ナユミマ☆四国遍路の旅

1回目【第55~52番逆打ち】、2回目【第44~51番】 3回目に徳島【第1番~】区切り打ち開始☆

徳島8日目① 雨の55号線~第18番~弦巻坂

 

 2019年4月10日(水)…雨

 朝から結構な雨風……な、おんやど松本屋さんにて。

 

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 6:38 (カメラの時計設定が5分違ってるのが判明したため実際はもう数分早い)朝食 

 

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 時折、強風逆巻く朝の井戸寺…結構、参拝客いますね(いました)

  

 昨日、3人組で飛び込んできたお客さんは、当然、夕食の用意は間に合わなかったのですが、

 朝食はお願いできた様で、すでに揃って召し上がられていました。

 年配の男性1女性2で、親戚同士ということでもないチーム……

 年を取って、こういう仲間がいるのっていいなぁ、と、思いました。

 朝食後、井戸寺を打って、車遍路だそうです。どうぞ安全運転で!^^

 

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 7:43 玄関にて キュッポキュッポ

 

 さて、私は歩き遍路……雨対策はこの『キュッポキュッポ』です。

 雨靴のことです。

 広島では雨靴をキュッポキュッポと……呼ぶわけはなくて、

 私個人が雨靴を差して、そう呼んでいるのです。

 歩く時、キュッポキュッポ音がするから、です。

 

 これはつまり、靴の上から履くカバーでして、底に滑り止めがついており、

 歩き始めは鈍い重さにあれっと思いましたが、終日、気になりませんでした。

 このキュッポキュッポを履いて、バックパックカバーを付けて、ポンチョを被って、

 完全雨装備となり宿を出発しました!

 

 尚、雨風の中なのでカメラは出せず、ここからしばらくの撮影はスマホです。

  

第18番 恩山寺へ……歩き遍路シールによると、20キロだそうです。

 

 第17番 井戸寺からは、地蔵越という山越えルートか、

 徳島駅前を通過する国道55号線ルートがありますが、

 私は後者を行くことにしました。

 

 しばらくは住宅地の中を進んでおりましたが……

 遍路シールが、どういうわけか見当たらず、

 スマホのグルグルマップを見ても、なんかよくわからなかったので、

 遍路道は無視して、フツーに徳島駅前を目指すことにしました。

 で、

 鮎喰川(あくいがわ)に再び出合い、橋を渡って越えて行き、

 徳島大学病院の前へ出ました。

 

 そこからは黄色いへんろ地図の本に従って歩くことに……(ここで遍路道に戻った)


 

 この雨で、桜がだいぶ散ってしまってます。キュッポキュッポで踏みしめる私。

 雰囲気のいい神社に差しかかりました。

 お遍路なので寺巡りをしているわけですが、私、神社が好き……


 

 有名な徳島ラーメンの店前、通過……

 営業時間十分前ぐらいで何故かオープンしていましたが、

 今日は別のラーメン屋に行く予定なので、ぐっとがまんするのでございました。

 いま思えば寄っておけばよかったなぁ……

 でも二時間前に朝ごはん食べたばっかりだったし。(笑)




 眉山(びざん)の麓にある阿波おどり会館にて……

 お手洗いを借りました。

 お遍路は明らかに当施設の利用者じゃないのに、快く貸してくださり有難かったです。

 が、建物の前の休憩所……よく見ると、お遍路ノートが設置されていました。

 お遍路がよく立ち寄っているということですね。。

 

 徳島駅付近では遍路道にこだわらず、自分の歩きたい道を進んでゆき、

 お遍路業界では有名らしい、国道55号線へ出ました。

 何でもずっと続く退屈な道らしいです 三3

 

 この道は、晴れていると日光に向かって歩くことになります。

 僅差で、まだ雨の方がマシかなぁ、なんて思いました。雨と言えど小雨の部類でしたし。

 小雨と言えどポンチョを着ているので、コンビニに入りづらいです。

 お手洗いは……建物の外にトイレがあるスーパーを狙いました。

 

 それがない時は、やむをえないかんじで、コンビニのお手洗いをお借りしました。

 罪滅ぼしと礼儀で何か購入……アミノ酸入りの何かを探しました。

 お遍路の最中にアミノ酸を摂ると、格段に疲れにくくていいのだと……

 『黄色い歩き遍路本・知識編』に、書いてあるのを見たからです。

 

 自分も、歩き遍路のほぼ皆様が持っているのは『地図編』ですが、

 『知識編』というのがあります。

  何が書かれているんだろうと、常々、思っていたのですが、

 ある宿のお部屋に置かれていたので読みました。

 それは知らなかった、ありがたい情報というのやら、いろいろ載っていました。

 

 が、

 ここにいろいろ載せるのはできないので、アミノ酸のことだけを。

 疲れにくいと言うか、歩いた後の疲労回復が早いとか筋肉痛が軽かったとか、

 そういう効果が期待できるそうです。

 

 確かに、飲んだ瞬間から体力がグイグイ回復されていくかんじがして……

 効いている気がしました。

 アミノ酸、マジでいいかもしれません。少なくとも私の気力体力には。

 

 因みに、これに気を良くして、後で別の栄養ドリンクを飲んで、

 えらい目に遭ったりするのですが……それはまた後でのお話。^_^;

  

 雨の中、長い55号線を歩き続け、やっとこさ……待望のお昼ごはん場所、

 『りょう花』というラーメン店に到達しました。

 

ここまで14.65キロ、やっと落ち着いて腰を下ろせます。ました。

 

 徳島に来て、徳島ラーメンでないものを目指していた理由は……

 こちらのお店は四国展開のチェーン店ですが、広島にも二店舗ありました、

 が、

 昨年、二店舗とも撤退されてしまい、私、ついぞ行くことができなかったのです。

 それで、徳島小松島店に立ち寄りました。

 すだちの入った鶏しおラーメン……美味しかったです!

 

  

 食後も55号線沿いを歩き続け、

 歩き遍路道の表示があるところで脇道に入りました。

 小山へ向かって、示されるままに進んでゆくと……

 

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 びらん樹という木だそうです

 

 私は大樹が好きなので、思わずここでようやくカメラを取り出し、撮影していたら……

 

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 左 小屋?……が、目に入り

 右 もしやと思ってまわりこんで見たら、山門でした!

 

 歩き遍路道を辿ったつもりなのに、山門前に出ることができなかったみたいです。

 

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  ちゃんと仁王様がいらっしゃいました

 

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 天然記念物のびらん樹……ビランジュ

 

 第18番 恩山寺(おんざんじ)は、昔は女人禁制だったそうです。

 ここでお大師様が修行をしていたところ、お母様が訪ねて来られたそうです。

 そこで17日間の秘法を修して、女性が入ってもOKにしたそうで、

 その記念に植えられた木というのがこれなんじゃないか~?…と言われているのだとか。

 びらん樹は樹皮がはがれ落ちる性質があるそうで……皮膚科で言う「びらん」って、これのこと??

 

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 車道から行けるけど、歩き遍路なので、歩きでしか通れない道を選びましょう!

