2019年4月8日(月)…晴
別格霊場①番 大山寺(たいさんじ)へ向かっております!
その道中は、前に行ったことがある方いわく、
「女性がひとりで歩く様な道ではない」
…そんな山道がこちらです。
だったら車道を歩けばいいじゃないの、と、さっきまで車道を歩いていたんですが…
舗装路ではなくなり、白いコンクリート道路になって…照り返しが眩しくて辛かったので、
また山道を選んで入ってしまいました。
すると、なんということでしょう。
いま迄は、山道(歩き遍路道)→ 車道 → 山道(歩き遍路道)…と、交互になっていたのに、
今度の道は、ずーーーっと山道(歩き遍路道)なのです。
車道のかからない、山の斜面を縦断するルートに入ってしまったみたいです。
結構な高さまで…標高で言ったら400ぐらい…登ってきました
山道としては、そんなに険しくはないと思われますが……問題は、
女性一人で歩くのに問題がまったくないかどうか、です。
通常の遍路道ならいざ知らず、別格霊場への道な為、まるで人に出会いません。
が、マムシに出遭う可能性はあります。いまや季節は春ですからね。
もし、蛇に咬まれたとか、転落とかしたら、助けを呼ぶのは大変だろうな…
いま歩いている山道ルートは前後が長く、車道から見える位置にないわけで、
気づいてもらうのはおろか、場所をわかってもらうのが大変そうです。でした。
車道に出ました
シャガが群生している…シャガですよね??
ここを歩いていると……油断した頃に車がやって来ます。
結構、往来あるんですね。歩いている人は全然、いないのに…(笑)
知らなかったけど、雰囲気のいい大杉に迎えられると、山門はもうすぐです。山門はね…
11:20 大山寺山門
12時迄に着ければいいと思っていたので、存外、早かったです。
因みに、行き(上り)が1時間半、帰りが1時間…というのが、
大山寺の往復の相場らしいです。
何処から何処迄の試算なのか、わかりませんが。
私は、帰り1時間では済まなかったので、やっぱり個人差があると思います。
下りは早く歩けるから早いだろうと考える様な人は、気をつけた方がいいかと。
そして、それは私…
(下りの方が足に負担がかかるからそんなに早く歩けないということに、いい加減気づけ(笑))
それはさておき、山門の傍らに山桜が咲いていて…たまたま、
はらはらと散っているところでした。美しいです…見とれていたら、
こちらをじっと見るこの方が…いた
こちらのお寺は、四国三十六不動霊場のお寺でもあるので…らしい。
けど、これは不動明王の真言ではありませんね。…童子? 36人いるの?
あらためまして 山門です
向かって左の仁王像…こわい 右は野趣あふれる印象
前に来た人のブログを読んでいたら、その時は目の中に蜂の巣があったとか…こわい。
こわいなーと思っていたら、何かの小虫がブブンと入ってゆきました……やっぱりまだこわいw
お寺はまだ上の様ですが、こんな雰囲気のいい竹林の中を歩けて、光栄であります。
輪袈裟『留め』の必要はこんな時にあるということに、帰ってこの画像を見て気づきました。
せっかく撮った写真ぜんぶ、輪袈裟の左右がガタガタで…みっともないったらなかった。(泣)
輪袈裟留めをそのうち購入する予定です。
幟がこちらに向いてはためいてくれたら…かっこよかったのに
この手の幟が表側にそろって…ということは、ほぼ滅多にありません。この時も。
しかし、『不動』という字がチラついているせいか、かっこよかったです。壮観と言うか。
別格霊場第①番 大山寺(たいさんじ)
四国三十六不動霊場第一番
本堂
ご本尊 千手千眼観自在菩薩
「おん ばざら たらま きりく」
私は普段、灯明・線香をあげていません。持ち歩いていない為です。
(お四国のお寺さんは共用の蝋燭・線香を置いてないところが殆どなので、
持参していないと、差し上げることができません)
灯明は意味のある行為で、お唱えはしなくても、灯明はしている方を見ますから、
