、お世話になりました!
本体の荷物を背負って、遍路道をゆく…
今度ばかりは梅だと思われますが……
この道の先では、桜が咲いていました。
小さな川(水路)沿いに地元の方が佇んで、花見をされていました。
写真には撮れませんでしたが、いい光景だなと思われました。私に。
今日は断念する『大山寺』への分岐 後ろに遍路小屋あり
いまここ 神宅と書いて『かんやけ』 ここから自動車道までも、結構な道のり…に見えました
お寺は更にその山の上…それを往復…嗚呼。。
やっぱり今回は、大山寺はスルーするーです 三3
【追記】一ヶ月後、大山寺に行きました!
その先にあった小塚(?)
ここは昔のまま……以前はここら辺、全部、
こんな草野原だったんだろうかなぁと想像してみたりしました。
そんな風景の中を歩いてみたかったなぁ。
過酷な旅になるんでしょうけども。それこそ途中で横死する様な。
お手洗いはない、コンビニもお接待所もない、食べ物屋さんもない……
現在は少し歩けば うどん屋さんとかありますけどね^^
徳島と言えば……ラーメンしか知らなかったのですが、
徳島には、『たらいうどん』という名物があったのですね。
林業の昼休み、うどんをたらいに入れて食べていたのが始まりで、
山奥だから、川にいるカニや小魚でだしをとったとか……
現代は川カニなどでだしをとることはありません、だそうですが(笑)、
たらいうどんは食べられていると…
そこまで聞かされたら、食べたくなってしまって、
2日目のお昼は、たらいうどんを食べたかったんですよね!
目的の食べ物屋さんの為なら遍路道も外れる~♪(少しだけど) 12号線沿いにあった寿食堂さん(兼・民宿)
寿食堂 板野郡上板町七條字大道13-1
一般客の食事時間 10~18時 (朝夕は宿泊者の食堂になるみたいです)
意外な気がしますが(失礼)公式サイトがありました↓
たらいうどん 400円 おかず 250円 計 650円の昼食でした
徳島のたらいうどん
ふにゃふにゃ麺なのではないかと思ったのですが、
結構しっかりしたうどんなのですね。
だし(つゆ)が薄くならない様に、たらいの縁でお湯を切って、だしに浸けて食べるそう。
私個人の舌にはしょっぱく、そうそう味は薄くならない印象でした。
うどん自体が塩気があるのかな? と、何もつけずにそのまま食べてみたところ、
しょっぱくないけど、そのままでも食べれそうなかんじ。
嗚呼、これはホントに私個人の感想です。(汗)
2玉もあったので食べきれなかったですけど、美味しかったです。
お遍路をする理由のひとつに、
その土地の美味しいものを食べたいというのも、
勿論、ありますね。それは認めます。私が。
②へつづきます! ↓