 

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 階段を登ったら……そこが境内かと思いきや、まだ山道が続いていた

 

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 ギリギリまで桜の花見をさせてもらっているみたいで この時季はよかったですけどね^^

 夏とかだったらイヤだったろうなぁ…やぶ蚊とか多そうだし。(笑)

 

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 おお、お大師様の御姿が……『こちらを見守ってくださっている!』

 

 お大師様が迎えてくださっている! と、信じて、最後の登攀をがんばっていると……

 

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「後ろ姿だったんか~い!」

 

 このトラップは割に有名らしいですね。(わな?)

 

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 お大師様… ご尊顔を拝したく……

 

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 どぉーん!!

 

 息を切らして登って見ての感想…『これは車遍路の方向けの像なんだな』

 いえいえ、まわりこんで見れば、歩き遍路も迎えてくださりますよ。^^

 このお寺はお手洗いも駐車場脇にしかなく、車で来るものとして構築されているみたい……

 

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 14:28 境内に着いたっぽい

 

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 第18番 恩山寺(おんざんじ)

 ご本尊 薬師如来 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

 

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 お遍路あらわる  ブレてるけどお気に入りの画像^^

 

 f:id:nayumimahenro:20190528072921j:plain 本堂

 

 お唱えしていたら、団体さんがやって来られました。年配層の日本人です。

 ずいぶんと小騒がしくて、

 「(鰐口が)鳴らない!」「暗くて(仏様が)見えない!」「中の電気を点けておくべき!」

 ……集団なので、気が大きくなっているんだろうな。

 納経を終えたら、そそくさと大師堂へ退散しました。

 

 f:id:nayumimahenro:20190528073551j:plain 大師堂

 

 しかし、納経していると……追いつかれてしまいました。

 予め隅に荷物を置いて、邪魔にならないところに立っていたのですが……

 私がいる場所にグイグイ迫って来ます。他に十分場所はあるのに…と、思っていたら、

 「(コソッ)歩き遍路なんですか? すごいですね」

 団体の納経が始まったところに、声をかけてこられました。

 このタイミングに、すごいです。(汗)

 

 そして、この方々の納経が……自分も他人のことは言えないけれど、

 かつて聞いたことがない程、つたない…!! 

 自分の最初の頃を見ている様…(笑)

 つまり、超初心者の団体だったみたいです。だから、見るもの触るもの珍しかったのね。

 最初はこんなで、そのうちだんだんと出来上がっていくんでしょうね。あはは^^

 

 

 さて、次のお寺、

 第19番 立江寺(たつえじ)へと向かいます。

 お手洗いが駐車場脇なので、いやでも車道を通って帰ることになりますが、それが正解。

 

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 歩き遍路道は この牛舎の脇を突っ切ります

 

 来た時の山道じゃなく、車道沿いに、歩き遍路の入口がある為です。

 

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  伝染病予防のため絶対に牛舎には近寄らないで!!
 

 ……が、ここは番犬が激しいらしくて、犬に注意!という事前情報を持っていたので、

 私、牛より伝染病よりも、が怖かったんですよ。

 何年も前に狂犬病の予防接種を受けたことがあるけど、もう切れてるだろうし……

 が、犬はいたんだろうけど、姿は見えませんでした。

 

 

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 無事、歩き遍路道へIN

 20番札所 鶴林寺近くの宿のパンフ…もらおうとしたんですけど、中が空になってますよ、鶴風亭さん!

 

 後日宿泊しました^^↓

nayumimahenro.hatenablog.com

 

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 何か巻いてあります……弦巻坂の『弦巻き』ってこれ?(笑)

 

 この竹林の中の道は……

 

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 弦巻(つるまき)と呼ばれるそうです。

 源義経がこの坂の向こうに敵兵がいないことを探知して、

 弓の弦(つる)を巻かしたからだそうです。

 ……弓の弦を巻くと何がどうなって敵が探知できるのか、私はわからないんですが。

 

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 義経ドリームロード

 

 先程の恩山寺の近くには『義経・上陸の地』というのがあり……

 屋島にいる平家を討伐する為、その場所に上陸したと言われているそうです。

 義経ファンは寄るべき、ここもウキウキ通るべきなんでしょうが…

 私、女子高生ぐらいの時は好意的に思っていたのですが、いまはあんまり……

 お好きな方は、私の代わりにウキウキして♡ご覧くださいませ。

 

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 土の道と舗装路が交互に

 

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 昔はただの小山だった場所に道路を敷いたんですよね

 

 やがて、舗装路だけになりまして……弦巻坂は終了です。

 後で、同じ道を歩いたお遍路さんに、

 「本当に源義経があの坂を通ったのかな?」という話になりましたので、

 「あの道の通りには歩いてないだろうけど、山の中を走り回ったのは本当じゃないですかね?」

 と、答えました。まぁ、多分ですけど。(笑)

 

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 遍路表示が途絶えて不安になる… 坂の反対側にも同じ看板があり この道で合ってましたね^^

 

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 表示がなければ絶対にここが遍路道だとわからない…↑

 

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 ちょっと、結局どこをどう通るべきか、わかりづらかった箇所

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 表示がなければ絶対にここが遍路道だとわからない……その2↗

 

 ホントにこんな路地裏が遍路道??……というより、

 かつての遍路道にかけて、田畑や民家が作られていったんですよね。

 

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 バス通りに出ました 三3

 

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 このバス通りに出れるのは知っていたので、

 ここで打ち止め、徳島駅に戻り、

 その日の夕方の高速バスで帰宅する計画を考えていたのですが……

 

 そうすると、次回、ここまでバスに戻って再スタートになります。

 徳島駅からここまでバスに乗りっぱなし、降りたこの辺りは公衆WCがない為、

 お手洗いがもたない私には無理……

 せっかく交通機関があっても、こういうことがあるんですね。(泣)

 この日は帰らず、もう一泊する計画になりました。

 

 第19番 立江寺(たつえじ)へ……向かってる途中ですが、続きます。

  

徳島7日目② 第13番再訪~第17番 おんやど松本屋

 

 2019年4月9日(火)…晴

 こもれびCAFEでランチの後、鮎喰川(あくいがわ)沿いを歩きます。ました 三3

 

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 21号線を東へ…

 

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 第13番 大日寺(だいにちじ)に到達しました……

 が、

 その前に、道路を隔てた隣にある、こちらの神社へ参拝。

 

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 13:21 一宮神社

 

 元はこちらが札所だったという神社です。

 また来れたことのお礼とご挨拶を。そして、おみくじ再び。

 

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 10円の自動おみくじ販売機 今回はコレ!

 

 自動なので、神様の采配が出てくる、おみくじかと…

 

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 『苦しかる日の過ぎゆきて 大神の恵みの光り 今ぞ仰がむ』

 

 苦しいことがあったろうけど、きっと近い将来に幸せな日々が訪れます、だそうです。

 前回は中吉で、今回は小吉。

 苦しいことがあった分、前の時(先月)より運勢は下がってるんだ…

 内心、ガクッとしますが、いやいや、重要なのは和歌とか文章の部分らしいです。

 神様におすがりしていいそうで、よかったです^^

 

 さて、お遍路に戻ります。

 

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 第13番 大日寺(だいにちじ)……前回、納経はしております。

  

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 本堂 ご本尊 十一面観音

 自分が死ぬ時、観音様とあいまみえるよう祈願の写経を納めたところです。^^

 

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 大師堂

 

 前回は雨の中、団体客がひっきりなしで、ちゃんと撮影できませんでした。

 今日は天気がよくて、静かで、桜まで咲いていて……全然、印象が変わりますね。

 

 f:id:nayumimahenro:20190511220319j:plain しあわせ観音

 

 こちらもお客さんがひっきりなしで、前回は撮影できませんでした。

 帰宅後、もっとよく見て、撮ってくればよかったと思っていたので……リベンジしました。

 第13番札所、これにて補完完了です!