自分であえて省略することではないのかも……とは思うけど、なかなか…
が、
こうしてたまに販売されているのに遭遇すると…ご縁と思って奉納しています。
それと、私はマッチとライターが使えないので、着火装置が置いてあるかどうか、
これ重要です。(笑)
灯明に戻りまして、特にこのお寺では…『良縁祈願』を。
山岳系の神様は『縁結び』なのだそうです。なんでかわからないですけど。
山岳系の神様は厳しそうなので、(実際、厳しいそうですね。地上の神様より)
縁結びなんて浮ついたことを言おうとしただけで、
ああン??…と、思われそうな気が、私みたいな素人からしたらします(笑)が、
いざ祈願したらビシッッと叶えてくれそうな気も致します。
あっ、と、
こちらが縁結びで有名なのは、ご本尊がそういう観音様だからみたいです。
(山の上の神様仏様なら、何でも縁結びってわけではないのですね)
しかし、ここで私がお願いしたのは…恋愛とか結婚のことではありません。
人間としての人生を有意義にする為の『縁結び』を、お願いしました。
恋愛の縁結びをしてもしてるのに叶わない…!! とか、
恋愛運が悪い人は仕事運など、他の運が上がるらしいです。(一般論)
だったら、私は、金運を上げて欲しいです。
私はお金があっても困らないし、お金があれば有意義に人生を過ごせる自信があるので。^^
大師堂へ向かいましょう 三3
大師堂にて 別格霊場専用の納め札…先月断念したので日付が先月吉日のまま
生きていれば、後になってでも叶うこともあるよね!
くどいけど四国三十六不動霊場第一番
不動明王は、好きな人が多いですよね。全三十六ヶ寺、周る人も多いのかな?
四国三十六不動霊場は、車があって、山道や小回りの運転が得意なら、
四国の真ん中より右半分に片寄っているので、別格二十霊場よりは周り易そうな気が……
あくまで個人の気のせいかもですが。
不動霊場を周ると、胸飾りの玉を集められるみたいですね。
別格二十霊場は、念珠の玉を集められます。
別格二十霊場の巡拝記念品
念珠の玉 女玉 300円
納経帳は持ってないし、集めていませんが、念珠の玉だけは集めています。
郵送もされていないレアアイテムですが、売店に来れば自己申告で頂けるので、ありがたい…
(頂けると言っても1コ300円です^^)
それを買いに来たら…
売店(納経所)でお接待!!
思いがけずお接待頂けて、更にありがたかったです。^^
普段、納経所に立ち寄らないので、おそらくですが、
納経所でコーヒーを頂くことなんて、きっと滅多にないんですよね?
後で会った、6巡もしたお遍路男性と、大山寺に行った時の話になり、
「あそこの納経所はコーヒー飲ませてくれるんだよねぇ」
という風に、おっしゃっていて、
それを聞いた他のお遍路さんの反応から察するに……他ではそうないのだろうと。(笑)
「これ買うので写真、撮らせてください」と…言ってる人がいたら、私かも(笑)
前から気になっていた箇所のお札に逢えて、ラッキーでした♡
余談ですが、お札って、買った時から効力が始まるそうですね。
私は、貼った時からだと思っていたんですが……買った日からなのだそうです。
左 境内のWCにも同じ札シールが貼ってありました^^
右 そのWCの近くにあった看板 この広告主食堂で「車道を行けば行ける」と言われました
寿食堂さん、ありがとう! 私、来れましたよ!
左 境内で昼食を 右 大銀杏を眺めたりしながら
本堂に掲げてあった屋島の戦いの絵。
ご存知の通り、源氏の勝利です。
その源氏御一行、こちらのご本尊に必勝祈願に訪れていたのです。
で、庭の銀杏は、
その際に、あの弁慶が持っていた銀杏が元なんだとか。
そう聞くと、弁慶が来たぐらいなら、義経も本当に来たのかも…と、思ってしまいました。
バスで一時間ものこの距離を、バスもなかった時代にわざわざ来て、この山も登ったの??
昔の人は、すごいなぁ…と。
そんな大銀杏と\(^o^)/
③へつづきます 三3