2019年4月11日(木)…晴れ
別格③番 慈限寺(じげんじ)に来ております。
有名な修行・穴禅定(あなぜんじょう)を終えて、洞窟から出たところです。
大岩の上に不動明王様が!
実際の順番とは話が前後しますが、
大岩の上に不動明王の小さな祠があり、近づいてゆくことは出来ないのですが、
手前でご真言を、先達さんと一緒に唱えることになります。
私
「のうまくさんまんだ、ばさらだん、せんだ、まかろしゃだ、そわたや、うんたらた、かんまん!」
先達さん
「なーまくさんまんだー、ばーさらだん、せんだ、まーかろしゃだそわたや、うんたらた……」
……
…あれ、ちょっと読み方が違う。
リズムは人それぞれだと思ったので、自分のペースで読み続けていると……
先達さんとズレてゆく一方で、向こうも少し笑っておられました。(笑)
後になって、真言宗と天台宗で読み方が少し違う、ということを知りました。
混ざっている方もいらっしゃるそうです。
↑で記述した先達さんの真言は、『リズムが違う』ことを表したかったもので、
一言一句この通りに発音されていた!!…というものではありませんので、
お含みおき頂ければと思います。
覚えたらすごく便利だし大事らしいのですが、丸暗記しても意味がないとかで、
いきなり唱えられるか、何となくでも覚えられればOKなのだそうです。……が、
私はそのいずれでもなく。
一発での記憶力高い系じゃないと、こういうのは不利ですよね。(笑)
で、
覚えられた時が覚えるべき時と信じて、しばらくダラダラしていたのですが……
一年ぐらいかけてようやく、ダラーッと文字と映像が出る様になりました。
ですが、何故か、出だしを失念してしまうすることがよくあるので、
平常時は使わない真言だからか……やっぱり私には難しい真言なのかもしれません。
いや、覚えますけど。(笑)
ろくに聞いてない、たまにしか見てない真言なのに、何故かパッと唱えることが出来て、
いったい何の真言だろうと調べてみたら、ちっとも心当たりない仏様だったりもします。(笑)
何かわからないけど、相性とかあるのかなぁ……
病院がなかった昔の前世で唱えまくっていたんじゃないか??…と、思いました。(想像)
…と、
真言についての自論を展開しまくれてスッキリしたところで、本堂参拝に戻ります 三3
本堂 ご本尊 十一面観音
「おん まか きゃろにきゃ そわか」
先達さんについて、十一面観音様のご真言を唱えながら、本堂を三周します。しました。
これだけ唱えれば、これで覚えられるかも♪ というか、
これだけ唱えて覚えられなかったら私はアホだと思ったのですが、
見ればパッと唱えられるのですが、すぐに忘れてしまいます。どうやらアホの様ですね。
(それとも前述通りの相性か何かかな?(笑))
以上、穴禅定に含まれる修行でした。※この時
行きもあったけど、帰りにも、お大師様の像に逢いました。
お大師様 19歳
ここで修行された時、19歳だったそうです。
だから、悪龍を追って洞窟に入って行っちゃうとか、頑なに修行するとか出来たのかぁ……
お大師様も若かったんだろうなと、しみじみ思いました。(本当に)
私流の言い方をしますと「ガッツがある」です。19はそういうお年頃ですね。^^
本堂参拝の後、あらためて大師堂で納経です。
大師堂の前にて
別格霊場専用の数珠玉もGETしました! 煎餅は、家のお仏壇に、いいお土産となりました。
『慈眼』寺と刻印されているので、目に効く煎餅だと信じて、
お供え後に母が目に当てて食べているのを、目の当たりにしましたが……
いわしの頭みたいなものだろう……と、私は何も言いませんでした。(笑)
14:36 ようやく……遅くなった昼食
かなり遅くなったけど……先にお昼を食べて、満腹になってやる修行でもなかったし、
これでよかったのかなぁと思いました。
ラップを外してすぐ、緑6さんにお裾分けしていたので、寿司そのものを撮るのを忘れていました。
ふつうの田舎ずしってかんじで美味しかったです^^
15:10 車道を逸れて歩き遍路道へ
『潅頂ヶ瀧』という滝がこの先にあり、
ブリティッシュ・ブリッジさん達はそこに行った筈ですが、
私達は滝へは寄らずに、宿に戻ることにしました。
お接待いただきました^^
行きの時、柑橘の実が道端に散らばっていて、
「勿体ない、食べれるのに」と言っていた箇所で、持ち主の方が収穫?に来られていました。
で、ご挨拶しましたら、お接待で頂けると。
お礼に納経札をお渡ししましたら、
「いつも思うんですけど、これ頂いて、どうすればいいんですか?」……と。
裏は白いのでメモ用紙にでもしてください(笑)、と、私は言いました。