 

 

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 第14番 常楽寺(じょうらくじ)へ…

 

 お隣の、かどや旅館さんの前の道を入ります 三3

 

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 その前に 一宮神社鳥居方向に一礼

 

 雰囲気が素敵でしょう^^ できれば、こちらから入るのをお勧めします。

 と、

 知ってる場所は偉そうに言ってますが……

 私、ここから先は未踏ゾーン。

 

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 表示はちゃんとあったけど、左右のどっちを差しているのかわからず、

 結果、一本違う道を進んでしまいました。(笑)

 適当なところで軌道修正して、戻ります。ました。

 

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 これは有名な分岐 お地蔵さんを左へです

 

 第13番から14番札所までは約3キロ、

 川を渡って住宅地を横切るらしいのですが、その行き方がわりと謎でした。

 どなたも結構、スルーっと進んで行かれているんですよね。

 

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 この辺は、この後を思えば、まったく問題ないぐらい表示がされていました。

 問題はこの後……

 第15番札所を過ぎたぐらいから暗雲が立ち込め始めます。

 しかし、この辺りは問題なし。

 この道の先で出合った自転車おじさんに、「何処から来たの? 遍路道はここから、こう」

 と、声をかけて頂きました。

 広島からだと言うと、ちょっと微妙みたいです。……遠さが、なのかな?(笑)

 

 

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 13:53 一の宮

 

 この橋のたもとにいた、外人男性二人組さん……

 明日も別の寺で遭遇し、明後日に至っては一時行動を共にします。会う人には会います、です。

 ブリティッシュっぽい印象がしたのと、最初に橋で出合ったということで、

 ブリティッシュ・ブリッジさんと、ここで仮名を付けておきます。

 覚えておける方は、ご記憶おかれてください。(笑)

 

 

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 鮎喰川を越えて しばしさらば 

 

 翌朝、下流でまた同じ川に出合って、越えるんですけどね。

 

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 示されるままに行けばいい 行けばわかるさw

 

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 宅地の中を進み…

 

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 左 雰囲気のいい神社 右 施設の建物前を通過

 

 常楽園という建物の前を通過するのですが、老人介護施設かと思っていましたが、

 養護施設で、この先にある常楽寺さんが経営(!)されているそうです。

 先々代の住職が戦災孤児の為に設立、

 社会福祉施設を運営している寺は八十八ヶ所中、ここだけなのだそうです。

 

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 左 何やら象徴的な樹木が見えてきた… 

 右 その横目に発見 どうしてこうなった的な墓石 一応、モザイクかけておきま(汗;)

 

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 14:12 常楽寺山門…はない 

 

 山門がないお寺さんだそうですが、ご覧の通り、この時は、

 桜が門代わりになって迎えてくださいました^^

 

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 岩がちな境内で有名らしいのですが…

 

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 噂に違わず、岩岩(いわいわ)していますね。

 岩岩しているなんて言葉、初めて使いました。いま作った様な単語ですからね。

 岩岩って書いて「ぼこぼこ」「ごろごろ」とか読ませたら……

 キラキラしてるからやめましょうね。(キラキラ単語?)

 

 正面、本堂に、法螺貝までお持ちで、本気の方々っぽい団体さんがいらっしゃいました。

 

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 左 いつもは撞かない鐘を突いたりして 時間稼ぎ(笑)

 右 本堂 人が入らないアングル これが精一杯でした

 

 第14番 常楽寺(じょうらくじ)…

 ご本尊 弥勒菩薩

 「おん まい たれいや そわか」

 

 プロの納経を右に聞きながら、つたない納経を左でやります。

 素人が自己流で始めているので、プロに遭遇すれば、ちゃんとした納経を学べる好機です。

 が、法螺貝の奏上が始まってしまったので、長くなりそう……次にいきます。(泣)

  

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 大師堂

 

 まだ、この後、3ヶ寺をまわらないといけないので、どんどん行きます 三3

 

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 左 14番常楽寺を後にして 右 14番常楽寺奥の院への道

 

 カブ……最初に出会ったお遍路さんが、カブ遍路女子さんだったので、

 以後、カブ遍路をすることやカブが気になって、しょうがありません。

 カブ遍路さんは郵便局員さんと間違われて、しょうがないらしいですね。

 まぁ、わかる気がします…

 

 

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 次は15番 国分寺

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 紅白になっていた道…
 

 白、赤ときて……その先がピンク! かわいい^^

 

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 素敵なエントリーの仕方…と、思って、近づいてみると……別のお寺さんでした。

 (八十八ヶ所、関係ない)

 

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 14:45 国分寺山門

 

 絶賛工事中でした……何がかと思えば、まさかの本堂が。(!)

 

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 仮本堂へ→ 右のお堂は大師堂

 

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 仮本堂 

 

 第15番 国分寺(こくぶんじ)…

 ご本尊 薬師如来 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

 

 どう撮っても、工事中っぽさが払拭できませんでしたね。(^○^;)

 

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 大師堂 

 

 寺社の建築に興味がない私が、建物だけの画像を執拗に撮って載せているのは、

 このブログをご覧になっている方が、画面を通して、

 参拝してる気分になれる様に……という気持ちがあるからなのです。

 ご存知でした? 

 ……誰も知るわけがないので、カミングアウトしてみました。(笑)

 なので、真正面に写ってないとか、軒先が切れてるとか、大した問題じゃないのです。

 (言われて見れば、そういう画像が多いなと思われる方は思われる筈(笑))

 

 こんな工事中の国分寺から、次へ行こうとすると……

 住職さんなのか、仏教関係者らしい(坊主頭で作務衣っぽい)男性が、

「次、どうやって行くか、ご存知です?」

 と、声をかけてくださりました。

「多分、出て(向かって)右ですよね?」

 すると、丁寧に192号線への出方をおしえてくださりました。もしかして、迷い易いのかな?

 

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 レンゲが一面に咲いていました

 

 子供の頃、近所に、レンゲ一面になっている場所がありませんでした。

 車でのおでかけ先で、レンゲ一面畑になっているところに遭遇した私は、

 「ここで遊びたい! 下ろして欲しい!」と、親に懇願するのですが、

 当然、親には親の目的先がある為、車を停めてくれることは一度もありませんでした。

 寄り道しないってクッソつまらない……そんな風に思って育った私は、

 寄り道ばかりしている大人になったのでした。おしまい。

 

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 歩き遍路は右の細道へ

 

 車遍路用の方向表示が大きいので……そっちへ行って、迷われる方が多いのかなぁ?

 それでさっき、教えてくださったのかなと思ったりしました。

 

 さて、第16番札所に近づくにつれ……実は、暗雲が立ち込めております。

 

 遍路みち表示が、激減というか……不自然に、ないのです。

 ここに表示が出ていないと絶対におかしい、という箇所に表示がなかった為、

 私ゃ、通過してしまっており、引き返してきましたよ!

 お寺の目と鼻の先だったので、信心があれば雰囲気などで気づけた筈ですが……

 そこは、自分の信心の薄さと注意力の足りなさを自覚しました。

 

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 15:42 観音寺山門

 

 第16番 観音寺(かんおんじ)…

 

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 左 本堂 右 大師堂
 

 ご本尊 千手観世音菩薩 「おん ばざらたらま きりく そわか」

 

 こちらのお寺の印象は何か……クールさを感じました。

 私も感想は冷淡なまでに切り上げ、次の17番札所に向かうことにします 三3

 

 

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 16:39 国府町のどこか

 

 この辺り、やはり、遍路みち表示が少ない……いま迄と比べると、ですが。

 後で、他のお遍路さんに聞いてみましたが、やはり、わかりづらかったそうです。

 

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 まわり道!! 影がのびゆく遍路かな


  突然の工事で迂回……これまで何度か遭遇しているので、

 「またか!」と、思うものの、いままで何とかなってきたので、

 今度も大丈夫だろう? と、思うことができます。(笑)

 この時、16時40分ぐらい……私は納経帳に書いてもらうアレがないからいいけど、

 17時までの壁がある方は、こういう時は焦るんだろうなぁ~…

 

 

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 16:43 井戸寺山門

 

 第17番 井戸寺(いどじ)…

 

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 本堂

 

 こちらのご本尊は、七仏薬師如来です。つまり、薬師如来×7ってことです。

 「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」

 

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 大師堂 (手前の犬は相変わらず泣いているみたいに見える)

 

 こちらの大師堂……手前にある建物は、通夜堂(つやどう)という、

 宿泊可の建物だそうですが、なんだってこんな目立つ場所に、そして西日が当たって激アツ……

 ということで、遍路業界では有名みたいです。

 確かに、これは、その通りだなぁ…と、思いました。

 

 

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 日限大師(ひかぎりだいし)・おもかげ井戸

 

 井戸寺の名の由来になったという井戸が、この中にあります。

 井戸をのぞいて見て、自分の姿が映れば無病息災、そうでなければ3年以内に……

 というアレです。

 最近、第3番 金泉寺でもトライしましたが、おぼろげに映ってました。

 第17番に来て、今回は果たして……

 

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 おぼろげに映る、というのが、私の運命みたいです。

 

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 17:01…実際は16:56 カメラの時計設定が実際より5分早かった様です

 

 国宝だった(いまは重要文化財)、十一面観音像が安置されているっぽいです。

 

 今日は、この目と鼻の先にある遍路宿に泊まります。

 

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 おんやど松本屋 徳島市国府町井戸字北屋敷76-2

 浴衣・タオル・TVあり 一泊二食7000円

 

 今夜の宿泊客は私ひとりだそうで……

 

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 1階 中庭に面した部屋(奥の方)

 

 今夜はこのお部屋で…と、荷物を下ろしたところ、宿の電話が鳴り……

 女将さんが、「2階のお部屋でもいいですか?」

 3人グループが、泊まれないか電話されてきたそうで、

 襖を開けて二間続きにしないと3人は泊まれないのだと……全然、いいですよ~

 

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 2階 物干し場を見下ろすお部屋

 

 2階のお部屋に……すると、なんということでしょう。 

 

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 目と鼻の先に護摩

 

 国宝…いまは重要文化財らしいですが…が、安置されているお堂が、すぐ傍に!

 

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 左 安心の消火器設置 

 右 美人部屋…美人画が飾ってあるという意味で、

  美人が泊まる部屋ということではない(そしたら私ムリ)

 急に使うことになった部屋にも花が活けてあるという…ぬかりの無さに唸ったのでした、うーむ。

 

 この部屋から火を出したら、大変ハラハラドキドキでしょうから、消火器があってよかった。

 こんな美人部屋に泊まる人に、そんな人はいないと思いますが。(^○^;)

 

 

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 布団敷きと洗濯はお接待\(^o^)/

 

 お風呂に入っている間に、布団が敷かれていました。

 私、北枕は全然、気にしないのですが、

 この向きだと、国宝(いまは重要文化財)やご本尊に足を向けて寝ることになるので、

 就寝時に向きは変えましたが…(笑)

 

 夕方の天気予報。。

 

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 明日は朝から雨に

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 冷え込み強まる

 

 雨は覚悟していましたが、冷え込むとか……いやな予報出ましたね。

 徳島の天気予報図を見ると……四国じゃなくて、関西の徳島地方というくくりなんですね。

 これを見て、それがよくわかります。(笑)

 

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 明日(4/10)は どうあっても雨!!

 

 今回のお遍路で雨なのは明日一日だけなので……粛々と、進むことにします。

 勿論、雨装備も持ってきてます!

 

 さて、待望の夕食です。こちらのお宿は、お料理が物凄く評判なんですよ!

 

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 18:00 夕食 さっき行った井戸寺ビュー

 

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 これ プラス

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 この内容です! 

 

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 左 大好き~西京焼き! 右 ミラノ風カツレツの如きトンカツ 

 

 どれも目を見張るぐらい美味しかったのですが、思わず覗きこむ程だったのが、

 わかめの入った赤味噌汁!! 旨過ぎて、最初、わかめだと気づかなかった程…

 ここはもう、お遍路関係なくても料理宿として泊まりに来たい!!

 

 実は、行程変更で一度キャンセルしたことがあったんですが、どうしても泊まりたくて…

 ここへ泊まれる様に日程を組んでいたんですよね。

 因みに最初は、なべいわ荘さんから → おんやど松本屋 で予定していたのですが、

 これは強行軍の部類に入ると思います。

 せめて、(今朝、出発してきた)植村旅館さんから……もしくは神山町の宿から?

 

 

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 この日の夕方のニュース 2024年ぐらいにお札の絵柄が変わるんだってよ!

 

 あと、ケーシー高峰さんが亡くなったとか……

 

 

 【2019年4月9日(火)】 

 徳島の気温 最高16.6℃平均12.7℃ 

 歩いた距離 約21キロ(寄り道ランチや16番札所を通過引き返し分含む)

 8:00 植村旅館出発~

 11:30 こもれびCAFE ランチ

 13:21 一宮札所

 14:12 第14番札所 常楽寺

 14:45 第15番札所 国分寺

 15:42 第16番札所 観音寺

 16:43 第17番札所 井戸寺

 17:00 おんやど松本屋

  

徳島7日目① 潜水橋~桜の渓谷~こもれびCAFE

 

 2019年4月9日(火)…晴

 植村旅館さんで朝を迎えております。

 

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 6:38 38秒… 植村旅館さんの朝食

 

 同宿だった逆打ち遍路さんは、食後、すぐにスッと出てゆかれました。

 慣れた歩き遍路男性の荷物はキュッと小さく重そうで、

 昔の墓石みたいですよね…或いは、角がすり減った石鹸を背負ってる様、

 と、私はいつも思っているんですが。(こんなこと思っててすみません)

 

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 植村旅館さんの玄関 土間があって…「田舎のおばあちゃん家みたい 」

 