そうか、渡すのが礼儀と聞いてきたけれど、もらう側には、そう思われることがあるんですね。
15:58 葉桜になったかつての通学路を過ぎ、宿に帰還……一時間弱だったみたいですね
あらためまして、
ふれあいの里さかもと
廃校になった小学校を改装された宿です。
2つ前の記事に書いた通り、この日の朝に予約をお願いしたので、
普段は客室として使っていない、3階のお部屋に泊めて頂くことになりました。
廊下はモロに学校、です……よりにもよって(笑)元『理科室』
扉を開けると……
すごいシュールな光景……(笑)
簡易ベッドと言うか……ストレッチャーに乗せられる気分。
ですが今日び、いつ、災害にでも遭って、学校で避難生活することになるかわかりません。
ベッドが一台もらえて、個室にもなっているなんて、有難いことだと思いました。
ただ、TVがない(取り外されている(泣))のが痛い……窓からのビューはなかなかです^^
3階の『はっさく(元理科室)』 簡易ベッド・TVなし 相部屋の為、
一泊二食付き 特別廉価でした。
浴衣とタオル 有料貸出
左 有料の浴衣とタオル 右 はっさくの部屋にて、さっき頂いたはっさくと(笑)
早速、浴衣を持って、入浴しに行きました 三3
※ イメージです(でもだいたい合ってる)
広い浴室に泡ボコの浴槽、露天にはなっていないけど、窓の外は坪庭になっていて、
素晴らしいお風呂でした!
昨晩が、狭い家族風呂でシャワーのみだったので、天と地ぐらいの差。(笑)
もう一泊したおかげで天に来れたのだと、しみじみ湯に浸かっていると……
宿の方 「女性が電話をしてこられて、相部屋を希望されているんですが」
裸の私 「はい、いいですよ~」
あの理科室でひとりで一泊……よりは、全然、いいでしょう。これも御縁^^
かくして、この後、相部屋になられた女性は、
東京から来られたひとり車遍路の方で……
仮名は、極寒系東京女子さん、と、致します。(いつもながら勝手にすみません;)
山の中の理科室なので多少は寒かったのですが、この方はかなりの寒がりだったので、
そう仮名をつけさせて頂きます。
いろいろお話してくださる方だったので、相部屋になって、よかったです。
予約が遅くて夕食は間に合わなかった為、ご一緒できなかったのが残念でしたが……
18:10 さかもとさんの夕食
夕食は18時からと聞いて、1階の食堂前にスタンバっていたのですが、
この日は満室だったので仕度に時間がかかったそうで、少し遅れての夕食でした。
テーブルに室ごとに席が決まっており……目の前はブリティッシュ・ブリッジさん達でした。
「滝はどうでした?」などの英会話もできず、お行儀よく食べ進める横のテーブルで……
日本の歩き遍路のおじさま達は、酒、酒、酒でした。(厭味で言うのでは微塵もなく)
よく歩き、よく飲み、これからよく眠るのでしょうから……いいなぁ、と、思います。
私はお酒が体質に合わないので量が飲めないし、翌日しんどくなるので飲めません。
お遍路の最中に一度何処かで、地の酒をちょびっと飲みたいものです。
あと、一度何処かで野宿・通夜堂体験もしてみたいと思ってます。
急にそうなるんじゃなく。(それだと遭難みたいなものだし)
左 塩焼き川魚と蒟蒻の刺身が山田舎らしくていい 右 汁物はもっといい (個人的見解)
ブリティッシュ・ブリッジさん達は粛々と、川魚も食べていらして……
私なんかよりよっぽど上手に箸で捌いておられました。
お部屋に戻ると……
なんということでしょう!!
ベッドが二台に!!!
……なのは当たり前として、ベッドの向きが両方おんなじになっています。
私、最初にセットされていた向きが何かイヤで、後で反対向きに変えたんですよ。
すると、後から入ったベッドも反対向きになっていたので、あれれ、まぁ……みたいな。
向きを変えたのは、方角や霊的に何かあったわけではありません。
相部屋の方はお強そうでしたが、(何か、いろいろされていました…)
別に何事もなく……
あまりいろいろ書くと特定されそうな内容なので控えておきます^^
……あっ、そうそう、気になる方の為に。。
夜の校舎内を撮影しておきました!
私はぜ~んぜん怖くないのは、学生時代に合宿で学校に泊まったことがあるから、かなぁ。
【2019年4月11日(木)】
徳島の気温 最高15.2℃平均11.8℃
歩いた距離 車に乗ったりしたので測定不可
8時前 立江寺出発~ いろいろあって(笑)
10:54 ふれあいの里さかもと出発 ~ 12:20 別格③番 慈眼寺
15時過ぎ 慈眼寺出発~ 15:58 ふれあいの里さかもと帰着
明日も、思いがけない展開になります。つづく 三3