 「田舎のおばあちゃん家みたい」…という言葉に、懐疑的という人がいます。

 現代人のおばあちゃん家がそんな家なわけがない、だそうです。

 けど、私の母方の祖母宅は、こんな家でした。

 まぁ、商売していたわけではないから、冷凍ボックスなどはありませんでしたが。

 その家も、祖母が亡くなった後に解体され、いまは更地になっているのですが…

 在りし日はこんな、でした。 本当に。。

 

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 8:03 旅館前

 

 そんな植村旅館さんを後にして…

 

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 まずは第13番 大日寺へ……私は前回、行っているので、歩いて目指すだけです。

 

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 潜水橋…『通行可』 あっ、これ大事ですね。

 ここが通行不可だった場合、植村旅館さん前の車道を進むことになります。

 言い換えれば、無理に、こちらの道を通らなくてもいいのですが…

 古くからの歩き遍路道はこっちなのと、私は潜水橋を歩きたい(笑)ので。

 

 橋を渡ると、典型的な山田舎の集落でした。人がいない…

 そんな中、どこからかわからないけど、「おはよう」と言う声がしたので、

 周囲を見渡し、最後に頭上を見ると、2階で布団を干しているおじいさんがいました。(笑)

 

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 ここも、話などはしませんでしたが、畑仕事中のおばあさんがおられました。

 (かかし人形ではなくて、本物の人でした。(笑))

 朝早くに、田舎の人が起きてないわけがないですよね。 

 

 こんな、典型的な集落の先は…

 

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 山道でした。

 如何にも、人が殺されて投げ棄てられていそうな…(やめろ)

 でも実際、私の地元にそういう場所があるんですよ。

 こういう林道で……車で来れて人目につきにくいのがポイントらしく…

 時々、ハイカーが歩くというところまで、一緒。

 私はひとり遍路なので、ちょっと大変なものを見つけるより、見つけられる側になる方が怖いです。

 

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  潜水橋が眼下に 右 いい場所に立つお墓

 

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 8:30~ 潜水橋

 

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 なかなか渡らずw 撮影大会ひとり開催中

 

 そうそう、いろいろ撮ってたら思い出しましたが…

 

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 劇的じゃないBEFORE → AFTER

  

 菅笠の紐をカスタマイズしました。

 私は『白』という色が似合わないのと、正直、なんかダサイなと思っていました。

 強風時は着けてないと笠が吹き飛ばされるのでやむを無いけど、このままでは……

 いろいろ考えた末、

 紐をぐるぐる巻き付けてみることにしました。それはダサくないつもりなんですね。

 あ、なんかダサいなと気づいたら、またカスタマイズします^^

 

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 「田舎のおばあちゃんみたい^^」

 

 顔は明かせませぬが、ここに写っている自分が母方の祖母に激似なんです。

 後ろの景色が相まって、本当におばあちゃんがいる様…(泣)

 使わなかった後ろ姿の画像があるのですが、それも、おばあちゃんに似ている気がします。

 つまり、骨格が似ているということになるので、

 このまま長生きしていたら、足が悪くなって歩けなくなる可能性が高いです。

 (そういう家系)

 

 70、80歳になってもお遍路!……

 皆さん、されていますけど(笑)、私はそうわけにいかなさそうなので、

 何とかここ数年内に結願したいところです。

 (できれば別格20霊場込みで)

 

  

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 左 ようやく渡り始めます! 右 向かって右手…川下の輝き

 

 渡り切ったら、後ろで人の気配が……他のお遍路さんに追いつかれた様です。

 彼らも写真を撮ったりするでしょうから、私が邪魔になる筈。

 おもちゃに飽きた子供の如く、潜水橋から立ち去ってしまった私でした。(哀)

 

 何故、そんなに潜水橋が好きなのか?……うちの近所にないからです。

 あと、狭い、細い、こわい、きゃーとか言って他人が渡っているのを見て、

 そんなに狭くて細くてこわいのか、体感してみたかったんですよね。

 あ、ご覧の通りですが……この橋は歩行者用というか車は通れません。

 

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 154cm女性の肩幅ぐらい…?

 

 もっとも、私は道幅を、普通の人より狭く感じるタイプらしいので、

 「このぐらいなら(車でも)通れる!」と、言われることがよくあります。

 ここもそうなんですかね? どうかな? 自己判断と責任でどうぞ^^

  

 

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 ここも典型的な山田舎…渓谷沿いの道。しばらく、こんな道を進みます。

 

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 9:00 長瀬 (お手洗いあり)

 

 長瀬と書かれていると、TOKIOの長瀬君を思い出します。私は。

 瀬という字は、水の流れが狭まった場所を差すから、それが長いって意味であって、

 TOKIOの長瀬君とは関係ないんでしょうが。

 そんな長瀬の橋の下には、ありがたいものが設置されています。ました。

 

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 公衆トイレ!  

 

 植村旅館さんから丁度1時間。

 (潜水橋を通らず、写真を撮りまくったりしていなければ、もっと早いです)

 私はオテアライリストなので、もれなく寄ります。

 

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  奥に個室あり 橋の下にあるので見落とさないで!^^

 

 

 この鮎喰川(あくいがわ)ルートは、

 お遍路業界では、とりわけ花が有名な場所ではないと思いますが…

 こんなに咲いた花を見ることになるとは思っていませんでした。

 そう思うなら、たまに立ち止まって、見なければ。^^

 

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  はらはらと…桜

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 また、しばらく道なりに行くと…

 

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 9:40 広野小学校・神山東中学校の敷地内 公衆WC

 

 小学校の中のお手洗いが使えるとは聞いていましたが、何処から入れるのか謎でした。

 今日び、部外者が校門から入ったら通報されてしまいますからね…

 それは女性だろうと、お遍路だろうと……多分。

 道路沿いを進んでいると、ちゃんと表示が出ており、そこから入れました。

 

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 この巣箱!

 

 巣箱の中に本当に鳥が入っていて、驚きました。

 母校の小学校にもあったけど……鳥が居つくのを見たことがなかったのです。

 それは悪童どもが、長箒で箱を突いたりしてたから…(…)

 ここら辺の子供たちは、そんなことはしないのですね^^

 そんな善良な学校にあるお手洗いですから、快適環境に決まっているも同然?

 

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 洋和選べる贅沢設計 屋根付き ストレッチもできる長椅子あり

 

 ここでストレッチをしていたら、巣箱に鳥が入っているのを見たのでした。

 

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 葉桜の吊り橋 

 

 川を挟んだ左右、どちらを歩いても遍路道です。

 吊り橋を渡りたかったので、川を挟んだ左の方を歩くことにしました。

 

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 どうしてこう執拗に、自撮りの画像があるのか……ひとりなので自分で撮るしかないから。(笑)

 あと、明日は雨なので、撮影枚数が圧倒的に少なくなるんです。

 お遍路している自分の姿は、撮れる時に撮っておこう……自分が、自主的に、自力で。

 でももし、自分大好き人間だったら、もっと小賢しく、いろいろ撮ってると思います。^v^

 

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 この人工物が謎

 

 この道はバスで2回通過しているのですが、車窓から2回見ても謎でした。

 川沿いに歩きながら見ても……謎。帰宅してグルグルマップで見ても、結局、謎。

 公園か、何かの施設に見えるんですが、公園というわけではなさそうです??

 

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 春の山 川という景色

 

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 まるで日本画の様

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 桜の花びらが散って 地上にある天の川の様

  

 これらの画像で伝わるか、わかりませんが…

 

 あと、個人的な思い出で語ると、台湾の渓谷とか岐阜県の山奥とかを彷彿する景色。

 何となく、秋に歩きたい気持ちでいたのですが、こうして春に歩くことになりました。

 が、天気も良く、桜もまだ丁度見頃でしたので、最高でした。よかったです。

 前回、バスに乗らなかったら……雨の中、黙々と歩いていたでしょうから、

 全然、違った思い出になったことでしょう。出直してきて英断だったと思います。

 
 

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 10:37 公衆トイレ(名西(みょうざい)高瀬)

 

 黄色いへんろ地図本に載っているお手洗いです。

 が、川の左右、どっちを歩いているかで、ありつけるかどうか明暗が分かれます。

 この辺、そうそう橋がないので……気をつけて。

 

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 ← アイドルの先が謎…

 

 アイドルの先は……見てみたけど、女性も男性もいませんでした。(笑)

 上画像↑右側に橋が見えていますが……近くに見えますが、結構、遠かったです。

 

 その橋(行者野橋)を渡って、今度は川の右(徳島刑務所がある側)を、

 川沿いにずっと歩きました。

 

 そして、ふつうに遍路道を歩いていたら、まず寄ることはない場所へ。。

 

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 11:30 komorebicafe

 

 Komorebi cafe (コモレビカフェ)

 徳島市入田町春日135-1 

 土日祝休み 11:00~15:30 LO

 

 ここでランチ、です。

 楽しんで生きるお遍路になると決めた私は、CAFEにも寄ります!

 勿論、ここにこういう場所があることを知っていて、来ました。

 なんかわからないけどCAFEアンテナが働いて、気がついたらお店の前にいた…

 街中ならまぁ、あるあるだけど、この辺でそれができる人がいたらすごいなー(笑)

 

 

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 左 チャリお遍路で観た人もいるだろうし

 右 地元出版カフェ本で知った人もいる(それが私)

 

 チャリお遍路(番組)…BSが自室のTVに映らないので観たことないのですが、

 私の弟が好きで、ガン視聴している模様。このCAFEのことも知っていました。

 番組で観たのだそう。…そりゃ、そうでしょうね、こうして来店されてますし。(笑)

 

 

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 歩き遍路 ソファー席に沈む…

 

 人気でお客さんひっきりなし、みたいですが、好きな席に座ってもいいと……

 いざとなれば相席OKの心で、ソファー席を選ばせてもらいました。

 腰が… 体がすごく楽……(笑)

 ランチ中は重要な休息時間なので、ありがたかったです。

 

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 焼きカレー800円 + アイスコーヒー200円

 

 何もかもがちゃんと美味しかった。人気店らしいのに店内がせかせかしてなくて、

 奇跡の様なお店だと思いました。

 

 食後、更なる奇跡……出会いが。

 お店の外観を(許可を得た後で)撮ったりしていたら、お客さんに声をかけられました。

 歩き遍路に関心があって、ご自分もやってみたいのだそう。

 女性ひとりで困ったり怖かったりはないかということですが、

 ひとりは本当に気楽、好きなペースで歩けるからいい^^ 困るのはお手洗い。(笑)

 泊まる場所はどうするのかを聞かれたので、

 先に宿を確保しておかないといけない区間がある、3泊分は確保しておいた方がいい、

 などをお伝えしました。

 

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 お接待(珈琲飴)も頂きました^^

 

 

 この辺で②に続いてもいいでしょうか…

 まだ、一ヶ寺にも着いていないのに……

 (笑)

徳島6日目③ ドーナツを愉しんで生きる私~植村旅館

 

 2019年4月8日(月)…晴

 別格霊場①番 大山寺(たいさんじ)を下山します。

 

さらば 大山寺(たいさんじ)

 

 山門をくぐり出た時、ものすごい桜吹雪に遭いました。

 お別れを惜しんでくださる演出でしょうか……

 画像には収められませんでしたが、まぶたの裏に、その光景を納めました。

 

 いつか、年月はかかっても、

 縁を結んで頂いたことへの感謝を胸に、

 この山を登ってこれる日がくるといいなと思います。ました。

 

 

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 車道と歩き遍路道との分岐

  左 車道を下るか 右 山道から下りるか…

 

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 歩き遍路の山道

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 この高さから山道をえんえん下っていくことになります 

 

 車道を通って下りることにしました。

 

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 車道をゆくね!

 

 足元は見ての通りのスニーカーで……土が剥き出しの山道は滑るので、回避。

 もっとも、車道だと、思った以上に下肢が痛くなってしまったので、この後、

 結局、草とか土の道脇を歩くことになりました。(汗~;)

 

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 八丁目休憩所 その少し先からの歩き遍路道が要注意!

 

 この休憩所の先から入る歩き遍路道が、えんえんと続く山道です。

 逆に、車道の方を進んだとしたら、えんえんと車道を歩くことになります……

 どっちがいいかは、あなた次第です!(そりゃそうだ^^)

 

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 白く眩しかったコンクリートロード 

 

 午前中は、白い照り返しがきつくて辛かった道です。

 道自体は歩き易かったとしても、他のことで悪条件ということもあるし……

 自分は辛くても、他の人は辛くないかもしれないし。

 

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 左 草のある隅っこを歩き出す始末。。 右 歩き遍路道に入りました。枯れ草道の方がまだ歩き易い

 

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 14:00 徳島自動車道高架付近 通過

 

 大山寺山門のところで13時前でしたから、下りは約一時間。

 が、ここから最寄りバス停まで行かねばならず、結構、時間が押していました。

 行きのバスで一時間かかったということは、帰りのバスでも一時間かかるので、

 お手洗いを済ませてからバスに乗らないと!……コンビニに立ち寄らなければなりません。

 

 …何とか無事、コンビニで用を足して、バス停に辿り着きました。

 

 

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 国鉄神宅駅 跡

 

 この道路、元は鉄道が走っていたそうです。

 レールがあった場所が、まんま車道に転じているのは珍しいのだとか…

 そう聞いているのですが、なんか違ってたりしたらすみません。

 

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 いまはバスが運輸を担う道

  

 15:25頃 徳島駅に戻りました。

 

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 顔嵌めに自撮りは どうしても無理

 

 徳島駅で菅笠を持って歩いているだけでも、結構、うすら寒い目で見られるのに、

 こんな顔嵌めパネルがあるのは、何とも皮肉……

 

 

 f:id:nayumimahenro:20190501144945j:plain 菅笠でCAFE…は大丈夫でした^^

 

 突然ですが、次のバス移動まで約2時間の自由時間が出来たので、

 CAFEへ訪れました。

 

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 カフェオレとドーナツ…さくさくとして美味しかった!

 

 14g 徳島市東新町1-14-2F

 11:00~19:00 火・水休み

 

 ちょっと前まで、弁慶が銀杏の木を植えた?とかいう山の上にいたのに、

 ちょっとすると、こんな場所でドーナツとか食べている自分がいて、

 ギャップを感じます。我ながら。それで萌えるかと聞かれれば、萌えません。

 そして、そんな私の心の言葉は…

 

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 『苦しんで、お遍路することなんかないのさ(笑)』

 です。

 

 知る人ぞ知るけど有名らしい(?)、

 般若心経の現代語訳に、

 『苦しんで生きる必要なんてねえよ 愉しんで生きる菩薩になれよ』

 という一節があるのですが……

 …

 そこだけが猛烈に好きなんですよね。(そこだけって…(笑))

 

 まったく、その通りだ! うんうん…と、思えるんですよね。

 私はそう思うので、

 お遍路の途中にCAFEに来るし、ドーナツも食べます。(^O^)

 

 

  実は、今回のターンは、出発前にショックなことがありまして… 

 

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 前回のターン 2019年3月6~10日

 今回のターン 2019年4月8~11日

 

 前回の時は、迷いと苦悩の渦中といったところでしたが、

 お遍路の後で、思いもがけず、その渦から弾き出されてしまいました。

 詳細はここには載せられませんが……

 (事情を書いた記事もあるのですが、アップするのは止めておくことにします)

 

 ものすごく圧縮して平べったくして言えば、

 自分なりにがんばっていたことがふいになってしまい、気が抜けた、

 という様なことが、起きてしまいました。 

 ……思えば、必要もないのに苦しんで生きていた、かもしれません。  

 

 

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 14gさんは、街中に佇む薄暗いオアシス…みたいなCAFEでした。

 世の中にはこんな場所があるのだから、

 ゆったり、やさしく、時間や人生を過ごしたっていい。

 『苦しんで生きる必要なんかねえよ』……まったくその通りですよ!(^O^)

 

 だけど、自分は何が苦しいのか。そして、何が楽しいか……

 

 しかし、この度のことに、本当に気が抜けてしまって、

 喜怒哀楽のどの感情を自分は持ったらいいのか、わからなくなっていました。

 そんな4月第二週に、一週間ほどの空白が……

 そうだ、この機に、お遍路に行こう。それで心身を整えよう。 

  お遍路に行った後で辛いことがあった~ からの、転換をできたらいいな。

 そんな思惑もあったかもしれません。

 

 けれど、やはり気が抜けているせいか、

 出てくる時も、出てきてからも、しばらくボケーっと歩いていました。三3

 そんな私を、今年は見ても、何の感慨も浮かんでこないなぁと思っていた桜が、

 神仏や、徳島が、励ましてくれた気がします。

 今回のターン一日目に書くには、まだ早いですけれど。(笑)

 

 

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 17:30 徳島駅発 神山線バスに乗車 

 

 本日の宿へ向かいます。

 夕方なので、なかなか混雑する道を、バスが。

 郊外線なので、そんな街中から外れてゆき、山と渓谷の間を…バスが。

 前にも一度、バスで通過したことがある道なのに、ずいぶん距離がある様に感じます。

 こんなに山奥だっけ? 降りるべき場所を通過しているんじゃないか不安になる程の、

 奥地を…バスが。

 しかし、別に乗り過ごしてもおらず、降りるべきバス停に到着しました。私が。

 

 

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  18:33 『阿川』バス停

 

 前回(5日目)の終焉の地です。

 明日はここから、歩き遍路を再開です!

 本日の宿は、向こうに見えている植村旅館さんです。

 

 

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 植村旅館 名西郡神山町阿野本名12-1

 浴衣・タオル・TVあり 7000円

 

 徳島駅から18:25に着くバスに乗ると伝えて、予約しました。

 4月なので日が長くて十分明るいと思うのですが、遍路宿には遅い到着です。

 夕食は当然、始まっており…出遅れ感でじっとり汗をかきそうです。(でした^^;)

 

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 この日の夕食

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 徳島のすき焼きはしょっぱめ? 

 

 徳島で、しょっぱいと言えば、梅干し?

 なんでかわからないけど、昔ながらの近年稀に見る、しょっぱさらしいです。

 この日、同席になった逆打ちお遍路さんの方、いわく。

 他に、焼山寺へのへんろころがしの山道でヘルプしてもらったという男性。

 明日、逆打ち男性は山越えをして、ヘルプさんは今日救援された場所から再アタックで、

 焼山寺を目指すそうです。

 おふたり共、杖杉庵(じょうしんあん)を通過する筈なので、

 梅干し販売所がまだあるかも…という情報をお伝えしました。

 

 f:id:nayumimahenro:20190331163826j:plain 先月の杖杉庵(じょうしんあん)

 ここの梅もそんなにしょっぱいのかな…?? 

 

 男性は、食事部屋のある棟が宿泊部屋の様です。

 逆打ちさんに至っては、襖を隔てたすぐ隣がお部屋(!)みたいでした。

 

 私は隣接の、まだ新しい棟のお部屋でした。^^

 

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 本日の部屋 布団敷く前(BEFORE)→ 敷いた後(AFTER)

 

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 翌朝撮影 窓からのビュー 今朝に引き続き川沿いリバーサイド♪の宿でした。

 

 この日は女性はひとりだけだったので、一棟貸切みたいになって……

 なんか悪い気持ちになるぐらい、快適でした。

 

 【2019年4月8日(月) 晴れ】 

 徳島の気温 最高22.3℃平均15.3℃ 

 歩いた距離 計測してません

 8:30 徳島駅バス出発~9:32 神宅バス停着 

 11:20 別格①番 大山寺 12:59~

 14:17 神宅バス停からバス乗車

 15:30頃 徳島駅 

 15:45~ 14gでカフェオレとドーナツ

 17:30 徳島駅発神山線バス発車 18:30頃 植村旅館到着

  

 明日につづきます!

 

徳島6日目② 別格①番~大山の上で縁結びを

 

 2019年4月8日(月)…晴

 別格霊場①番 大山寺(たいさんじ)へ向かっております!

 

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 その道中は、前に行ったことがある方いわく、

 「女性がひとりで歩く様な道ではない」

 …そんな山道がこちらです。

 

 

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 だったら車道を歩けばいいじゃないの、と、さっきまで車道を歩いていたんですが…

 舗装路ではなくなり、白いコンクリート道路になって…照り返しが眩しくて辛かったので、

 また山道を選んで入ってしまいました。

 すると、なんということでしょう。

 いま迄は、山道(歩き遍路道)→ 車道 → 山道(歩き遍路道)…と、交互になっていたのに、

 今度の道は、ずーーーっと山道(歩き遍路道)なのです。

 車道のかからない、山の斜面を縦断するルートに入ってしまったみたいです。

 

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 結構な高さまで…標高で言ったら400ぐらい…登ってきました

 

 山道としては、そんなに険しくはないと思われますが……問題は、

 女性一人で歩くのに問題がまったくないかどうか、です。

 通常の遍路道ならいざ知らず、別格霊場への道な為、まるで人に出会いません。

 が、マムシに出遭う可能性はあります。いまや季節は春ですからね。

 もし、蛇に咬まれたとか、転落とかしたら、助けを呼ぶのは大変だろうな…

 いま歩いている山道ルートは前後が長く、車道から見える位置にないわけで、

 気づいてもらうのはおろか、場所をわかってもらうのが大変そうです。でした。

 

 

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 車道に出ました

  

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 シャガが群生している…シャガですよね??

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 ここを歩いていると……油断した頃に車がやって来ます。

 結構、往来あるんですね。歩いている人は全然、いないのに…(笑)

 

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 知らなかったけど、雰囲気のいい大杉に迎えられると、山門はもうすぐです。山門はね…

 

 

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 11:20 大山寺山門 

 

 12時迄に着ければいいと思っていたので、存外、早かったです。

  因みに、行き(上り)が1時間半、帰りが1時間…というのが、

 大山寺の往復の相場らしいです。

 何処から何処迄の試算なのか、わかりませんが。

 私は、帰り1時間では済まなかったので、やっぱり個人差があると思います。

 下りは早く歩けるから早いだろうと考える様な人は、気をつけた方がいいかと。

 そして、それは私…

 (下りの方が足に負担がかかるからそんなに早く歩けないということに、いい加減気づけ(笑))

 

 それはさておき、山門の傍らに山桜が咲いていて…たまたま、

 はらはらと散っているところでした。美しいです…見とれていたら、

 

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 こちらをじっと見るこの方が…いた

 

 こちらのお寺は、四国三十六不動霊場のお寺でもあるので…らしい。

 

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 でも、それは、36の不動明王がいる霊場だと思っていました。

 けど、これは不動明王真言ではありませんね。…童子? 36人いるの?

 

 

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 あらためまして 山門です

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 向かって左の仁王像…こわい 右は野趣あふれる印象

 前に来た人のブログを読んでいたら、その時は目の中に蜂の巣があったとか…こわい。

 こわいなーと思っていたら、何かの小虫がブブンと入ってゆきました……やっぱりまだこわいw

 

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 お寺はまだ上の様ですが、こんな雰囲気のいい竹林の中を歩けて、光栄であります。

 

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 輪袈裟『留め』の必要はこんな時にあるということに、帰ってこの画像を見て気づきました。

 せっかく撮った写真ぜんぶ、輪袈裟の左右がガタガタで…みっともないったらなかった。(泣)

 輪袈裟留めをそのうち購入する予定です。

 

 

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 幟がこちらに向いてはためいてくれたら…かっこよかったのに

 

 この手の幟が表側にそろって…ということは、ほぼ滅多にありません。この時も。

 しかし、『不動』という字がチラついているせいか、かっこよかったです。壮観と言うか。

 

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 前日が花祭りで…護摩法要イベントをされていた形跡

 

 別格霊場第①番 大山寺(たいさんじ)

 四国三十六不動霊場第一番

 

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 本堂

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 ご本尊 千手千眼観自在菩薩

 「おん ばざら たらま きりく」

 

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 私は普段、灯明・線香をあげていません。持ち歩いていない為です。

 (お四国のお寺さんは共用の蝋燭・線香を置いてないところが殆どなので、

  持参していないと、差し上げることができません)

 

  灯明は意味のある行為で、お唱えはしなくても、灯明はしている方を見ますから、

 自分であえて省略することではないのかも……とは思うけど、なかなか…

 が、

 こうしてたまに販売されているのに遭遇すると…ご縁と思って奉納しています。

 それと、私はマッチとライターが使えないので、着火装置が置いてあるかどうか、

 これ重要です。(笑)

 

 灯明に戻りまして、特にこのお寺では…『良縁祈願』を。

 

 

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 山岳系の神様は『縁結び』なのだそうです。なんでかわからないですけど。

 

 山岳系の神様は厳しそうなので、(実際、厳しいそうですね。地上の神様より)

 縁結びなんて浮ついたことを言おうとしただけで、

 ああン??…と、思われそうな気が、私みたいな素人からしたらします(笑)が、

 いざ祈願したらビシッッと叶えてくれそうな気も致します。

 あっ、と、

 こちらが縁結びで有名なのは、ご本尊がそういう観音様だからみたいです。

 (山の上の神様仏様なら、何でも縁結びってわけではないのですね)

 

 しかし、ここで私がお願いしたのは…恋愛とか結婚のことではありません。

 人間としての人生を有意義にする為の『縁結び』を、お願いしました。

  

 恋愛の縁結びをしてもしてるのに叶わない…!! とか、

 恋愛運が悪い人は仕事運など、他の運が上がるらしいです。(一般論)

 だったら、私は、金運を上げて欲しいです。

 私はお金があっても困らないし、お金があれば有意義に人生を過ごせる自信があるので。^^

 

 

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 大師堂へ向かいましょう 三3

 

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  大師堂にて 別格霊場専用の納め札…先月断念したので日付が先月吉日のまま

 

 生きていれば、後になってでも叶うこともあるよね!

 

 

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 くどいけど四国三十六不動霊場第一番

 

 不動尊は、ここからもっと山の上、奥の院にあるみたいです。

  

 不動明王は、好きな人が多いですよね。全三十六ヶ寺、周る人も多いのかな?

 四国三十六不動霊場は、車があって、山道や小回りの運転が得意なら、 

 四国の真ん中より右半分に片寄っているので、別格二十霊場よりは周り易そうな気が……

 あくまで個人の気のせいかもですが。

 不動霊場を周ると、胸飾りの玉を集められるみたいですね。

 

 別格二十霊場は、念珠の玉を集められます。

 

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 別格二十霊場の巡拝記念品

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 念珠の玉 女玉 300円

 

 納経帳は持ってないし、集めていませんが、念珠の玉だけは集めています。

 郵送もされていないレアアイテムですが、売店に来れば自己申告で頂けるので、ありがたい…

 (頂けると言っても1コ300円です^^)

 それを買いに来たら…

 

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 売店(納経所)でお接待!! 

 

 思いがけずお接待頂けて、更にありがたかったです。^^

 

 普段、納経所に立ち寄らないので、おそらくですが、

 納経所でコーヒーを頂くことなんて、きっと滅多にないんですよね?

 後で会った、6巡もしたお遍路男性と、大山寺に行った時の話になり、

 「あそこの納経所はコーヒー飲ませてくれるんだよねぇ」

 という風に、おっしゃっていて、

 それを聞いた他のお遍路さんの反応から察するに……他ではそうないのだろうと。(笑)

 

 

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 「これ買うので写真、撮らせてください」と…言ってる人がいたら、私かも(笑)

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 左 トイレの神様、右 鬼門除けの毘沙門天様、

 前から気になっていた箇所のお札に逢えて、ラッキーでした♡

 余談ですが、お札って、買った時から効力が始まるそうですね。

 私は、貼った時からだと思っていたんですが……買った日からなのだそうです。

 

 

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 左 境内のWCにも同じ札シールが貼ってありました^^

 右 そのWCの近くにあった看板 この広告主食堂で「車道を行けば行ける」と言われました

    寿食堂さん、ありがとう! 私、来れましたよ!

 

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 左 境内で昼食を 右 大銀杏を眺めたりしながら

 

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 本堂に掲げてあった屋島の戦いの絵。

 ご存知の通り、源氏の勝利です。

 

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 その源氏御一行、こちらのご本尊に必勝祈願に訪れていたのです。

 で、庭の銀杏は、

 その際に、あの弁慶が持っていた銀杏が元なんだとか。

 そう聞くと、弁慶が来たぐらいなら、義経も本当に来たのかも…と、思ってしまいました。

 バスで一時間ものこの距離を、バスもなかった時代にわざわざ来て、この山も登ったの?? 

 昔の人は、すごいなぁ…と。

 

 

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 そんな大銀杏と\(^o^)/

 

 

 ③へつづきます 三3